以下の通り、低学年に推奨する事前に準備すべき事項について記載したいと思います。
中学受験を検討している小学校低学年のご家庭にスポットを当てたいと思います。
我が家では現・中1の息子世代と、現・小5で新小6となる娘世代の方々の小学校の友達や、中1の息子の友達の様子を聞いていて、なんとなく小学校低学年の時から過ごし方にもちょっとずつ差があるように感じていました。
そこでいくつかの切り口に分けて、進めて行きたいと思います。
ちなみに低学年の推奨ToDoリスト・シリーズの記事の読者対象は幼稚園の年中〜小学校3年くらいと想定し、記載しています。既に小4〜6のお子さんがいる方は参考までに振り返って見て頂くと良いかもしれません。
今回は、低学年の中でも”学習準備”というテーマで記載します。
具体的には、学習面での習い事やその他教材で推奨出来るものについて記載します。
低学年の推奨ToDoリストに関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
勉強の習い事以前に重要な事は色々な体験
関連記事に記載のお出かけとスポーツのように”楽しい””面白い”という下地を作り、その延長上での学習というような持って行き方をすることが大前提として大事です。
幼い幼少期・児童期に関しては、ゲーム感覚ないしパズル感覚を持つこと、覚えるものについては興味のアンテナが高いもの程、自然と吸収していく比率が高まります。
また、出来る限り、押し付けではなく、自然に楽しめるような雰囲気づくりや、子供と一緒にママやパパが教える、もしくは一緒に学ぶというスタンスが非常に重要になります。
まだ一人で勉強に向かうことすら、ハードル高い時期ですので。
中学受験でもママ伴走をしている方多いと思いますが、幼少期・児童期こそ非常に重要です。
まだ家族と一緒にいたいと思う子供はママやパパの笑顔を見たいので一緒に頑張ろうとします。
褒めてもらいたいのです。
しかも中学受験となる小4〜6より学習内容が極めて簡単なのでママ・パパの負担も時間が取れるか、取れないかの差だとは思います。
そういう意味ではワーキングマザーや共働き夫婦は結構、ハードルあるかもしれません。
なお、小学校3年もしくは4年からサピックス入塾しているご家庭で特に上位クラスに入っている子供は、本日記載する内容を普通にこなしている方が思いのほか、多かったのでそれはご理解頂いた方が良いと思います。
楽しさも交えながらも家庭内でのママ伴走がかなり重要であり、専業主婦が非常に子供の学力を押し上げている事実はあるかと思います。
[関連記事]
戦略113)低学年の推奨ToDoリスト 〜お出かけとスポーツ編〜
事前の勉強方法は、通信教育か自宅学習か習い事教室
我が家の息子がサピックスに小学校3年の時に新小4で入塾した際、周りの子達が授業の内容を事前に知ってるかのように解く、ということで皆んな、どういうことをやってるのか塾友ママに聞いたことがありました。
そこで分かったことは、実はいくつかの流派がいたという事です。
なお、以下に具体的に紹介しますが、間違っても全部やらせるようなことはしないようにした方が良いです。
恐らくパンクします。
取捨選択の上、どれかと併用という感じで進めた方が良いのでご理解お願いします。
サピックスの通信教育Pigma
サピックスに入塾してから知ったのですが、
”さぴあ”というサピックスの月刊誌によく出てくるPigma(ピグマ)は、入会金10,000円と月額4,800円で国語と算数のテキストやドリルが毎月送付されます。
基本的に毎日20分程度を家庭で勉強するスタイルであり、月末に添削問題プリントを解いて送って添削してもらうという感じです。
特に算数は論理力や思考力が付くような問題が多いのでサピックス入塾試験を視野に入れるとそれにFitした作りになっているということもありますので有効です。
やや小手先感はありますが点数は取れます。
我が家の娘は小3の最後の半年のみPigmaをやってました。
というのもサピックス小学部に入室済みの家庭の場合、入会料が免除になるということでまんまと乗っかってみました。
ちなみに上記のPigmaをやっていたご家庭は公文も併用しているご家庭も多かったと思います。
なお、Pigmaの問題そのものはやや難しいので基本的にママと一緒に勉強する形式で実施しないと厳しいレベル、もしくは基礎がある子がやるような内容だと思います。
ただその甲斐あってか、Pigma+公文をやってる子であれば、サピックス入塾試験でアルファベット上位、もしくはαクラスには行けます。
