いざ入試!最終決戦での七転八倒(小6版) 〜2021年入試の総括・綱渡りの勝負(遺言編)〜

中学受験日記(娘)&入学後

以下の記事の続編となります。

まだ見ていない方は以下をまず、参照お願いします!

以下の記事を読んだ上で本記事を読む事でどのように入試に挑んだ方が良いかの理解が進むものと思います。

東京・神奈川入試が終わりました!

今回の中学受験はコロナ禍の影響で振り返ってみると総じて入試問題が易化していて、1つのミスが合否を分ける例年以上に非常にシビアな戦いでした。

加えて、コロナ影響で割と絞った受験というか例年よりもメリハリの聞いた出願となっており、一見すると出願が減ったように見えても実質倍率は例年と変わらない、もしくは倍率の激化が発生し、読み難い入試だったように振り返って思います。

我が家の娘の中学受験は上記にも付随して想定以上に壮絶なものでした。

2021年の中学受験の状況や娘の受験状況について総括をしたいと思います。

ちなみに整理して記載していたところ、超大作となった為、2部に分けます。

今回は、2021年の中学受験を通じてこの経験則から「仮に来年以降、同じ局面で勝負するなら」という前提での振り返り/修正点/2022年組以降の中学受験を予定してる保護者向けの教訓をテーマに”遺言編”ということで記載します。

ちなみにYouTube『ホンネで中学受験』というチャンネルでも2021年の振り返りを対談形式で実施しましたので、興味ありましたら、参照お願いします。(ラジオ感覚でも気軽に聴ける内容になっています。)

基本的に上記の内容は本記事で記載している内容とほぼ同等となっています。文字で見たい方は記事も参照頂ければと思います。

 

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※古い順に以下の通り。
真夏の怒号(小5版)〜ママからの完膚無き怒りの鉄槌〜
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いざ入試!最終決戦での七転八倒(小6版) 〜2021年入試の総括・綱渡りの勝負(暗闇編)〜
いざ入試!最終決戦での七転八倒(小6版) 〜2021年入試の総括・綱渡りの勝負(飛翔編)〜

2021年の中学受験の現場で起こっていた事

2020年は、以下のグラフが示す通り、そもそも人数比が増えているという事で過酷さが対前年比においても厳しい状況で、さらにこのグラフよりも2021年は上昇しているようで読み通り、厳しくなっています

ちなみに中学受験終了後にTwitterでアンケートを取ったところ、リアルには以下の感じでした。
行きたい学校について、相応か手堅い構えで合格をもぎ取った方が約60%強、居たということで終わってみれば、安全志向型の入試だったことが伺えます。

2019年の中学受験を経験している我が家としても非常に以下の観点で2021年入試は苦しかったと感じます

  • 挑戦志向よりも安全志向
  • 昨年からの継続的な実質倍率の地殻変動
  • コロナ禍影響による『入試問題の易化』による傾向変更

では一つずつ詳細に記載したいと思います。

挑戦志向よりも安全志向

これは何を言っているかというと特に顕著なのが付属校での入試です。

付属校は2021年の入試倍率と2020年の入試倍率を比較するとある程度収まったように見えますが、我が家の周りの合格実績を見ていると確実に志望する付属校に入るべく、学校偏差の+3〜+5の持ち偏差を持つ子供による確実な合格という印象です。

逆にいうと学校偏差と相応ないし、チャンレジの子供がほとんど9割9分不合格となっていました。

ここでいう付属校は早慶・MARCHの学校群となります。

例年、高まる付属校人気によって、学校の偏差に足りない子はリスク回避で下位の学校に変更して受ける傾向でチャレンジは例年よりも少ない為、実質倍率が減ったように見えます。

また2020年であれば、昭和女子、2021年では実践女子など急に実質倍率が上がったような学校は恐らく、例年であれば確実に抑えられると踏んで学校偏差よりも高い持ち偏差の子達が当日入試で捉えに掛かってきた事で結果、殺到したことが伺えます。

なお、付属校は判りやすい例でしたが、一貫校は付属校程、過酷ではないものの、例年以上に一定数以上の方が手堅い受験をされた印象です。

その理由はコロナによる影響で長期戦にならないようにコロナ感染リスクを回避したいと思うご家庭が多かったからと推察しています。

攻めよりも満足出来る相応校ないし安全校で受験を終えるパターンがTwitterを見てても、我が家の周りでも例年以上に実際多かったです。

挑戦志向よりも安全志向というのはコロナ影響が大きく反映された受験というのを印象付けたように感じましたし、今後もこの傾向は続くのではないか?と予測します。

これの意味するところは合格できる学校について、例年以上により一層チャレンジ受験での突破は難しく、相応校ないし、安全校での合格がほぼ全てという世界観を意味していると思います。

