校名変更/付属化の変遷と新たな学校への期待 〜こんな学校あったら良いな〜

雑談

中学受験では様々な校名変更や付属化がなされ、話題にもなり、偏差値も爆上がりする等の事象が起こっています

そこで過去の校名変更等の前と後をいくつか比較しつつ、振り返りたいと思います。

一方で、今後、共学化や付属化したら人気が爆上がりするだろうなという学校をピックアップし、勝手ながら校名等含め創作してみました。

異論反論等あると思いますが温かい目で読んで頂けると幸いですw

今回は、中学受験における校名変更、付属化と創作してみた校名/付属化、そして有名学校の係属校をテーマとします!

名門付属校を振り返る

まず、早慶の付属校は以下の通り。

基本的には発足当時から付属校という学校が多く、またほとんどの学校が9割以上、系列の大学へ入学されます。

学校名 日能研の偏差値 創立時期 付属化 共学/別学 場所 付属進学率 学年人数 OB
早稲田実業 66 1901年 発足から 東京都国分寺市 97% 420名 小室哲
テリー伊藤
早稲田 65 1895年 1979年 東京都新宿区 50% 310名 山本晋也
福澤朗
早稲田学院 61 1899年 1920年 東京都練馬区 98%〜100% 120名 青島幸男
山本祥彰(QuizKnock)
慶應普通部 65 1898年 発足から 神奈川県横浜市 98% 240名 松任谷正隆
慶應湘南藤沢 64 1992年 発足から 神奈川県藤沢市 99% 220名 はあちゅう
秋元優里
慶應中等部 64 1947年 発足から 東京都港区 98% 240名 弘中綾香
芦田愛菜

ちなみに早稲田中学に関して50%であるものの他大学への進学が活発であり、医学部等で他大学にも出るケースもあることから決して悪い数字ではないかと思います。

次にGMARCH付属は以下の通り。

基本的に80%以上が系列の大学に進学しています。

学校名 日能研の偏差値 創立時期 付属化 共学/別学 場所 付属進学率 学年人数 OB 旧校名
学習院 55 1877年 発足から 東京都豊島区 50% 200名 九世野村万蔵  
学習院女子 58 1885年 1918年 東京都新宿区 60〜70% 200名 オノ・ヨーコ
小島慶子
 
明大明治 60 1912年 発足から 東京都調布市 90% 175名 三宅裕司  
明大中野 55 1929年 1949年 東京都中野区 80% 240名 宇崎竜童  
明大中野八王子 53 1984年 発足から 東京都八王子市 80% 160名 前田耕陽  
青山学院 57 1950年 発足から 東京都渋谷区 85% 250名 tohko
加藤シゲアキ
 
青山学院横浜英和 53 1880年 2016年 神奈川県横浜市 未知数 180名 成美学園女子
青山学院系属浦和ルーテル学院 46 1963年 2019年 埼玉県さいたま市 未知数 75名 浦和ルーテル学院
立教池袋 67 1896年 発足から 東京都豊島区 90% 155名 みのもんた
関口宏
 
立教新座 60 1948年 発足から 埼玉県新座市 60% 200名 ルー大柴
佐野元春
 
立教女学院 58 1877年 発足から 東京都杉並区 55% 200名 野際陽子
松任谷由実
 
香蘭 57 1888年 2008年 東京都品川区 50% 170名 黒柳徹子
大塚寧々
 
中大附属 55 1909年 1952年 東京都小金井市 85% 140名 小倉智昭  
中大横浜 57 1908年 2010年 神奈川県横浜市 80% 200名 横浜山手女子
法政大付属 56 1936年 発足から 東京都三鷹市 85% 140名 せんだみつお  
法政第二 56 1939年 発足から 神奈川県川崎市 85% 220名 田辺誠一
秦基博
 

青山学院の系属校になった横浜英和や浦和ルーテル学院の卒業生がどの程度、系列大学へ進学出来るかが興味深いところです。

なお、何れにせよ、非常に人気が高いことから早慶付属に受験している子供も抑えに上記の学校群を受験する傾向が強まっている為、難関校になってきている学校群と思います。

校名変更等を行い復活/大躍進を遂げた学校

次に校名変更や共学化、そして、コース制など変更を行い、刷新/躍進した学校群は以下の通り。

学校名 日能研の偏差値 創立時期 刷新時期 旧校名 共学/別学 場所 学年人数 OB
渋谷渋谷 66 1924年 1995年 渋谷女子 東京都渋谷区 200名 竹俣紅
広尾学園 61 1918年 2007年 順心女子学園 東京都港区 300名 MADOKA
三田国際 54 1902年 2015年 戸板 東京都世田谷区 240名
広尾学園小石川 43 1909年 2021年 村田女子 東京都文京区 120名 丸山桂里奈