我が家で知ってる子は普通にαクラスに入った子が多かったです。
日能研だと3段階で普通に一番上のクラスに入れると思います。我が家の娘も3段階で最上位のクラスに入りましたし。
注意点は、Pigmaはややサピックスの授業内容を先取りしているところもあり、αで入った子でも学年が上がるごとに下がって行く子も多かったので、公文とPigmaを併用するパターンがお勧めです。
Pigmaは、ややテクニック的に解き方を覚えると点数が上がりやすい特長があり、理解をさせる学習よりもパターン暗記に走ってしまう傾向があるように思います。
理解させることが重要だと思います。
難度は比較的高い部類だと思います。
興味ある方は、以下のサイトを参照お願いします。




以下はやや古いですが、サピックス監修のPigmaの原型となったテキストだと思います。
今でも活用しているケースはあるみたいなので興味ある方は購入してみるのもありかと思います。
最レベ
最レベは、非常に良い教材のようで、ママの単独伴走の場合に繰り返し実施することで非常に理解力が上がるようです。
なお、問題レベルは高く、それなりに学習意欲の高い子供に向いているようです。
我が家の周りでこれを実施していた知り合いのお子さんはサピックスにて不動のα1だったので書籍自体は間違いないと思います。
一方で難易度については、一度手にとって見て頂く方が良いと思います。
これを手に取る子供は他の教材で無双している子供のようです。
このテキストの前に後述する四谷大塚の「はなまるリトル」をやってからの「最レベ」というパターンはあるようです。
自学自習をベースにするご家庭の場合、この二刀流が良いかと思います。
四谷大塚のはなまるリトル
こちらは、四谷大塚監修のドリルであり、王道とも言える教材となっています。算数に限らず、国語や理科、社会も存在しております。
割ととっつき易い問題構成になっており、我が家のママも、結構この教材ありだったな、と言ってました。
こちらは割とサピックスの真ん中クラス周辺にいる子が低学年の時に扱っていたと聞く教材となります。
基礎がしっかり定着するような内容になっているようです。日能研でも真ん中のクラス以上には入塾できるレベルに仕上がると思います。
ママの負担はこちらは少ないかもしれません。
Pigmaや最レベがきつそうな場合、選択肢として良いかもしれません。
公文について
我が家は過去に記事にもしていますが、基本的に公文を主軸で進めて来ました。
というか息子の場合は、結局のところ、公文しかやってません。。。
他にも手段があることを知らず・・。
なので娘は別途小3の中盤でPigmaを加算しましたが。
息子の場合は、年中から小3までの計5年間通ってました。娘も同じく年中から小3までの計5年です。
この記事の前半に色々な教材の話をしましたが、その教材に行き着く前に公文をやることは非常に入り口戦略としては良いと思います。
というのも最初は以下のように算数は線をなぞるだけであったり、国語は文章を読むというところから入ります。
非常に学びに対するハードルが低く、楽しみながら進められます。



お遊び感覚が非常に強いと拒否反応は全くなく、むしろ、楽しんでやれるのが良いところです。
またそれ以上に振り返ると幼少の時から、毎日、静かに勉強机に向かう習慣も着けれた功績が非常に大きいように思います。
なお、我が家のママはいつも家では子供の隣で最後に回答をチェックして、公文に行く前に間違えているところや、特に小さい時は問題をやり忘れている箇所を抽出し、再度、丁寧に教えていました。
公文側も事前にチェックされているとどんどん次の単元に進められ、子供も進んで行く楽しさがあり、モチベーションが上がって行く形式で非常に好循環ということもおっしゃって頂けていました。
楽しく、定着させていたママ伴走は子供にとっても非常に良い影響を与えていたように思います。
また、年中から2年程経過すると小学校1年においては特に声掛けしなくても黙々と公文の宿題プリントを息子/娘でやるようになっていました。
勉強が始まるとママがそばに行って公文で解き終わった問題の正答を確認し、計算ミス等あった箇所に印を付けて、公文に行く前に改めて直させていたことについては継続実施していました。
学年が上がっていくと問題の計算が複雑化して解答チェックが面倒臭くなって来た段階で、公文の先生に相談したところ、解答本のコピーを頂けたので、それを元にチェックしていました。