少なくとも実力値以上の奇跡のチャンレジ合格はほぼなく、実力値として相応レベルに最低限達していた中でメンタル面含めて勝負どころで勝てるかどうかが問われる厳しい情勢と感じました。

これを考慮すると出来る限り、チャレンジ校においても無謀に突っ込むのではなく、模試において合格可能性が50%以上に引き上がった上で実力値を付けた段階で勝負しないと死にに行くようなものであると断言します。
(もちろん、合格される方もいますが、数%という小さな希望を旨に戦うことになります。

昨年からの継続的な実質倍率の地殻変動

2020年から例年は実質倍率が低かったので急に倍率が上がったような学校がいくつもありました。

2019年から2020年の男子校でいうと世田谷学園や巣鴨、2020年から2021年の男子校でいうと高輪かと思います。

例年以上に実質倍率が上がってしまった学校の場合、安全圏だけど第一志望で学校偏差よりも高い持ち偏差の子が突っ込む傾向が増えたことで例年だったら合格出来るであろう子達が不合格となるシビアな受験になったように見えます。

実質倍率が安定している学校はチャレンジや相応の実力でも合格出来る可能性はありますが、急に実質倍率が上がった学校は時のトレンド等の影響も受けるので事前に予測が困難な中で厳しい戦いをしいられます

2/1午前や2/2午前は、まだ事前の出願状況で読みが出来る部分もあります。

しかし、午後校や2/3以降は2/1、2/2の合否影響で変動性が増すことから非常に予測が難しく、見通せなくなります

安全に合格を握っておく為には前半でいかに安全校を受験し、合格を先に取っておくかが重要になってきます。

コロナ禍影響による入試問題の易化による傾向変更

コロナ禍での初めての中学受験が2021年だったと思いますが、一番影響を受けたのがこの『入試問題の易化』だと思います。

過去問に慣れた子供からすると過去の平均点もある程度理解しているのでこのくらいで合格出来るかな?と思って手を少しでも抜くと、不合格になったシビアな受験でした。

2021年の中学受験において多くの学校で各科目の平均点が10点以上も上がっています

つまり、過去の平均点を気にせずに粘り強く出来る限り点数を取らなくてはいけない勝負になっていました

また入試問題の易化』によって簡単な問題を落としても別の難問を取って帳尻を合わすような力技を発揮するような子は、その場面を失い、大きく沈みました

それよりも難しい問題は解けないが確実に出来る問題を取る、ミスのしない子供が有利な中学受験になりました

ここは野球でいうと豪速球だけど時折、大暴投を起こすピッチャーと球は速くないがコントロールが上手いピッチャーでいうとコロナ禍においてはコントロールの上手いピッチャーが優位な試合展開になるイメージです。

つまり、たまに偏差値を大きく伸ばすような偏差値の浮き沈みが大きな子供よりもバランスよく常に偏差値が安定しているような子供の方が適正に入試日程組みすることで確実な合格が掴める受験となります。

恐らく2022年以降もコロナが落ち着いていない場合、非常に2021年と近しい傾向の入試になるのではないか、と感じます。

我が家の2021年の中学入試の振り返りと教訓

ここから我が家の2021年の中学受験を振り返りたいと思います。

まず、我が家の娘は偏差値にふらつきが大きかったものの、以下の表に示す想定実力値で読んでました

区分 指標
(日能研の偏差値基準)
指標例
(男子校や共学校で言うと)
娘の想定実力値
超難関校 偏差値65前後
もしくは、それ以上
東京御三家、神奈川御三家
駒場東邦、海城、慶應普通部、広尾学園など

(関係ない世界)
難関校 偏差値60前後 早稲田、芝、本郷、逗子開成など
(ほぼ無理)
上位校 偏差値55前後 城北、暁星、世田谷、三田国際、鎌倉学園など
(小6全般平均)
中堅校 偏差値50前後 高輪、桐蔭、森村、広尾小石川など
(小6の終盤)
下位校 偏差値45前後
もしくは、それ以下
日大豊山、日大藤沢、ドルトンなど
(最悪、覚悟が必要)

結果論は以下の通りです。

日程 当初の出願プラン 実際の出願 備考 合否結果
2/1 午前 難関校(チャレンジ校)

