2021年の5月以降にTwitterスペースが徐々に解放されていき、様々なテーマで議論がありました。
その中で議事メモを残していたりするスペースも複数ございましたので、ここ数年は知見/ナレッジとして大事とも思える内容のものをピックアップし、記載したいと思います。
今回のテーマは、2021年の中学受験を見据えた上で有用だったTwitterスペースについて振り返って記載します。
※本記事では参考になったTwitterアカウントの方を引用等してます。もし、本記事には載せないで欲しい等ありましたら適宜削除等は行いますのでご連絡お願いします。
Twitterスペースが色々と乱立した2021年
Twitterにて2021年にスペースという新たな機能が加わり、言うなればClubhouseと同じように音声で会話が出来る”場所”を提供するサービスが追加されました。
この機能によりフォローワー同士、もしくはフォロワーでなくてもスペースに参加出来、全くリアルに会った事もなかった方々とTwitter越しに複数人で音声通話が出来るようになりました。
なお、スペースでは単純に声を聞くのみであれば”リスナー”で、喋る場合は”スピーカ”のいずれかにて参加が出来ます。その為、聞き専という形で聞くのみで参加される方もいらっしゃいます。
Twitterスペースのメリット/デメリットは以下の通り。
メリット |
|
デメリット |
|
適度な参加がベストのように思います。
英語教育に関するスペースは目から鱗の話が多い
知育から熱心にやられているご家庭の場合、英語を先行して実施していく方が多いと思います。そんな中でいくつか英語関連でのTwitterスペースもありましたので以下に触れます。
おうち英語を継続してイマージョン教育の学校で更に英語力に磨きが掛かる
以下のお二人方で「おうち英語から大学進学」までをテーマにスペースが開催されました。
本日22:00よりおうち英語→中受→国立大医学部のお嬢様のいるご家庭のスペース開催あり。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 4, 2021
ドラマ「二月の勝者」の島津回と被りますがそっちはTVerで暫く見れますのでこちら参加してみようと思います。医学部で特に国立大は相当ハードル高いので興味深い。 https://t.co/ZiZOSLX9yK
その際の議事録等は以下の通りですが、印象に残っているのは中学受験の学校に拘らず、英語を受験時期も継続していた。更にイマージョン教育(数学や美術など全ての教科で英語を用いて授業等を行う教育手法)を行う私立中学に進学された。そして、ずーっと英語に磨きを掛け、英語もそして勉強も結果を残した。とても素晴らしい事例だと思いました。
昨日のちむ子さんとCamayさんのスペースは振り返るとおうち英語やってる方は非常に参考になる事案と思った。特に幼稚園時代から拘りを持って英語漬けになる環境を探したり偏差値に囚われず中受は通過点でイマージョン教育の学校を選んでる点も英語を長年ブレず軸にしていた結果で素晴らしいと感じた。 https://t.co/LzGXsG9LZd
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 5, 2021
子の主体性を壊さず、それでいて親が事前により良いと思う学校をピックアップしそれとなく子に先導してるところも上手で非常に上手いと思った。結果論、国立医学部へ、となったが聞いてる感じ目標設定が子供自身しっかりしてたので別の出口だったとしても目指したトコに行けるようにも感じたなあ。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 5, 2021
成果が出たご家庭の共通項って後先考えずあれもこれもではなく一定の軸を持って一貫性を貫く強い意志の下、親も子も対応してるように思う。それは難しい事だけどやり抜けるとGoalにきちんと辿り着けるんだろうな、とも思った。寝て起きてもまだ記憶ある良い話だった。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 5, 2021
(詳細議事は以下ありました) https://t.co/QaaY3dfUSI
中学受験における帰国子女枠/帰国子女試験について
欧州等での勤務経験のあるrizaさんを交えて帰国子女枠に関する議論もありました。
以下のツイートを追って見て頂くと判りますが、昔よりも帰国子女枠はかなり過酷な椅子取りゲームの形相で英語ペラペラは当然でそれ以外での勝負というのがとても印象に残っています。
❸今の帰国子女枠は小4帰国からを対象とし(小3以下の帰国だと帰国子女扱いにならない)、試験に国語や場合によっては他教科も入っており、そこもきちんと対応しないと合格しない。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 9, 2021
❹英語は英検準1級or1級ホルダーが集うので英語そのもので点数差が出ないハイレベルな試験になっている。
