サピックスの活用術 〜繰り上げ合格編〜

塾について

サピックスは、入試において繰り上げ合格も多いです。やはり受験における戦闘能力が高いのは事実なんだと思います。

本日はそもそも繰り上げ合格って何よ、という部分と繰り上げ合格の仕組みやその実態等とサピックスと他塾の繰り上げ合格実績や考察をテーマに記載します。

繰り上げ合格について

まず、皆さんは「繰り上げ合格」をご存知でしょうか?

読んで字のごとく、最初、「不合格」でしょんぼりしていたところ、後日、電話連絡が来て、「繰り上がりの合格」ということで入学を希望するかどうかを学校側から確認され、入学手続きに入るパターンです。

なお、サピックスや日能研の話ですと、2019年度は非常に厳しく、例年に比べて繰り上げ合格が少なかったと聞いてます。

当然ながら、なんで??

という話になると思いますが、ここは繰り上がり合格の原理を知る必要があります。

なお、大前提として、繰り上がり合格の権利を得るには基本的に複数回の受験が出来る学校は複数回受けた人で点数が高い人を優先するようですのでそこは注意が必要です。

繰り上げ合格を視野に入れた動きを取る場合で複数の入試日があるような学校(※偏差値がどの入試日も変わらない)は、全て受験をした方が繰り上げ合格の恩恵を受けやすいと言えます。

 

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繰り上げ合格の原理(※補欠ドミノの法則)

繰り上げ合格には、当然ながら、理由があって発生しています。

繰り上げ合格は、基本的に合格を複数持っている受験生がどちらかの学校を選択したタイミングで発生します。

もっと具体的に言いますと、仮にXさんがA中学(偏差値65)とB中学(偏差値60)に合格していた場合、Xさんは、A中学に入学を決意し、B中学には最終的な入学手続きをしない、という行動を取ります。

B中学がそれを把握するタイミングは、主に以下の2パターンです。

  • 入学金の支払期限の翌日(主に2/2〜7)
  • 入学予定者説明会への開催日の当日以降(主に2/11〜12)

ここでB中学は、入学予定人数が足りん!!と気づき、繰り上げ合格の案内を開始します。

その際、YさんはC中学(偏差値55)のみに合格しており、そこへ入学しようとしていたところ、B中学から繰り上げ合格の連絡が来て、合格を複数持っている状態に変わります。

そこでYさんはB中学に入学することを決意し、C中学に辞退の申し入れをします。今度は、辞退の連絡を確認後、C中学が入学予定人数が足りん!!となります。

そこで繰り上げ合格の連絡を更にしていきます。

まさに『補欠ドミノ』が連続的に発生します。

受験生やその保護者からすると有難い「神の声」として、最後の救いとして、藁をもすがる思いでこのドミノを待ち望んでいる人もたくさんいます。

神の声はいつ来るのか?

基本的に2回のチャンスがあります。

以下ですよ!

  • 入学金の支払期限の翌日(主に2/2〜7)
  • 入学予定者説明会への開催日の当日以降(主に2/11〜12)

ちなみに上記の2回のターンは間違い無いのですが、2019年の私の周りの実績をみていますと入学金の支払い期限の翌日についてはほぼ聞いたことがない状況でした。

残念というかこの期間に連絡きたら奇跡かも。

ここは本当にこのタイミングで発生しているのか疑わしいぐらい聞かないです。本当はみんなこのタイミングで欲しいところですが、基本的に期待しない方が良いです。

入学予定者説明会への開催日の当日以降については、結構居ましたし、2/12が最も多かったです。

が、ここが結構絶妙なタイミングなのですよ、実は

なぜなら、ほとんどの学校が、制服の採寸も入学予定説明会で実施しているので既に発注しているケースが多く、その投資を全て捨てて繰り上げ合格を頂いた学校に飛び込むかどうかの判断になります。

入学金や制服費用、その他施設費用等も基本的に2/11の入学予定者説明会で支払うのでそこを全て捨てて、且つ、同額を繰り上げ合格を頂いた学校に更に支払う必要があります。

クイズダービーのようにさらに倍。。。

苦しいけれど、嬉しい悲鳴といったところでしょうかね。。

私の知り合いは、ある学校の特待生で合格し、全ての手続き終了後に繰り上げ合格の連絡が来たようです。

が、偏差値でいうと5くらい違うのですが、もういい、ということで繰り上げ合格は辞退されていました。

色々なご家庭の判断が走りますので事前に繰り上げ合格が来た場合の計画は話し合っていた方が良いです。

 

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神の声が届きにくい世の中へ

学校側は、繰り上げ合格は手間でありこんな面倒なことをしたくないので、極力、繰り上げ合格を出さないようにそもそも多めに合格を出しています。

毎年のことなので、それは徐々に改善され、読みが良くなっていくのは想像に易しいところですよね。

但し、近年、中学受験者人口が増えたことによって、合格水準も上昇気味ですし、何より昔は、複数の学校を一人で勝ち取る猛者がたくさんいたようですが、昨今は複数の合格を掴んだ人がそもそも少ない傾向のようです。

みなさん、思い出してください、繰り上げ合格は合格を複数持っている受験生がどちらかの学校を選択したタイミングで訪れるのです。

ここの母集団が少ないと自ずと補欠ドミノも少なくなり、神の声がそもそも届かない、となります。

うーん、しょうがないけど、きびしー。

実際には、転勤とか、海外赴任とかで辞退というパターンで、繰り上げ合格が発動されるケースもあるようですが中学受験やる家庭は、基本的に父親が単身赴任で行って来い!になるようなのでそこの可能性も小さくなってるようです。

繰り上げ合格の実績について

以下に繰り上げ合格の実績を記載しますが、さすがサピックスという感じで横綱相撲感が半端ない、圧勝です。

筑駒合格者の影響とはいえ、意外に開成中学は繰り上げ合格が多いのが驚きですね。

駒場東邦や武蔵など1日しかない学校は第一志望の比率も高いのでそもそも繰り上げ合格が少ないですよね。

繰り上げ合格については、やはり受験における戦闘能力が高ければ、点数も高く、合格基準近辺で生死を分けた場合に救われるケースがあります。

サピックスはそのボーダ近辺も確保しているということが立証されたイメージです。

もし、どうしても行きたい学校がある場合は、その学校の例年の繰り上げ合格者数や繰り上がりを出す際の基準などに関して学校説明会で個別に聞いてみても良いかもしれません。

 

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自宅での事前学習の強化に向けて

最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、幼児(年少・年中・年長)、小学校の低学年の方向けの話です。

本来であればこちらに記載の通り、我が家では公文を実施していたのでそれを押したいのですが
コロナ禍の昨今、密を避けて自宅学習が非常に重要になります。

一方で我が家の子供達の同世代で勉強の出来る塾友にて結構な確率で事前学習で活用していた通信教育がありました。

それがZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座です。

中学受験を目指している塾通い前の幼児、及び、小学校低学年のご家庭に対して、
コロナ禍の昨今、密を避けて自宅学習可能なZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座をお勧めさせて頂きます。

ちなみに中学受験を目指す際、何か事前学習をさせておくことはより上位の学校に行きたい場合、必要な事柄だと思います。

事前学習においてはこの記事にて塾の上位者の利用していた学習教材・方法を載せてますが
その中でもZ会 幼児コース 、及びZ会 小学生向け講座は押せます。

資料請求に関しては当然ながら完全無償ですので一度、 資料請求の上、検討して頂くことをご提案します。




 

 

 

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