難関校(熱望校)
【実質倍率:2.5ー3.0】

2/2の昼に合否発表 🙅‍♂️
午後 上位校(相応校) 上位校(相応校)
【実質倍率:2.0ー2.5】
2/1の夜に合否発表 🙅‍♂️
2/2 午前 上位校(相応校)

上位校(相応校)
【実質倍率:1.5ー2.0】

2/3の昼に合否発表 🙅‍♂️
午後 上位校(相応校) 上位校(相応校)
【実質倍率:2.0ー2.5】
2/2の夜に合否発表 🙅‍♂️
2/3 午前 上位校(相応校) 中堅校(安全校)
【実質倍率:3.0ー4.0】

直前出願!変更
(2/3の夕方に合否発表)

🙆‍♀️
午後 下位校(超安全校)or 中堅校(安全校) 下位校(超安全校)
【実質倍率:6.0ー7.0】

直前出願!変更
(2/3の夜に合否発表)
*例年、実質倍率1.0-1.5だったのに今年、想定外の爆上がりが後日判明

🙅‍♂️
2/4 午前 上位校(相応校) 上位校(相応校)
【実質倍率:2.0ー2.5】
2/5の朝に合否発表 🙆‍♀️
午後 下位校(超安全校)      
2/5 午前 難関校(チャンレジ校)
*2/3の合否結果で相応校合格の際のみ実施
     
午後        

結論として以下に良かった点と悪かった点を記載します。

  • 良かった点
    • 不合格続きでも子供のメンタルが折れなかった。
    • 不合格続きでも親が子供の前では気丈に振る舞い、冷静だった。
    • 直前出願/変更を柔軟に行い、後半戦という厳しい場面で合格を1校取れた。
    • 直前出願や最終入試などの前に塾側へ協力を仰ぎ、関係者を巻き込んでリソースをフル活用した。
  • 悪かった点
    • 娘が中学受験について兄の成功体験を見て想定外の悪影響があった。
    • 全体的に子供の意見を聞き過ぎて、前半戦が無理な勝負となった。
      • 娘の希望する要件に叶う学校を中心に選定し過ぎた。
      • 本来はもっと安全校を親の目線で決めるべきだった。
    • もっと直近の偏差値を指標にすべきだった。
      • 直近において、過去問との相性や相性を図る学校別試験のみを重視した。
      • 終わって見れば、それなりに偏差値との相関性はあり、「人は嘘を付くけれど、偏差値は嘘を付かない」という視点が必要だった。

では上記に関してそれぞれ説明をしていきます。

中学受験の教訓として良かったと思う点

不合格続きでも子供のメンタルが折れなかった。

これは子供の性格にもよりますが、2/2の午後校で泣いてる子供がいたりします。

また我が家の知り合いの子ではメンタル崩壊で自信を失い、2/3を受験しなかった子もいました。

我が家の場合、最後まで果敢に、しかも、午前・午後と多い数の試験をこなしました。

メンタルが折れないように最悪のケースも考慮して負けん気で進めていけるメンタルは重要です。
子供自身にも励まし、どんなときもステージに立つように諭しましょう。

我が家の子は2/3午後で初めて大泣きしましたが「午後校は受ける」と自分で言っていました。
なぜなら、「試験を受けないと合格は掴めない、だから試験は受け続ける」と。

入試の日程は限られています。

子供とは事前にきちんと話をしておいたほうが良いです。
我が家の場合は「連日の午前・午後勝負になるので病気や体調/精神面で負けるな」とは伝えていました。

結果論、想定通り(笑)、苦しんだ為、そこの腹決めは子供自身あったのかもしれません。

不合格続きでも親が子供の前では気丈に振る舞い、冷静だった。

我が家のママは前回の記事等で動揺している様が伝わったかと思いますが、子供の前では最後まで毅然と対応していました。(その裏では相当な動揺ではありましたが。)

ぜひ、親は子供を信じて最後まで励まし続けましょう
(但し、合格を1つでも掴んだ後は時に冷静に悪い部分等も伝えつつ、さらに高みを目指せるように環境作りをしていきましょう。

