皆様の中でも公立中高一貫校について一度は考えたことがあると思いませんか?
今回は私立の中高一貫校と公立の中高一貫校をテーマに記載します。
あなたはどっち派?に関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
公立中高一貫校は黎明期。私立中高一貫校の方が人脈/実績が良い。
手堅く、大学進学やその他伝統を享受したい場合は、私立中高一貫校。いろんな選択肢を模索したい場合、公立中高一貫校かな、と感じてます。
受験に際しては私立中高一貫校で勉強継続しつつ、公立中高一貫校の対策をすればリーチできるように感じます。
但し、公立中高一貫校の場合、勉強の中身や適性検査、作文、学校の内申書が必要等、特殊性が高く、親・子供ともに負担が大きいです。
公立中高一貫校を受験する場合はそれ相応の覚悟と対策が必要になります。
逆に公立中高一貫校の一本足打法だと私立中高一貫校の対策が難しいように思います。
作文等がない平場での点数対決になると私立中高一貫校の対策している子の方が問題を解く訓練をされており、強い為。
私の周りの公立中高一貫校を目標している子供は、不合格の場合、通常の公立中学に通うケースがほとんどであり、逆に私立は受けないようです。
うーん、ずーっと勉強していて、通常の公立中学行くのは無駄にはならないにせよ、さらに精神的な圧が入るので、なかなか難しい選択のようにも感じます。
では具体的に説明をしていきます。
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私立中高一貫校について
こちらは言わずもがなな方も多いと思いますが、まずはメリット/デメリット等を記載したいと思います。
また我が家の場合、息子が私立中高一貫校なのでそこに関しても触れたいと思います。
◆私立中高一貫校のメリット
- 校風と理念によるカルチャーが存在する。
- 家庭の方針に合致した学校を選択できる。
- 伝統と創意工夫を重ねて出来上がった私学の特色がある。
- 先生の異動がほぼなく、教育における質が高い。
- 複数の尊敬できる先生に出会える。
- 通常の公立校の場合は、その先生が定期的に入れ替わる異動があるが私立にはそれがない。
- 「恩師」を見つけ、多くのものを吸収できる環境がある。
- 生徒の実力も大きく乖離がないため、生徒のレベルに適した教え方の追求ができる。
- 先生の質も常に上がり続ける。
- 複数の尊敬できる先生に出会える。
- 施設/設備が整っている。
- 最先端のIT環境を完備している。
- 何万冊という蔵書の図書館がある。
- グラウンドや体育館など各種設備が整っている。
- 様々な体験の機会が多い。
- 総合学習でも地域や企業と連動した体験ができる。
- 留学プログラムなど世界を通じた体験、学習、イベントなども多い
- キャリア教育が教育プログラムの中に織り込まれている。
- 職業選択への意識付けの実施。
- 自分がやりたい仕事、自分のスキルに合った方向性を学校が真剣に考えてくれるプログラムがある。
- まずその職には就かないだろうという仕事に職業体験に行っている通常の公立校とは格段にキャリア教育の質が異なる。
- 社会や経済との接点を早くに持たせ、自分のキャリアプランを考えるきっかけを体験型学習によって得られる。
- 進路指導/進学指導に熱心。
- 通常の公立校と比べると学習プログラムそのものやアドバイスも的確である。
- 高い授業料が発生している私立であるため、進学実績によって生徒集客も変わってくるので学校側も本気。
- 「縦の繋がり」を得られる。
- 中学1年から高校3年生までが学園内におり、部活や体育祭等を通じてロールモデルを見つけられる。
- 高校生と合同で部活動の練習をすることもある自分の3年先や5年先の姿をイメージできる。
- 「OBとの繋がり」を卒業してからも感じられる。
- 各方面で活躍しているOBが母校で講演などしてくれるため、将来像をイメージできる。
- 卒業生に帰るところがある。
- 通常の公立校では先生の異動があるので帰っても知っている人がいない。
- 同窓生と仕事を通じて、会うケースもある。
◆私立中高一貫校のデメリット
- 校風と理念によるカルチャーが合わないと6年間通学し続けることが難しい。
- 学校それぞれでの指導方針やイベントが苦痛となる。
- 勉強をガツガツやらせるところで着いていけない。
- 校則が厳しすぎる。
- 学校それぞれでの指導方針やイベントが苦痛となる。
- 学費が高い。
- 通学が遠くなる。
- 近い私立校に通えれば最高。
- 地元の友達と疎遠になる。
- LINEで繋がっていれば、昔程、疎遠にはならない?!