❺渋幕/広尾学園/渋渋/慶應付属/洗足/頌栄など帰国子女枠として女子の方が難関学校群の間口が広い。男子は女子に比べ難関校枠が少ない。(男子は暁星、獨協等)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 9, 2021
帰国子女枠を検討してる方は大谷選手のように英語と国語の二刀流が重要のようです。(令和時代はレベル高い)
以上、かんたんなメモでした📝
英語を軸とした海外大学進学もノウハウがいるようだ
以下は、知育垢のボス・あかねさんと先にも挙げていたちむ子さんの海外大学進学をテーマにしたスペースが2021年9月にありました。
思った以上にタフな環境に慣れる必要があるのといきなり海外大学というルートも難しいというガチで海外大学を目指す場合は時のトレンド等含めきちんとリサーチが必要なんだという事を痛感させられるスペースでした。
昨日のあかねさん/ちむ子さんスペースメメモ📝
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) September 19, 2021
◼︎大学受験で海外に行く場合、エージェントを介するケースが多い(親で調整)
◼︎いきなり海外大学というより1〜2年ほどESL課程を経て更に4年通うケースが一般的。
◼︎海外は衛生面で日本より清潔でなく、英語以上に生活習慣のGapが出る事を考慮要。
(続き)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) September 19, 2021
◼︎奨学金が出るのはアイビーリーグの大学くらいで州立大学はほぼ難しい。
◼︎インターナショナルスクール通学中の場合、日本語がっつりの国内受験は教育内容が異なってるので難度高い。
◼︎英語は東大理Ⅲレベルでも中学からで間に合う。但し、海外大学を目指すならもっと早い方が良い。
(続き)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) September 19, 2021
◼︎英検1級を高3までに合格し、他探求等でアピール出来る材料があれば推薦で早慶は狙える。
◼︎探求はSGH等の指定校ないし独自カリキュラムがある学校で実施されている大学の卒論のような取り組み
ざっとこんな感じで気づきが多かったです。
あかねさん、ちむ子さん有難うございました😊
中高一貫校の塾事情も様々であることを再認識
2021年10月に中高一貫校の塾事情や早慶附属の様子をテーマにスペースがありました。参加者は以下の通り。
中高一貫校に通われているリアルがそこにあります。
❹中高一貫校だと中学から大学の学部学科等を意識し始める。目標を設定出来たらそれに近づける努力にシフトする(公立中とは異なる良さ)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 9, 2021
❺中高一貫校の超トップ層は塾に行っていない聡明な努力家の群集が多い。それを肌で感じて他の子はヒヨルけれど、ハイレベルな世界を知れる事は経験上大切。
❻慶應附属は留年等しても多様性として寛容な風土がある(留年者でも優秀な投資家等になってるOBもいる)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 9, 2021
0時半スタートで3時頃までゲリラ的にやりましたがリスナーは終始50名程おり、興味度の高さを感じました。
中学受験のその後の悩みっぽい話が多い中、参加者含め聴いて頂き有難う御座いました~。
更に元・早稲田アカデミーの校舎長で今は独立されているユウキ先生と、その教え子で鉄緑会指定校に通われていた生徒で今は国公立大医学部、早慶上理層の理系に進学されている方々とのスペースもありました。
鉄緑会指定校に入学後をイメージ出来る内容であり、且つ、ウチの息子の通ってる学校でもリンクする話題もあり非常に参考になりました。
ユウキ先生(@yukimiura1984 )presentsの鉄緑指定校出身の学生スペースの議事メモ📝
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 29, 2021
①自己肯定感が無いとキツイ。
(優秀な子達に囲まれると劣等意識が高まる。大学行くとそれは異世界と気づく)
②トップ層(ベスト15)と下位は固定化しがち。但し、努力次第で下位は浮上出来る可能性あり
③鉄緑指定校の場合、東大なら高1、医学部なら高2、早慶なら高3から猛勉強でキャッチアップ出来る可能性は高い
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 29, 2021
④鉄緑指定校で中学から通塾(本人の意志に関係なく思考停止で通塾されてる場合)と通塾してない子の差は大学受験においてほぼ出ない
⑤東大全般と医学部を比較すると東大の方が狭き門
