就職氷河期世代について考える 〜生きる力〜

雑談

最近、就職氷河期世代とかロストジェネレーション世代と呼ばれるまさに私の生きた同世代の方々について、

現在、アラフォーになり、色々と正社員で就労出来ない、結婚出来ないなど社会問題になっているようです。

そこで自分の人生も振り返りつつ、考えてみました。

前提

就職氷河期に該当する世代の定義について、

一般的に1990年代半ばから2000年代前半に社会に出たり、2000年前後に大学を卒業した、2019年(令和元年)現在40歳前後の世代のことだとされる(wikipediaより一部抜粋)ということらしいです。

私自身、まさにそのゾーンにいるので本物の就職氷河期世代の人間です

ちなみに以下、最近のアラフォーとなる就職氷河期世代に関する記事です。

うーん、世の中の恨みつらみ含め入り乱れたなんとも言えない記事が踊ってます。

就職氷河期世代の中・高・大の自分自身を思い出す。

私が中学ぐらいにバブル崩壊し、なんだか景気が悪くなってきたというのを当時、肌で実感していました。

というのも、当時、私は首都圏内の公立中学に通っていて私立中学に通っていた小学校の友達や恐らくずっと私立小学校・中学だった人(同じ学区だが知らない人)が毎学期ごとに転校してくるのを覚えています。

慶應女子中学からきた女の子もいましたね、学芸大学附属の国立高校に入学しましたが。

いずれにせよ、ご両親のお仕事の関係でという決まり文句で転校生が来てたので「非常に世の中不況やなあ」なんて思ってたりしたものです。

また、テレビではバブル崩壊後、リストラされた模様を描いたドラマや急に就職難になり、就職活動に苦難するドラマなどが頻繁にあり、それを見ていて「普通に大学出ても意味ねー。」とか子ども心に影響受けてましたね、私は。

あと実は我が家の両親はいわゆる早慶上理出身で賢い大学は出ていましたが、家業を継いで自営業を営んでいました。

我が家の実家はそんなにバブル崩壊による不況のあおりは受けませんでしたが、バブル絶頂の時も全く裕福ではありませんでした。

どちらかというと経営センスもなかったというとそれまでですが、大きく経営を飛躍させることも出来ず、いつもお金に苦労していました。

とはいえ、今思うと私立高校・大学とお金を出せたので最低限はクリアーしていたと思います。

旅行とか全く行きませんでしたけどね、私自身そこに関して特に不満はなかったですが金ない家というのは自覚してました。

一方で中学の時にそんな感じで両親に対しては「頭良い大学行っても金で苦労してて意味ねー」って思っていたし、実際、口に出して親にも言ってました。

当時、親は黙って聞いてましたが今思うとよく怒らんかったな、と感じます。

恐らく親にとっても怒る以前に親自身の不甲斐なさも感じており、黙っていたのだと思いますが。

私は高校に入る頃までに思っていたことは以下でした。

  • 大学については、学士を取れれば最低ラインで良い。
    • 最悪、日東駒専レベルで良いと腹決めしていた。
    • 良い大学行こうが、不況の中で大きな差を実感する場がなかった。
    • 当時のバブル崩壊後のドラマや映画ではエリートがリストラされる話ばかりだった。
  • 技術職として資格を取って、手に職で生きる。
  • 学歴以上にお金を稼ぐ。
    • 自分の両親のようにやりたいことも実現出来ない窮屈な生活は絶対しないと強く思っていた。

結果、大学はそのまんま最悪、いいや、と思う腹決めしてたレベルの大学に入り、在学中にIT資格と教員免許を取得しました。

それ以外にWebを立ち上げて小銭稼ぎをしていました。

それを評価され、新卒時には某メーカに就職出来ました。

途中でさらにより良い給料を目指し、無事、転職出来ました。

(私のプロフィールには、いわゆる転職時にアピールできる上級資格を載せています。
在学時に取った経済産業省所轄の情報処理推進機構(IPA)認定の国家資格は初級レベルのものなので記載してません。)

就職氷河期世代における非正規雇用と引きこもり

前提にも記載しましたが「非正規雇用が多かった」「就職できなかった」という記事が多かったです。その中には「早慶でも駄目だった」みたいなものもありました。また「引きこもりも多い」という記事が踊ってます。

但し、振り返って考えてみると私の大学や中学の友達で就職出来なかったと言ってフリーターになったり、引きこもりになった人は非常に少ない印象です。理系の友達、文系の友達含めどこかには就職してました。

よって、思うのは「当時は〜」とか「不況で〜」と記事に書いてましたが、早慶出て就職出来なかったとかいう人も含め以下の傾向があるように思います。

  • コミュニケーション能力が低い。
    • リアル(現実)ではなく、バーチャル(ゲーム等の仮想空間)に逃げがち。
    • 部活・バイト等含め社会生活による集団行動を全くして来なかった。
  • ストレス耐性が弱い。温室育ち。
    • 守ってもらえる環境があった。
    • 甘やかされて育っている。
  • 言われたことしか出来ない。
    • 幼い頃から言われたことをやるというある意味思考停止している。
    • 言われたこと以外、やらない。
  • 自ら考えて行動することが出来ない。
    • 言われたことだけやっていれば良いと思っている。
    • 自ら考えて行動していないので自らのリスク管理/将来設計が出来ない。
  • 人のせいにしてばかりいる。
    • 大学までは上手くいったが、それ以降上手くいかず、理由が分かっていない。
      (自己分析が出来ない。)
    • 自分は悪くないと思っている。
  • 上記を助けられる、甘やかしても生きていける家族のサポートを受けている。
    • 親が二十歳を超える子供に対して、無造作に助けてしまう。
      (義務を果たして権利がある。つまり、助ける前に自律を促す条件を付けるべきだが、無償の愛で助ける、但し、子供は普通のことと思い、なんら進展しない。)