どちらかというとメリットの方が多いと思います。
また、我が家の息子の学校生活等々を聞いてると授業もかなり面白かったり、刺激になる友達も多くいるようです。
(;๏д๏) ←パパ(自分)
「通ってみて、実際どうよ?授業はどんなことやってんの?」
(* ˊ ᗜ ˋ )/ ←我が家の息子
「代数(数学)の等差数列の中で、フーリエ級数っていうのを習ったけど難しいね。あと公民は、刑法をやってて、電車内で痴漢に間違われた時にどのように自己弁護すべきかの擬似授業とか面白かったな。」
(;๏д๏) ←パパ(自分)
「フーリエ級数って、大学で習った気が・・・。公民で刑法??まだ中1の夏前でそこまでやる??すげえな。授業以外ではどうなん?」
(* ˊ ᗜ ˋ )/ ←我が家の息子
「東大の教授が俺の学校の卒業生で俺の学校の生徒向けにOB講演やるっていうので、参加したい人向けにだったけどママに行って来いって言われて見に行った。東大広いね。」
(;๏д๏) ←パパ(自分)
「東大行ってきたの?凄いな。俺、5回死んで生き返っても東大受かる気しないが・・・。そういえば、あのLINEやり取りしてた友達の家、厳しいね〜。あれからなんか聞いてんの?」
(LINEの一件に着いて知りたい方はこちら)
(* ˊ ᗜ ˋ )/ ←我が家の息子
「あいつンチ、父親が医者で母親が弁護士だから、勉強、勉強って凄いうるさいらしい。この夏は遅れを取り戻す必要があって、1日8時間勉強しないと食事抜きなんだってよ。補習の時に会ったら、そう言ってた。」
(;๏д๏) ←パパ(自分)
「すげえな。金持ちじゃん。さらに鬼オペとは。。。凄い家庭もいるもんだ。」
(* ˊ ᗜ ˋ )/ ←我が家の息子
「うちの学校だと親父が医者って多いよ。家族・親戚が皆んな、医者って奴もいるし。そいつは医者以外を職業に選んだ瞬間、俺はヤバイかもしれん、って言ってた。大変みたいだ。(他人事)」
(;๏д๏) ←パパ(自分)
「やっぱ、お前の学校、凄い奴ばっかだな。」
(* ˊ ᗜ ˋ )/ ←我が家の息子
「そうでもないよ。算数オリンピック・ファイナリストも同じクラスっていうか同じ班にいるんだけど、算数しか出来ないし。算数以外、極めて普通。」
(;๏д๏) ←パパ(自分)
心の声:(決して普通じゃない。というかそれが標準になっちゃう世界観が凄いな。)
てな感じで上記のように、学校の質が、集まる生徒の質に繋がり、それがカルチャーになる、そしてそこに通っている子供の標準(普通)がその子の標準を形成する(質が上がる)、と体感しました・・。
鉄緑会指定の学校のレベルの高さを痛感・・・。
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公立中高一貫校について
公立中高一貫校について、現在、我が家の娘についてある私立中高一貫校を目指していますが、最近、いくつかの理由で公立中高一貫校も視野に入れようと考えています。
その理由は後述しますが、まず、メリット・デメリットをきちんと理解することが大事かと思います。
ちなみに公立中高一貫校については高校募集をせず、6年間を一緒に過ごす「中等教育学校」と高校でも募集枠を設けている「併設校」があります。
当サイトでの公立中高一貫校は「中等教育学校」と定義します。
◆公立中高一貫校のメリット
- 学費が安い。
- 別途予備校に通っても私立中高一貫校より安価である。
- 公立でありながら独自プログラムを推進している。
- 文部科学省では約500の公立中高一貫校の設置を目標としている。(これは高等学校の学区に少なくとも1校を整備する数になります。)
- “公立復権”を考える文部科学省は、その切り札として公立中高一貫校の開校に踏み切りました。
- 「有名大学への進学を視野に入れたカリキュラム」「地域性を活かした独自の取り組み」「安い授業料」と三拍子そろった魅力を武器に、公立に優秀な生徒を呼び戻す目論見。
- 学力が高いだけでなく、リーダーシップを発揮できる生徒を育てる方針である。
- 私立中高一貫校に勝るとも劣らない授業内容になっている。
- すでに開校している学校の中には平々凡々な私立校を超えるような独自のカリキュラムを打ち出しているところもある。
- 国際化社会に対応できるよう英語のリスニングに力を入れたり、最先端科学への関心を高めるため、第一線の研究者とふれあうプログラムを組んでいるところもあります。
- ボランティアなどの取り組みも盛んで、私立と違って地域からの支援が得られやすいのも公立ならではの魅力。
- “公立復権”を視野に公立中高一貫校の設立にあたって、国内難関の私立中高一貫及び海外の中等教育学校を視察し、それをモデルに中等教育学校を作っている。
- すでに開校している学校の中には平々凡々な私立校を超えるような独自のカリキュラムを打ち出しているところもある。
- 公立中高一貫校でのレベルの高い生徒の確保が実現できている。
- 公立中高一貫校は、小学校5年・6年の内申点を調査書という形で参照するため、俗にいう”良い子”が受験する傾向が高い。
- 基本的に小学校で成績が良い子が集まってくる。
- 調査書が極端に悪いとそもそも公立中高一貫校が目指している精神に合わない可能性が出てくるため、プラスに作用しない。