広尾学園小石川は、広尾学園の系列校になり、倍率がエグイ状況となっています。

どの学校も国際をウリにしており、また学校設備も綺麗なことが特徴になっていると思います。

以下は校名変更し、共学化を昨今した学校群となります。

学校名 日能研の偏差値 創立時期 刷新時期 旧校名 共学/別学 場所 学年人数 OB
ドルトン東京学園 43 1889年 2019年 東京学園 東京都調布市 140名 飯尾和樹
光英VERITAS 41 1983年 2021年 聖徳大学附属女子 千葉県松戸市 110名

ドルトン東京学園は、旧・東京学園を廃校とし、河合塾が運営する学校に刷新され、徐々に偏差値が上昇しています。

そういった意味では公文国際学園は、公文式を発案した日本公文教育研究会が運営しており、一期生が東大合格を果たしている為、一期生の実績によっては今後、爆上がりする可能性のある学校かと思います。

光英VERITASは、あえて聖徳大学の付属校という冠を除いて刷新という新たなスタイルでの勝負をしています。

首都圏にて新たな付属校が出来ると面白そう!

ここからは誠に勝手ながら、個人的にこの学校がこの大学の附属になったら、偏差値爆上がりするのでは?と思う学校と校名変更案を記載してみました

温かい目でみて頂けると幸いです。

まず、首都圏の学校の中で既に学校法人として関連があったり、実は有名大学と提携済みの学校から以下の通り、ピックアップしました

新・学校名 日能研の偏差値 現・校名 創立時期 共学/別学 場所 関連情報 付属化のメリット OB
横浜白百合 36 聖ヨゼフ学園 1957年 神奈川県横浜市 既に白百合学園との関係校となっている。 白百合女子大学への系属シフトすると一定の人気Upの予感。
青山学院横須賀 40 横須賀学院 1950年 神奈川県横須賀市 2009年に学校法人青山学院と教育提携協定を締結済みで青学への推薦制度がある 青学の系属シフトに格上げすると人気爆発の予感。 齋藤慎太郎

*聖ヨゼフは、既に白百合学園と学校法人として関係があるようですので振り切って白百合傘下になることでイメージチェンジが図れるような気がしました。

*横須賀学院は既に10年以上前に青学と教育提携協定を締結済みということで他青学附属と同様に系属校になることで人気爆発するような気がしました。

次に大学も熾烈な生徒確保になりつつあることから、付属校が少なく、且つ、同じ毛並みのような学校を囲い込むという観点で以下の通り考えてみました

新・学校名 日能研の偏差値 現・校名 創立時期 共学/別学 場所 関連情報 付属化のメリット OB
成城大学明星 36 明星学園 1924年 東京都三鷹市
  • 芸能人の子女が多い。
  • 小学校も存在する。
お金持ちが多いことから成城大学へのルートが出来ると人気が出そう。 幾田りら
土屋アンナ
明治学院大学等々力 38 玉川聖学院 1943年 東京都世田谷区   同じミッションスクールである明治学院との親和性が高そう。 奥居香
津田塾大麹町 38 麹町 1905年 東京都千代田区 100年以上の歴史がある学校 女子大附属になると人気が上がりそう。 小林幸子
熊切あさ美
日本女子大国府台 41 和洋国府台女子 1948年 千葉県市川市 和洋洋裁の学校がルーツ 生活学部のある女子大附属になると親和性が高そう。 高木美保
にしおかすみこ

首都圏にて関西や中部の付属が出来ると話題奮闘になるのでは?

以下も個人的にこの学校がこの大学の附属になったら、偏差値爆上がりするのでは?と思う学校と校名変更案を記載してみました!

更に首都圏以外に所在する大学にてあえて首都圏に名前を売るという観点と少数でも一定数の優秀層をその大学所在エリアに囲い込むという観点でWin-Winの関係が出来そと考えています。

まずは、中部エリアの大学にて首都圏進出として以下の学校群とのタイアップは面白いかな?と思い、記載してみました

新・学校名 日能研の偏差値 現・校名 創立時期 共学/別学 場所 関連情報 付属化のメリット OB
金城学院大トキワ松 37 トキワ松学園 1916年 東京都目黒区 中部のお金持ち学校との提携は話題になりそう。
名城大武相 35 武相 1942年 神奈川県横浜市 10%-20%でも系列大学に行けると入学者も大学側もwin-winと感じる。 出川哲朗
堤下敦 
南山大八雲 39 八雲学園 1938年 東京都世田谷区 10%-20%でも系列大学に行けると入学者も大学側もwin-winと感じる。 今井絵理子
満島ひかり
中京大隼人 40 横浜隼人 1977年 神奈川県横浜市 10%-20%でも系列大学に行けると入学者も大学側もwin-winと感じる。 小宮山慎二

ご家族が中部地方にゆかりがある場合、非常に魅力的に映るのではないでしょうか?