中学受験の本番入試は小6の限られた期間のみです。

後悔や不完全燃焼がないように親も大人としての最善を尽くしましょう

直前出願/変更を柔軟に行い、後半戦という厳しい場面で合格を1校取れた。

当初の計画を変えるのは勇気が要ります。

一方で振り出すタイミングを間違うとその勝負に勝てないこともあります

ここは負師(※社会人)としての勝負どころを見極めることが最重要です

このままで勝負しても負けそうであれば如何に勝てる勝負をするか/勝てるように作戦変更するかが重要になります。

それを実現するには事前にいくつかのバリエーションを頭に描いておく必要があります。

事前に最悪のシミュレーションをして、計画変更も冷静に実施できるようにしておくことが大事だと思います。

ここは感情ではなく、条件分岐になりますので「単純に受験させたい」とか思ってるだけだと全然意味がなく、本当に全落ちになってしまいます

大人は最後まで冷静に条件に応じて必ず勝てそうな計画変更を実施していきましょう

直前出願や最終入試などの前に塾側へ協力を仰ぎ、関係者を巻き込んでリソースをフル活用した。

今回、我が家では何度か日能研や個別指導の先生に確認を取っています

特に日能研へは、最後まで”すっぽん”のように執念深く事前対策も依頼しました

ご自宅で母親一人で悩まずに父親に相談したり、塾に相談したりと最後まで子供を合格に導く為に良い意味でバタバタすることが重要です。

一人よりも二人、二人よりも三人の知恵の方が合格の確度が上がります

ぜひ、関係者を巻き込みましょう

なお、日能研の校舎に関して、入試で不合格続きの際に事前対策等、粘り強く講じてくれるというのは以前から先輩ママからも聞いていたので「骨の髄まで利活用!」というノリで入試を走り抜けました。

現在、子供を預けている塾の校舎ではどうなのか?気になる方は、ぜひ、塾の校舎の先輩ママ等にどのような対応を入試期間されているかを確認した方がより心強いと思います。

中学受験の教訓として悪かった/こうすれば良かったと思う点

娘が中学受験について兄の成功体験を見て想定外の悪影響があった。

我が家の娘には2個上の兄がいます。

兄が中学受験の時は娘は小4で受験勉強をちょうど開始し始めた時期です。

我が家の息子は、今の娘以上に猛勉強し、自分だけ落ちたくない、行きたい学校に是が非でも合格したいという気負いの下、偏差値も後半に掛けて上昇していき、2/1校を無事、合格し、現在通っています

なお、2/2校が第一志望校だったのでそちらは残念でしたが最初の勝負で合格を取り、娘からすれば、速攻終了した中学受験のように見えていました

特に息子が夏・秋以降に今の娘とは比べ物にならないくらい努力し勉強していたのですが娘はそこの記憶が全くなく、ただ単に”中学入試にて速攻の合格で幕を閉じた”という印象しかなかったようです。

以下、Twitterでも記載しましたが、娘自身は兄がサクッと合格してたので自分も簡単に合格できるものと思っていたそうです。(そんなことあるかよ!って感じですが)

娘の小6の夏・秋・終盤はふわーっとしていて、こんぐらいで合格出来るだろ、というような緩い感じが出てました。

そこは親がいくらうるさいことを言っても聞き入れませんでしたが、娘自身、中学受験を通じてそこは学んだようでした。

この考え方の修正が事前に出来るなら、きちんとそんな甘いものではないということを理解させる必要があったな、と思いました。

全体的に子供の意見を聞き過ぎて、前半戦が無理な勝負となった。

娘の行きたい学校の条件の中に”セーラー服”というものがあり、そこで縛られるとブレザー等の学校が選定から外れてしまい、非常に学校選定に苦戦しました

セーラー服でない学校でも親が気に入った学校はあったのですが、それに引きづられて、まあ、行けそうかもと思った相応校としての上位校を午後校として2回受けましたが、やはり相応校程度だと午後校は合格を頂けずでした。

本来なら、2/1と2/2の午後校について、セーラー服でなく、親が納得できる安全校をセットしておいて、合格を握っておいて、嫌なら、死ぬ気で行きたい学校に勝負しろ!と言っておけば、モチベーションも保ったままここまで心的な負担を負わずに済んだかもしれません

ちなみに強気でない子供の場合は、必ず前半で通学圏内で合格出来る学校に入試参戦する事で心に余裕が生まれますので強く推奨します。

2/1と2/2の午後校をナメてはいけません
より上位の偏差値に位置する子達が滑り止めとして参戦してきますので相応レベルだと合格しないと実感しました。

ぜひ、前半の午後校(もしくは午前校)で安全圏の学校を入試日程組みして、合格を掴んでおきましょう!

