戦略137)中学受験における塾のテスト 〜志望校の見定め編〜

志望校の選び方
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以下の通り、今回も塾のテストに着目し、その中で特にテスト結果を通じての特に小6の7月までの”志望校の見定め”をテーマに記載したいと思います。

なお、今回、小学校6年生の話題を中心に纏めますが、小学校5年以下に関しては、志望校選定はまだまだ先なので、高い目標設定でテストの結果に一喜一憂せずに邁進すれば特段問題ないと考えます。

昨今、サピックスではサピックスオープンと呼ばれる志望校判定があったり、日能研でも公開模試と呼ばれる志望校判定が実施されています

各学年でも日々、マンスリーテストや育成テストなど色々と塾のテストが催され、ヤキモキしている世のママはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

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前提

過去に志望校の見定めに関する記事をいくつか出しています。

今回の記事の切り口は、いくつか既に志望校が絞られている中でテスト結果、特に小6の夏前の迷いが一番生じる時期での見定め/考え方を記載したいと思います。

ちなみに参考までに過去の記事に関しても、以下に触れます。

まだ選定する学校群が決まっておらず、どのような学校を目指した方が良いのか?その検討軸となる各要素に関して記載している記事が以下となります。小学校3〜5年の子供を持つ親向けにどういう軸で志望校を見定めるか迷ってる方を想定対象としています。興味のある方は参照お願いします。

次に気になる学校として、いくつか候補が見つかった際にその学校への具体的なチェックすべきポイントやアクションについて記載しています

上記の記事の粒度/深さを上げて、且つ、具体的な失敗談も交えて、志望校の選定に当たって考慮すべき事柄を整理している記事が以下となります。

上記を踏まえて、中学入試直前のサピックスオープン等のテスト結果を元に見定める最終局面の考え方を以下に記載しています。

よって、今回は、上記の「戦略70)中学受験の失敗談 〜志望校の選定編〜」と「戦略95)中学入試に向けて 〜分析と判断編〜」の間に位置する途中進捗である小6の4月〜7月の見定めという位置付けと考えて頂くと判りやすいと思います。

小学校6年の3月以前と4月〜7月の特長

小学校6年の3月まではまだ新学期も始まっておらず、塾では新小6としてスタートしていますが実質、小5のままですのでまだそれまでの延長上という構えの子供が多いように思います。

小学校6年で4月になると学校が開始され、いよいよ小学校6年として受験を徐々に子供自身も意識し始めます

2020年の場合、コロナ禍という事もあり、上記の実感を感じる機会は少なかったため、その意識の差は各ご家庭の子供によって、大きく異なる状況になっていると思います。

例年であれば、塾等で周りの変化を肌で感じて、刺激をし合い、何らかの形で各々で徐々にエンジンが掛かり始める子供が多数派だと思います

息子の受験時はこの時期、皆、モチベがそこそこ上がり始め、周りも頑張っているので、結果、偏差値がなかなか上がらず、並行線を辿るような時期でした。

良くも悪くも子供同士の刺激が発生し、お互い頑張り始めるので差がこの段階ではあまり付かないというのが通常時の特長だと思います。(もちろん、そこを効率的に且つ、物量をこなしていったモチベの高い子は成績は上昇するとは思います。)

ここで通常時と表現したのには意味があります。

今年に限って言えば、自粛生活で家に篭るケースが多いので、各ご家庭のマネジメント、モチベーション・フォローアップ、子供本人の意識改革の3点が上手く噛み合わないとなかなかエンジンが掛かり難い年になっているように思います。

逆を言うと上記が噛み合っているとエンジンが掛かっていない子に比べて、モチベ高いので、勉強量が単純に多くなっており、その分、成績が上昇するように感じます。

我が家の娘の塾での平均点や、各クラスの状況を聞いている感じで言いますと、残念なことに下位のクラスになればなる程、成績の沈み幅が大きいように聞こえてます。(もっと言うと下位クラスに属する子供の方が自粛期間に単純に勉強をしなくなる割合が多いようです。)

塾も休校だったり、友達にも会う機会も減り、カンフル剤となるものがない中での各ご家庭と本人という狭い空間の中で勉強する/しないが分かれるため、それが如実に結果に出てきているようにも感じます

逆に上位クラスの子の中で低迷気味だった子がこの期間で落ち着きを取り戻し、成績が上昇し出すケースも多いようです。

我が家の娘も成績はググッと上昇しましたが、同じクラスの子供でも同じような成績カーブを描いている子供が複数名いるとのことで塾の先生もやや今年の傾向の違いを冷静に見ているようです。