ここで実感するのは「勉強が出来る/出来ないではなくて、自律して考えて行動出来ない人は生きられない世の中になっている」のだと思います。

但し、バブル崩壊の時に今後そういう世の中になるだろう、と個人的には予測していたので、なんら驚きはしないです。

それが分からず、記事でよく見るパターンは以下が王道のように感じます。

  • 中・高・大といつも通り、何も考えず、言われたことだけやっている。
  • 過ごしていくと急にその先の道が厳しくなり、ブラック企業に入って、鬱になる。
  • 非正規雇用になって、という死のロードになった。

上記を教訓として、思考停止にならず、自律的に考え行動していくという部分をきちんと理解して進めていく必要あるな、と感じます。

以下の記事にもありますが、駒場東邦まで出ても同じアラフォー世代の人はおかしくなり、社会問題となっています。
(この息子の場合、アスペルガー症候群という噂もあり、そもそも心的な病気を抱えていた可能性もあったようですが。)

中学受験では勉強をしていく中でも動機付けの観点でなんで勉強をするのか、将来何になりたいのか、考えさせることも重要だと感じます。

そして、中学や高校でも同じで思考停止させずに何を目指しているのか、将来を考えさせるということを親はあえて口に出して言ってあげたほうが良いのかな、と感じます。

「将来、医者になれ〜」とか「XXの職業に!」と解を先にいう人もいると思いますが、
それもまた答えを子供に渡しているので思考停止を招く良くない行為のようですよ。

子供に「あえて考えさせる」というのが重要なんだと思います。

会社でも部下に対してあれやれこれやれ、という上司の元にいる部下は伸びないです。自分で考えさせる上司だと部下は自律的に動く。それと一緒なんだと思います。

就職氷河期世代の末路

日本は人生100年時代に突入している中で就職氷河期世代が今今40代で問題になってますが、恐らくこのままだとあと30年後は老後問題が今以上に深刻化しているのでしょう

解決策として、コミュ力がない40代を無理やり正規雇用しても無理があるので、

勉強が得意な人ならFXなどの在宅で1人で出来るワークをするとか、

出来る限り人に触れない清掃などの仕事など課題を回避した働き方を推進し、動き出すことが実利があるのだとは思います。

単純にコミュ力あるけど非正規雇用なら死ぬ気でスキルアップして活路を見出せ、という話でもあると思います。

私の実家は繰り返しになりますが自営業です。

そして決して裕福ではなかったです。

逆に私は自分の親を見て良い学歴だけだと何の意味もない、「俺は学歴関係なく、絶対に稼いでやる」と思い、必死にやってきました。

やるか、やらないかは自分次第と強く思います。

今後、どんどんAIや最新技術が進化し、もっと人がいなくても仕事が回る世の中になると思いますので、それを予期して先回りして自分は何をやっていくのか、という思考が大事な気がします。

就職氷河期世代で今の時代に生まれたら違っていたという記事も見たりしますが、はっきり言ってそれは虚構です。

どんな時代でも苦労はあるし、私も就職氷河期世代なのでそういうヤツを見るとそう言ってる時点でお前は無理だ、と思ってしまいます。

子供達には、世の中がどう変わっていくのか、いろんな事柄を思考停止ではなく、

勉強していき、将来やりたいことは何か、を突き詰めていけば、それに応じた成果が出ると考えています。

それは大学がどうとかはあまり関係がなく、生き様なのかもしれません。

何だか真面目な話をしてしまいましたが、度々、就職氷河期世代の話題が出る中で同じ世代なので何かとテレビでそのニュースを見たり、記事を見たりします。

時代のせいにする人が非常に多い、と感じていました。

運という部分もないわけではないですが、

そうさせたキーファクターは時代ではなく、その人自身の生き方や考え方が導いてしまった結果なのだと私は思います。

時事ニュースの習得/強化に向けて

最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。

中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります

そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。

塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。

それが子供用の新聞です。

中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。

幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。

子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。

読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。

週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。


朝日小学生新聞は、日刊で毎日いろんな記事を読めて情報豊富ですが月額2,100円でやや高めの価格設定です。

既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。



どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!

 

 

 

✨いつもご愛読頂き有難うございます!記事に共感できる方、心優しい方、面白そうと思う方、お金に余裕のある方、中学受験で悩みのある方がいましたら、投げ銭として「kanaharuの欲しいものリスト」でペンやノート、方眼紙やamazonギフト券等を掲載しておりますので1つギフトをお選び頂き、お届け先住所に"kanaharu"をご選択の上、ご提供頂けると幸いです。差出人名は秘匿でき、ハンドル名で記載変更出来ますので個人名での記載は不要となります。中学受験でお悩みがある場合、メアドをギフトメッセージに記載頂ければそのメアド宛に返信の上、お悩みに関する相談に乗ります。何か分からないことがもし、ありましたらこちらへ連絡お願いします。

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