現在、共働きが非常に多く、そして我が家の周りにもワーママで中学受験に挑んでいるご家庭が結構いらっしゃいます。
そこで今回はワーキングママのご家庭の中学受験について息子/娘の世代の方々や我が家の周りの事例等をみて思う事も多いのでワーキングママのご家庭にスポットライトを当てて議論したいと思います。
※我が家のママは専業主婦なのですが、よく我が家の周りにいるワーキングママさんの愚痴や相談などをママ友として聞いてたりするのでその話からの考察/見解として記載します。(暫くワーキングママ・シリーズいってみます♪)
小学校低学年や高学年でまだ中学受験しようかどうしようか検討しているワーキングママさんにとっては必見かもしれない話題として「ワーキングママで中学受験へ挑む場合に事前に知っておくべき事柄」という事にテーマに記載します。
ワーキングママと中学受験について、共働きご家庭向けとなっています。他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
ワーキングママの定義について
ワーキングママはフルタイムもしくは時間短縮で働いている正社員勤めのママと当サイトでは定義します。
ご近所近くでパートタイムでアルバイトのママは一旦除きます。
上記のワーキングママは会社に電車で通いつつ、夕方帰ってきて、食事の用意等をし、翌朝早く起きてまた仕事へというサイクルをしている主婦が当てはまります。
ワーキングママは正社員勤めのため、ご家庭の都合で休みを取ることが難しかったり、仕事の関係上、早く帰れない場合があったり、出張したりします。
専業主婦の場合、夕方以降等、自宅で色々主婦業を対応出来ますが、ワーキングママはなかなか時間を取ることが難しいという特長があります。
専業主婦との違いについて
専業主婦とワーキングママではざっくり言いますと以下のような違いがあるように思います。
- 専業主婦
- メリット
- 普段、家事や育児として子供に接する時間を多めに取ることが出来る。
- 子供はいるものの、ある程度、自分でペースを決めて生活できる。
- デメリット
- 精神的負担はある。(なんでやってくれないんだよ、とイラつく。)
- パパのみの稼ぎのため、コスト負担に限りがある。(※所帯年収に寄る)
- メリット
- ワーキングママ
- メリット
- 共働きのため、比較的お金がある。(※所帯年収に寄る)
- デメリット
- 働きつつ、子供の対応もするので精神的負担が大きい。
- 正社員として責任を持って労働をしているため、肉体的負担が大きい。
- 時間が制約されている中で全てをこなす必要がある。
- メリット
ポイントは専業主婦よりもワーキングママは「時間が無い」ということが言えます。(断言)
これは結構、地味に大きな差であり、学年が上がる程、時間が無いビハインドが大きくなります。
中学受験は子供の分からない問題の復習等を自宅でやるのが一般的です。
このお金で買えない”時間”が無いということをどうリカバリーするのかが、中学受験において非常にキーファクターになっていきます。
我が家の周りのワーキングママさんは子供が小6時点で会社を辞めて中学受験1本に絞っていました、本気です。
[関連記事]
中学受験の失敗談 〜塾ライフ編〜
中学受験では親の伴走/マネジメントが重要
専業主婦であろうとワーキングママであろうと子供へのマネジメント、いわゆる塾での単元の見直し等は誰かが担わないと小学生が、高校生のように自律して勉強はしません。
実際にそれができる子供もいるのかもしれませんが、ほぼ皆無だと思います。
ここが「中学受験は親が全て」と言われる所以です。
過去に我が家のママが実際に実施している内容を以下の通り記事にしていますが、誰かがこれをやらないと成績は基本的に上がりません。
上記を担うのは、ママでもパパでも極端な話し良いのですが多くのご家庭では専業主婦/ワーキングママ問わず、ママが対応しているケースが世間一般で多数派かと思います。(だからママの負担が大きくなってしまうのだけれど。)
稀にパパがやってるケースもありますが、以下の記事の通り、結構上手くいかないパターンも多いので何がベストかはご家庭でよく会話された方が良いと思います。