ただ、例年と異なり、勉強量の強制力として塾のコントロール下に完全になっていないので、家庭のマネジメントに依存して、勉強量に相当な偏りが各ご家庭で発生し、その分、偏差値への結果・影響が出ているように推察します。

これの意味するところは、今、勉強していない子で7月から通常の塾形式で押し進めるところが多いですが、その断面でエンジンが掛かり出す子が必ず出てくると考えます。

その影響で今度は、単純に勉強量が増えて、成績が上昇していた子が下降し始める現象が起こり得ると予測します

つまり、例年であれば、塾でのコントール下で頑張り合いの我慢大会をしていた中での偏差値は、この段階でもそれなりの確からしさがあったのですが、2020年に限って言えば、現時点で良くても他者が目覚めた際に追従される可能性もあり、また逆に現状、なかなか偏差値が上がらない人も徐々に塾の影響下に入った段階でメキメキとやる気を出して、浮上し出すケースがあり得ると考えています。

上記は例年も少なからず、同じことは言えますが、今年は特に顕著にその動きが出るように感じています。

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志望校の見定めについて

現時点での見定めは、現状の成績を加味して検討せざるおえませんが、各ケースに分けて、見定めにおいて注意した方が個人的に良いのでは?と思う事柄を記載します。

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成績が下降気味の場合

もともと想定していた志望校が無理ではないか?と不安になっている方いると思いますが、先に述べた通り、今回、エンジンの掛かり方への差分が例年以上に大きく差が出ている状況になっているため、現時点の状況だけで志望校を下げるのはまだ待った方が良いです。

夏の終わり・秋までに成績が上昇する子が出てきますし、そこでの判断でも問題ないはずです。

親が我が家の周りでも既に諦め始めて、志望校をこの段階で落とすご家庭がいますが、恐らく目指す学校のランクを下げるとそこすら合格出来ないリスクを抱えることになるでしょう。

この時点でのランクを下げる意味は子供にとっても「どこでも良いや」という気持ちを増大させる種となります

不安なのは判りますが、この段階ではブレない方が良いです。

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成績があまり変わらない場合

既に覚醒している子供が出始めるのがこの時期であり、その中で成績を維持していることはその子にその偏差値で示されている実力が安定して発揮されている事を意味しています

当初の目標が現状の偏差値より高い場合はそのままに。逆に目標校との偏差値が変わらない場合、本来はもっと高い目標設定、志望校選定をした方が良いです。

目指す山(志望校)が低いと仮にその子の能力が合っても、成績は伸びません。

現状に満足するのではなく、志望校をきちんと高めに設定し、偏差値をさらに釣り上げるようなアクションをしてあげた方が本人にとっても必死に勉強する張り合いが大きくなるはずです。

それはモチベーションアップにも繋がるものと思います。

成績が上昇気味の場合

成績が上昇気味であることは非常に心強いことと思います。

一方で先に述べた通り、今後、覚醒する他のご家庭のお子さんが必ず存在します

今は着実にその偏差値を維持・向上させられるような環境作りが重要です。

志望校に関しては、本人がモチベーション維持出来る目標設定になっており、その子が望んでいる学校であるなら、特別補正することなく突き進むことが重要と思います。

まとめ

2020年は例年と異なり、塾でのコントロールによる勉強量増大や刺激の受け合いは、まだ恩恵に受けれず、各ご家庭でのマネジメントに起因した動きになっているのが実情と思います。

一方で、記載の通り、7月、8月は夏期講習が開始される見込みですのでそこでどこまで刺激や塾での強制力が働いて飛躍出来るかが更に分かれ道になっていると考えます。

現時点でまだ勉強への熱量が上がらないご家庭について、そこまで悩まずともまずは塾の動きに応じて、塾友の刺激を貰ってどこまで覚醒が進むか、そこを見ましょう。

なお、覚醒しないでそのまま突っ切って入試に向かうパターンも少なからず、いますのでとにかく子供の魂を鼓舞させて、家での勉強量を自律的に上げれるようにしましょう。(自律的の意味は親の伴走込みで全然問題ありませんが、勉強するテーブルに子供自らの意志で座れるようになることが大事だと思います。そこは息子の時にもそう感じました。)

ぜひ、アツイ夏になるように頑張って行きましょう。

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