前半に合格があるのとないのとでは天と地ほど違います!
我が家は息子が前半で娘は合格がないまま後半で合格を掴みましたが、心的なストレスは5倍以上違いました

あの地獄は味わったことがある人しか判らない暗闇そのものの世界です。
そのような世界に迷い込まないように準備をしておきましょう!

もっと直近の偏差値を指標にすべきだった。

我が家の娘は直近、3ヶ月を見ると非常に偏差値上、厳しいものでした

一方で過去問対策状況は割と良好でそちらに目線が行き、学校別の試験結果も良かったので相応校を軸とはいえ、直近3ヶ月で偏差値だけで考えれば無理をした受験でした

今回、4連敗を喫しましたが、終わってみればそれなりに偏差値との相関性はあり、「人は嘘を付くけれど、偏差値は嘘を付かない」というふうにも感じていました。

この娘の実力はやはり偏差値の示していた中堅校が適切だったのではないか、と。

結果論、なんとか上位校の括りとなる学校に合格したので良かったですが、非常に危険な受け方だったと思います。

最後に娘が粘り強く、且つ、最後まで日能研で上位クラスにいたプライドが良い意味で気持ちの上でも勝ってほとんどノーミスで点数を取れた事で合格に滑り込めたのかもしれません。

但し、これの再現性は非常に難しいと思います。

一般的には危険な勝負を仕掛け過ぎで、気持ちが弱い子なら、大撃沈だったと思います。

よって、勝負を仕掛けるにしてもきちんと合格したい安全校をいくつか合格を得ながら、頑張ることを推奨したいと思います。

2022年以降の中学受験に向けて

2022年以降に中学受験を迎えている方々へ。

今回記載した『暗闇編』『飛翔編』『遺言編』にて中学受験のリアルをなんとなく垣間見れたと思います。

なお、息子、娘とタイプの異なる中学受験を通じて、やはり親の戦略やフォローアップ/サポートの仕方でかなり中学受験の結果は違ってくると感じました。

特に我が家の娘の場合、親自身、何もしなければ、安全圏である中堅校にそのまま入学していた可能性が十分ありました。

それはそれで一つの人生でしたが、ある種の親子としてのヒビも入ったかもしれません。

子供が頑張って中学受験に挑む中での進め方や対応など迷う部分は多くあると思いますが、このサイトでは各シーンにおいての最善となり得る行動の仕方や考え方を記載しており、それは間違っていないと今も感じています

ぜひ、中学受験において不安な方は当サイトの記事を隅々までご確認頂き、出来る限りの対策をしていきましょう

その子供の能力の中で、然るべき対応を親が先導出来れば、相応校以上の学校には入学させる事が出来ると感じています。

その為には、どんな状況でも親自身が前向きにいつも冷静に入試の最中も最後まで粘って合格できる最善の策を考えながら、アクションしていく事が大事だと思います。

このサイトの記事で”思考停止”という言葉が何回か出るのですが社会に出て学歴が良くても思考停止している人に成長はありません

粘り強く打開策を最後まで検討する事で子供にも良い影響も与えるし、そういう考え方そのものが社会でも求められていると思い、私自身、会社でも同じスタンスで最後まで諦めず何事も取り組んでいます

そういった姿勢を忘れず、子供に対しても前向きに先導していきましょう!

*その他、今後も中学受験で分かり得た事柄に関して特に日能研等に関しては別記事で纏める予定ですので、まだ記事は継続連載していきますので、ご愛読を継続よろしくお願いします。

時事ニュースの習得/強化に向けて

最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。

中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります

そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。

塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。

それが子供用の新聞です。

中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。

幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。

子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。

読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。

週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。


朝日小学生新聞は、日刊で毎日いろんな記事を読めて情報豊富ですが月額2,100円でやや高めの価格設定です。

既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。



どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!

 

 

 

✨いつもご愛読頂き有難うございます!記事に共感できる方、心優しい方、面白そうと思う方、お金に余裕のある方、中学受験で悩みのある方がいましたら、投げ銭として「kanaharuの欲しいものリスト」でペンやノート、方眼紙やamazonギフト券等を掲載しておりますので1つギフトをお選び頂き、お届け先住所に"kanaharu"をご選択の上、ご提供頂けると幸いです。差出人名は秘匿でき、ハンドル名で記載変更出来ますので個人名での記載は不要となります。中学受験でお悩みがある場合、メアドをギフトメッセージに記載頂ければそのメアド宛に返信の上、お悩みに関する相談に乗ります。何か分からないことがもし、ありましたらこちらへ連絡お願いします。

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