結果的に、我が家の息子は年中から小学校3年生までで国語と算数は共に中学3年生の単元を全て終了。
我が家の娘も年中から小学3年生までで国語は中学3年生まで算数は小学校6年生までの単元が終了していました。
公文のプリント内容も学年レベルが上がってくるとだんだんザッツ勉強というような内容となりましたが、どちらかというと勉強というよりパズル感覚や本を読む感覚でやっていたように思います。
また、公文での国語や算数の公文全体の全国順位もかなり上位に食い込んでいたのでそれがモチベーションに繋がっていたようにも思います。
ちなみに公文単独で進んだ息子はサピックスで、最初、真ん中のクラスにおり、次の組み分けですぐにα3に入っており、振り返ると平均で上位アルファベットクラスに属していました。
公文でかなり進んでいる子であれば公文オンリーでも良いかもしれません。
息子の場合、複雑な四則演算の暗算/計算スピードが非常に早くて、効果絶大だったと思います。
また我が家の娘は日能研で3段階で一番上のクラスに入り、且つ、小4の成績はかなり良かったです。
低学年時に培った勉強という貯金を全て使ってしまった感がある小5でしたが。
最後までずっと一番上のクラスにいたので効力あったと思います。
(娘の場合、読解力の恩恵が強いように思います。)
(2020年12月追記)
コロナ禍となり、公文について密になる危険性もある事や、そんな中で国語と算数で1科目の月額7,000円で計14,000円掛かる事を考慮すると2020年以降で我が子が低学年だったら、公文に通わすかは相当悩むところです。
我が家にて今、幼児・低学年の子供がいた場合は次に挙げる通信教育をやっていたと考えています。
[関連記事]
戦略1)中学受験に向けての心得 〜受験決断に到るまで編〜
Z会の通信教育 幼児コース/小学部コース
昔から割と人気な通信教育です。
月額はPigmaとほぼ変わりません。
公文同様にママ伴走を実施出来ると幼児・低学年教育として効果絶大です。
我が家の周りだとZ会の通信教育のみで小学校5年の終わりまで実施し、サピックスに途中入塾してきた子供がいたのですが、最終的に開成中学にご入学され、非常に驚きました。
詳細については、以下に資料請求の上、内容を一度、確認してみると良いと思います。
ちなみに資料請求は無償なので、やっぱり違うな、と思えば別の方法を取るで問題ないと思います。
サピックスでアルファベット上位、αクラスに入る子供はやってる子が割といました。
長い歴史のノウハウが詰まっていて中学受験の予備軍での実績も多数あり、コロナ禍なので自宅で学習出来るところが魅力的だと考えます。




まず、Z会 幼児コース
年少から”ことば”という国語の教材が以下のようにあります。
また”数・形・論理”という算数の教材が以下のようにあります。
その他、「表現・身体活動」「生活・自立」「自然・環境」という計5種類が1セットになっています。
価格については以下の通り、割とリーズナブルです。(公文は1科目で月額7,000円なので1/3程度の価格で多く学べます)
幼児コース | ||
年少 | 12カ月一括払い | 1,870円/月 |
6カ月一括払い | 2,090円/月 | |
毎月払い | 2,200円/月 | |
年中 | 12カ月一括払い | 2,244円/月 |
6カ月一括払い | 2,508円/月 | |
毎月払い | 2,640円/月 | |
年長 | 12カ月一括払い | 2,431円/月 |
6カ月一括払い | 2,717円/月 | |
毎月払い | 2,860円/月 |
興味ある方は、一旦、資料請求頂くことをお勧めします。







(公文は1科目で月額7,000円なのでこちらについても1/2程度の価格で多く学べます)
12カ月一括払い 毎月払いに比べて15%off |
6カ月一括払い 毎月払いに比べて5%off |
毎月払い | |
---|---|---|---|
スタンダード |
1カ月あたり 3,927円 (お支払い合計:47,124円) |
1カ月あたり 4,389円 (お支払い合計:26,334円) |
4,620円 |
ハイレベル (発展) |
1カ月あたり 4,301円 (お支払い合計:51,612円) |
1カ月あたり 4,807円 (お支払い合計:28,842円) |
5,060円 |
なかなか外に出て学習塾等の習い事に心配の方は、一度、資料請求の上、内容確認頂くことをお勧めします。
コメント