次は、関西エリアの大学にて首都圏進出として以下の学校群とのタイアップは面白いかな?と思い、記載してみました

新・学校名 日能研の偏差値 現・校名 創立時期 共学/別学 場所 関連情報 付属化のメリット OB
甲南大駒込 35 駒込 1926年 東京都文京区 10%-20%でも系列大学に行けると入学者も大学側もwin-winと感じる。 ジャイアント吉田
江口洋介
関西大藤沢 38 藤嶺藤沢 1915年 神奈川県藤沢市 10%-20%でも系列大学に行けると入学者も大学側もwin-winと感じる。 ニシダ(ラランド)
龍谷大京華 40 京華 1897年 東京都文京区 10%-20%でも系列大学に行けると入学者も大学側もwin-winと感じる。 黒澤明

こちらも実現するとかなり人気が上がるのではないか、と感じます。
甲南大や龍谷大は首都圏に対してアピールする意味合いで関西大は、関関同立の中でより優秀層を取る意味での首都圏アピールとして良いように思いました。

次は、九州エリアの大学にて首都圏進出として以下の学校群とのタイアップは面白いかな?と思い、記載してみました

新・学校名 日能研の偏差値 現・校名 創立時期 共学/別学 場所 関連情報 付属化のメリット OB
西南学院大昌平 40 昌平 1979年 埼玉県北葛飾郡 もともと、九州の学校法人で運営されていたがその後、譲渡されている
  • 首都圏で九州の大学付属は話題になりそう。
  • 田舎が九州の方はウケが良さそう。

あまり首都圏だと西南学院を知らない人もいると思いますので、進出して優秀人材を一部ピックアップするのは九州側の大学にとっても有効かな?と感じます。

付属以外にもこんな系列校が出来るとワクワクする?!

首都圏内で実績が高い学校の系列校/姉妹校が出来ると非常に人気が出るように思います。
(広尾学園の系列として広尾学園小石川が出来た時のように)

以下は、私の妄想ですが、こういう学校が爆誕したら人気沸騰になるように思います。

新・学校名 系列校 立地 共学/別学 誕生メリット
灘係属世田谷 東京都世田谷区 男子校 東京御三家の対抗馬として灘のノウハウを持つ首都圏進学校が爆誕したら人気高そう。
東海学園係属杉並 東海学園 東京都杉並区 共学 東海学園のノウハウを持つ首都圏進学校として爆誕したら人気高そう。
渋谷教育学園横浜 渋渋、渋幕 神奈川県横浜市 共学 横浜近辺で共学の進学校はほぼない為人気爆発の予感
湘南明の星 浦和明の星 神奈川県藤沢市 女子校 神奈川の奥地で人気沸騰の可能性あり
湘南ラ・サール ラ・サール、函館ラ・サール 神奈川県藤沢市 男子校 ラ・サールのノウハウを両形式で恩恵を受ける学校として人気出そう。
柏明の星 浦和明の星 千葉県柏市 女子校 埼玉・千葉方面での優秀女子を取り込み可
東邦大川越 駒場東邦、東邦大東邦 埼玉県川越市 共学 医学部重視を打ち出すことで埼玉県で新たな風穴を開けそう。

上記の学校法人関係者は検討お願いします。

恐らく人気が出ることは間違い無いでしょう。

下位校で大学付属が増える事を要望している声は多い気が?!

ここまでお付き合い頂き、内容閲覧有難うございますw

実際にこういった付属校が増えると結構嬉しい方多いのではないかなあ?と予想していたりします。

我が子が偏差値40前後だったら、結構、狙いたくなっちゃうなあ、と感じましたし。

偏差値が低い下位校ほど、進学校を選定し、入学しても上位の大学に入れるかどうかは本当に難しいのが実態なので上記のような付属校があったら、非常に魅力的と思います。

現実として偏差値40前後のご家庭でなんとか日大付属に入れようとされている方も結構見受けられます。

確かに昨今の大学の定員厳格化の影響で日東駒専レベルの大学への入学も厳しい傾向にあるようですのでその気持ちは判ります。

首都圏の大学に問わず、地方の大学での優秀層の囲い込みという観点で首都圏進出で名を上げていく戦略は大学側にとっても良い材料になると思うので、ぜひ、首都圏の私立中学を付属校化して頂くことを期待したいところです。
(このWebを閲覧された大学関係者の方いましたら、ぜひ、実現をお願い致します。一定数以上のニーズはあると思います!)

時事ニュースの習得/強化に向けて

最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。

中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります

そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。

塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。

それが子供用の新聞です。

中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。

幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。

子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。

読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。

週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。


朝日小学生新聞は、日刊で毎日いろんな記事を読めて情報豊富ですが月額2,100円でやや高めの価格設定です。

既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。



どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!

 

 

 

✨いつもご愛読頂き有難うございます!記事に共感できる方、心優しい方、面白そうと思う方、お金に余裕のある方、中学受験で悩みのある方がいましたら、投げ銭として「kanaharuの欲しいものリスト」でペンやノート、方眼紙やamazonギフト券等を掲載しておりますので1つギフトをお選び頂き、お届け先住所に"kanaharu"をご選択の上、ご提供頂けると幸いです。差出人名は秘匿でき、ハンドル名で記載変更出来ますので個人名での記載は不要となります。中学受験でお悩みがある場合、メアドをギフトメッセージに記載頂ければそのメアド宛に返信の上、お悩みに関する相談に乗ります。何か分からないことがもし、ありましたらこちらへ連絡お願いします。

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