- 適性検査含め私立と異なり、対策がし難いことから、熱望している生徒が集まりやすい。
- 実質倍率がどの学校も5〜10倍であるため、それをクリアーして合格できる子供の集団となっているため、入学生のポテンシャルが非常に高い。
- 公立中高一貫校は、小学校5年・6年の内申点を調査書という形で参照するため、俗にいう”良い子”が受験する傾向が高い。
◆公立中高一貫校のデメリット
- 入学する際の入口の偏差値に比べて、出口となる大学実績が同レベルの私立中高一貫校と比較すると弱い。
- 試行錯誤等を繰り返していることからこれからに期待が掛かる。但し、中高一貫校はどこも通常の公立高校よりも実績が出ているので、着実に成果が出てきている。
- 2020年の大学入試改革によって、求められる像に対して、公立中高一貫校のビジョンは合致しているため、今後、私立中高一貫校よりも実績が出てくる可能性がある。
- 公立中高一貫の教員は異動する。但し、特別な取り扱いになるため、校長次第の面もある。
- 通常の教員は平均的に約4年で異動となる。途中で先生が異動することは大いにあり得る。
- 教師の質を保つのが困難。
- その学校がカルチャーを作ると考えると教員もその学校に赴任するとレベルアップせざる追えなくなる可能性があるが、今のところ、生徒のポテンシャルの方が高く、力技で実績が出ている印象。
- この問題は文部科学省や公務員としての処遇の変更を行わない限り、解決しない。
- 入学前の中学受験に当たり、私立中高一貫とは別に対策をしないと難しい。
- 適性検査や学校の調査書を意識して取り組む必要がある。
私の考え方としては公立中高一貫校は黎明期を脱していないと思っています。
よって、実績面のみで比較すると特に男子であれば偏差値が高い子供であれば多くのケースとして私立中高一貫校の方が良い大学にも進学出来ます。
また長い歴史の中で様々な業界で先輩やOBがいるのでいろんな選択肢を検討することが出来ると感じます。
一方で、女子について、例えば、以前の記事で面接の話をしましたが、一般の企業に女子が新卒採用で来た場合、器量の良い明治大学生となんだか可愛げがない早稲田大学生がいたら、私だったら明治大学生を採用すると思います。
ここで言いたいのは、女子の場合、可愛らしさ、気が利くと言ったような”女子力”の高い子の方がビジネス戦闘能力も高いですし、家庭に入ってもそのスキルは人生において役立ちます。
頭でっかちでガリ勉の女の子よりも多少、頭悪くても元気で器量が良くて可愛らしい(顔ではなく、仕草や清潔感)女の子の方が人生で得な場面が多いように思っています。
そう考えると、私立中高一貫校で女子校でバリバリ勉強したり、色々するよりも公立中高一貫校の中で共学で社会性を付けつつ、独自プログラムの恩恵を受け、必要に応じて予備校に行き、行ける大学に通う、もしくは極端な話、専門学校等の別の選択肢が有っても良いように思っています。
男子の場合、家族を養うケースが多いので今のところは私立中高一貫校で高確率でより良い大学進学が出来るところがベストでそのあとの社会性は自分自身で付けていく必要があると思います。
女子の場合、逆に男子よりもいろんな選択肢があるのでは?と思ってます。
結婚して家庭に入るも良いし、ずっとバリキャリで過ごすことも出来る、いろんな人に助けてもらえる愛らしい女子の方が人生ハッピーなのでは??と思っちゃったりしています。
偏見なのか。。。
男子で愛らしいもあるんだけど世の中、おじさんが多いのでいやらしい意味ではなく、普通に笑顔を振りまいて凛として対応できる女子は得が多い印象ですね。
ぜひ、各ご家庭で納得して私立中高一貫校を目指す、公立中高一貫校を目指す、という方向性を決めましょう。
自宅での事前学習の強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、幼児(年少・年中・年長)、小学校の低学年の方向けの話です。
本来であればこちらに記載の通り、我が家では公文を実施していたのでそれを押したいのですが
コロナ禍の昨今、密を避けて自宅学習が非常に重要になります。
一方で我が家の子供達の同世代で勉強の出来る塾友にて結構な確率で事前学習で活用していた通信教育がありました。
中学受験を目指している塾通い前の幼児、及び、小学校低学年のご家庭に対して、
コロナ禍の昨今、密を避けて自宅学習可能なZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座をお勧めさせて頂きます。
ちなみに中学受験を目指す際、何か事前学習をさせておくことはより上位の学校に行きたい場合、必要な事柄だと思います。
事前学習においてはこの記事にて塾の上位者の利用していた学習教材・方法を載せてますが
その中でもZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座は押せます。
資料請求に関しては当然ながら完全無償ですので一度、 資料請求の上、検討して頂くことをご提案します。
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