息子はサピックスに通っていました。
勉強はかなり過酷だったと思いますがなんとか塾友も出来、楽しく通えていたように思います。
とはいえ、サピックスってどんな塾じゃい!?とわからない人もいると思います。
サピックスの凄いところに関して理解を深めるということをテーマに小4〜6でどのような過程を経るのか以下に記載します。
サピックスに関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
はじめに
サピックスは非常にクラス変動も激しく、エキサイティングではあるのでそこを楽しめる/気にしない子供が塾の特性に合うように思います。
また特に超難関校と呼ばれるような偏差値の高い学校を目指す場合、入試における過去のノウハウが集積されており、予想問題や入試対策が非常に優れています。
よって、超上位層の中学受験を行う予定の方はサピックスに入塾することで確度が上がるということは事実だと感じています。
入室テストとクラス(アルファベット、α)について
小1〜6といつでも入塾は基本出来ますが、入塾テストがあります。そして、一定点数を超えないと入れません。
多くの方は小3の冬に新小学4年生として入塾してきます。
但し、昨今、サピックスは大人気で定員オーバー状態となっており、退塾等の兼ね合いも加味した順番待ちが発生しています。
それにより早期の入室というのが流行り始めている状況です。こわー。。。
ちなみに息子が行っていた校舎は大きめで14クラスありました。
一番下のクラスからA、B、C、D・・・・I、J、K、とアルファベットが続きます。
(これをアルファベット・コースと呼びます。)
その上位のクラスにα3、α2、α1という神の領域と呼ばれる御三家を狙うクラスが存在します。
(これをアルファ・コースと呼びます。)
1クラス当たり20名程度の人数になっています。
[関連記事]
戦略10)サピックスの凄いところ 〜生徒編〜
戦略77)中学受験の失敗談 〜入学&more編〜
マンスリーテストについて
「マンスリー確認テスト」と言って、毎月実施され、点数で例外なく、最大3段階のクラス昇降が発生します。
つまり、最大3段階クラスが上がる事もあれば、落ちることもあります。
4ヶ月に1回、「組み分けテスト」と言って、青天井、底なし沼でその時の成績で無制限でクラスが変動します。
このサイクルを小6まで回します。
半年経つと耐えきれず、下のクラスを中心に転塾していく子が出てきますが、他塾での優秀層が逆に入塾してきます。
つまり、小4より小6のほうが同じクラスを維持したとしてもそこに残っている子達はかなり洗練されたメンバーということになります。
(これは通ってみて分かったことです。そりゃ、簡単にクラス、上がんねー。)
小6になるとまさにサバイバル
小6の夏くらいからマンスリーテストも無制限にクラス変動する方式に変わります。
また夏季講習は毎日の小テストが数値化され、下位2名と上位2名が入れ替わります。
見てる感じ2〜4日に1回のペースに変動します。
ココで熱量を高く持てない子は底なし沼に落ちるかのように真っ逆さまにクラスが落ちていきます。
さすがにメンタル鍛えられます。この方式は。
合格力判定サピックスオープン/学校別サピックスオープン
小6に掛けて、志望校に関する偏差値から推察する合格力判定サピックスオープンが行われます。
基本的に超難関校を受ける方は、ほぼ例外なくこの試験を受けるので母集合が入試に近い、かなり信頼性の高い試験になります。
また、学校別サピックスオープンは、その学校の予想問題が構成されているため、非常に入試を意識した作りになっています。
ポイントとして入試には「処理能力を重視したAタイプ」と「思考力/記述力を重視したBタイプ」という2種類の傾向が存在します。
例えば、
Aタイプ・・・開成、聖光学院、浅野、など
Bタイプ・・・麻布、武蔵、栄光学園、など
ABタイプ・・・渋谷渋谷、駒場東邦、など
このタイプをきちんと分析し、ノウハウ化している塾は私の知る限り、サピックスのみだと思います。
※これの理解を誤ると傾向が違う学校に無理に突っ込むことになりますし、見てるといますね。
その過去問対策のみしてたら、第二志望校が困難になるパターンが・・・
(余計なお世話になっちゃうので言いませんが・・・)
ココは中学受験をしようとしている親なら必ず押さえるべき重要なポイント部分だと思います。
ちなみに合格力判定サピックスオープンは小6に4回程行うのですが、そこの平均偏差値で過去5年のデータを元に各偏差値での過去データからの突破率が記載された情報も毎回開示されるため、自分たちが今、どこにポジショニングされているか明確です。
[関連記事]
戦略95)中学入試に向けて 〜分析と判断編〜
戦略136)中学受験における塾のテスト 〜入試日程の検討編〜
小6の秋以降(土特、SS特訓)
志望校別の特訓が加速してきます。
「土特」(土曜特訓の略)と呼ばれるものは土曜の14時から19時くらいまで2/2の志望校の冠の付いたコースを更に人気校だとレベル分けされ、例えば、神奈川だと、栄光Ⅰ、栄光Ⅱ、栄光Ⅲというように分かれます。
次に「SS特訓」(Sundy Sapix 特訓の略)は日曜の9時から18時まで2/1の志望校の冠の付いたコースを受けます。
当然ながら、ここも人気校だとレベル分けされ、例えば、東京だと、麻布Ⅰ、麻布Ⅱ、麻布Ⅲというように分かれます。
ここはこのコース内の毎週の小テストの出来が、数値化され、マンスリー等に関係なく、この学校別として、クラス変動として上位2名、下位2名が毎週動きます。
こうやって、文字に起こすと相当ヤバイところに見えますが、当時は、割と塾仲間は和気藹々としている感じで、Ⅰのコースに上がっても、Ⅱのコースで待ってるぞ!と笑いがあったりと子供同士では仲良くやっているように見えました。
(そういう子しか、残らないのかもしれません。)
自宅での事前学習の強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、幼児(年少・年中・年長)、小学校の低学年の方向けの話です。
本来であればこちらに記載の通り、我が家では公文を実施していたのでそれを押したいのですが
コロナ禍の昨今、密を避けて自宅学習が非常に重要になります。
一方で我が家の子供達の同世代で勉強の出来る塾友にて結構な確率で事前学習で活用していた通信教育がありました。
それがZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座です。
中学受験を目指している塾通い前の幼児、及び、小学校低学年のご家庭に対して、
コロナ禍の昨今、密を避けて自宅学習可能なZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座をお勧めさせて頂きます。
ちなみに中学受験を目指す際、何か事前学習をさせておくことはより上位の学校に行きたい場合、必要な事柄だと思います。
事前学習においてはこの記事にて塾の上位者の利用していた学習教材・方法を載せてますが
その中でもZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座は押せます。
資料請求に関しては当然ながら完全無償ですので一度、 資料請求の上、検討して頂くことをご提案します。



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