学生の方々は国公立大医学部と早慶上理層の理系学部に進学されたという事でしたが中高一貫校に通われてた時代のリアルな話を聴かせて頂き、大変参考になりました。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 29, 2021
スペース後半に肌感での率直な意見交換もさせて頂き、有り難がったです。
有難う御座いました〜。
大学総合選抜(旧AO入試)は就職活動に近い
旧AO入試制度が大学総合選抜に名前を変えて大学の推薦入試に変化が生じてます。
それに関してちむ子さんとともに現役の高校英語教師でもあるきのこさんがスペースを開催しています。
大学のポリシーと今までのその生徒の経験や強みを符合させてどのような分野で励んでいきたいかを論文や面接で訴える必要がありもはや就職活動に近い印象でした。
総合選抜等の推薦入試で入学される方々の比率が年々上がってきていますのでここの動向はチェックしておく事は非常に重要と感じました。
所感としては非常に参考になった。個人的には娘を意識して検討してたが息子も総合型選抜を検討しても良さそうだなと感じた。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) December 3, 2021
特に学校カリキュラムでいうと私立中高一貫校の方が個性が強く充実してるのでそこを活かすと更に総合型選抜入試では有利に進むようにも感じた。
以下、議事メモ📝 pic.twitter.com/enjKOmzfb9
国公立大医学部受験を狙う場合、中学からの頑張りが大切
2021年10月に以下のメンバーで国公立大医学部受験をテーマにスペースがありました。
- Twitter界ではもはやな有名人で都内で個別指導塾を営む中学受験を考える塾長
- 元大学受験の予備校講師で今は金融勤務のりょうたさん
- 医療経営をしており、医師を目指すお子さんの保護者であるmonacoさん
国公立大医学部は大学受験の全体を捉えた場合、非常にハイレベルな戦いになるので志高く早期にお子さん自身が目覚めて勉強をしていく事が重要というのを感じました。
一昨日の深夜の塾長(@chuujuwo )の「真剣40代しゃべり場」スペースにて、お悩み相談的にお話しさせて頂き、参考になる事柄多かったので簡素に備忘録残します。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 23, 2021
◼︎ 国公立大医学部受験について
りょうたさん(@tyamutyam )
monacoさん(@monaco315 )
色々有難うございました〜🙇♂️
以下、記述(↓
❶国公立大の医学部は共通試験で9割を越える点数を取る必要があり、高3の前半で8割は取れてないと前提として厳しい。
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 23, 2021
❷予備校/塾に入るのは早ければ早いほど良い。国公立大医学部は相当ハイレベルな戦いで遅いと浪人必至になる。
❸英語は特に重要なのできちんと中受時代から頑張っておく必要あり。
❹国公立大医学部の座席は学年全体人数の内1%未満で障壁が高く、私立中高一貫校の猛者が集う傾向が高い。(つまり、中学から勉強してる猛者が寄り集まる)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 23, 2021
❺中3時点で国公立大医学部を意識して予備校に通う集団もいる(※中高一貫校生徒限定)
本気で行きたいならば、塾の先生に指南を仰いだ方が良い。
❻中高一貫校の場合、中2中盤から高1、中3から高2の単元に入り、進んでいく。きちんと高校の単元押さえて行く事が大事。(国公立大医学部を現役合格目指せる子は“中だるみ”しない)
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) October 23, 2021
以上、かんたんなメモでした。
Twitterスペースは最新情報を把握するには最適
過去に実施したスペースの議事メモ含め載せましたが、どの会も個人的に非常に参考になりました。
以下にも記載しましたがテーマ型のスペースは議事メモも流れてくるケースがあるのでまだ参加した事ない人は教育垢でメジャーな方々をフォローし、情報を掴むと先回りして色々と有用な対策を講じれると思います。
教育垢限定かもしれないが5〜6月頃の初期のTwitterスペースは一過性でそれに参加しないと情報が掴めなかった。今はテーマ型開催/それの議事録のようなツイートやブログ記事が増加。Twitterスペースは2ndステージに入った感がある🤣
— kanaharu☀️🌈教育×資産形成 (@kanaharu2019) November 20, 2021
スペース参加してなくても有用な情報がシェアされ助かるので良き事😌
ちなみにスペースは昼夜問わず、割と開催されていますのでテーマ型で興味の高いスペースがあったら参加すると旬な情報を掴むという観点では良いかもしれません。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
コメント