- 中学受験で足を引っ張る「理系父」の口癖
- 中学受験をダメにする”コンサル父”の口癖
- 中学受験、お父さんのNG行動とは?「エクセル父さん」に「自慢話父さん」も
- 親が熱心なほど中学受験で不合格になる訳
- お父さん、僕もう無理だよ 中学受験に潜む“教育虐待”の実態
関連記事に記載していますが子供と比較的接する機会が多いママの方できちんと管理、情報収集、及び勉強を教える等、多面的な動きを取る事で中学受験の勝率は俄然高まります。
負担が大きいですが、夫婦でケアしながら進めていく事が大切です。
[関連記事]
必見!受験ママの伴走テクニック 〜鬼オペ編〜
必見!受験ママの伴走テクニック 〜情報収集編〜
必見!受験ママの伴走テクニック 〜勉強の教え方(努力)編〜
中学受験に向けたオヤジ学 〜二月の勝者(1,2巻)編〜
中学受験へ挑む前の心得/準備
ワーキングママさんにて中学受験へ挑むことは専業主婦である方々よりも負担が大きいです。
そのため、受験を実施する前にきちんと事前に理解していると心の準備が出来ると思いますので以下に整理し、記載します。
中学受験を行う親の思いの共通化
中学受験に挑む前に専業主婦でもワーキングママさんでも夫婦で中学受験で何を求めるのか?を意識合わせした方が良いです。
なぜなら、中学受験において子供にとってママが担う役割は大きいため、精神、肉体共に相当負荷が掛かります。(当然、パパも協力的ならその負担は軽減されます。)
専業主婦よりもワーキングママは特にこの夫婦感の意識合わせをしないと負担が更に大きくなります。
というのも中学受験はいかにパパが協力的に動いたとしても、子供にとって小学生時代は特にママ大好きなのでママに面倒を見て欲しがります。
中学受験を成功に導くキープレイヤーはパパではなく、ママです。
さらにパパよりもママの方が子供を理解しているのです。
パパはなんだかんだ仕事で飲みに行って子供をママに任せちゃう共働き夫婦多くありませんか?
つまり、夫婦共働きの中でどんなに忙しくともワーキングママの担う役割は大きいため、きちんと夫婦で何のために中学受験をするのか?という根底の部分について、意識合わせしておかないと途中で気持ちが持たなくなる可能性が高まります。
教育方針に共感できるところなら偏差値に関わらず、子供の納得が行く私立中学に行くという感じで目指す山を決めるなら、ありなのかもしれません。
もし、どうしても超難関中学以外は行かせたく無いという思想をお持ちなら、共働きそのものを見直すくらいの勢いが必要になってしまう事もあり得ます。
中学受験への家族のサポート、特にママの担う役割は自然と大きくなってしまうのでそこを心得て進めた方が良いと思います。
我が家の周りのワーキングママは旦那さんがそもそも中学受験を歓迎していない中で突っ走ったこともあり、もうしょっちゅう喧嘩です。
我が家のママにかなり愚痴ってます。
現在、ご近所のじじ・ばばの家に別居中(今も中学受験真っ只中。。。)
本来、ご夫婦協力して中学受験に挑まないと子供の精神衛生上も良くないですし、良い成果が出難いと思いますのでぜひ、夫婦円満にGoal設定をしましょう。
[関連記事]
中学受験を通じて気づくこと 〜小6で受験する意義編〜
ご近所のじじ・ばば連携の模索
時間が無いワーキングママを救う手段として最もポピュラーで王道の方法です。
結構、我が家の周りでは、ご自身の実家の近くにご自宅を構えている方がそれなりに多い傾向もあり、複数家族でこのパターンが存在していました。
実際にじじ・ばばは、まだ体も頭もキレキレな人いますし、中学受験に挑むようなご家庭はじじ・ばばもしっかりしているケースが多く、我が家の周りでは塾の送り迎えやはたまた勉強の復習も見ていました。スゴイ。
時間がないならじじ・ばばへのアウトソーシングという手段をとってみるのもありなのできちんと協力を仰げるかは確認した方が良いです。
難点はご近所にじじ・ばばが住んでいないとこの方法を選択出来ません。
個別指導塾の活用
これも王道のパターンの1つです。
ちなみにこの前提はSapixや四谷大塚や日能研などを通っている上でアドオンでの個別指導塾を指しています。
(単独の個別指導塾ではなく併用が前提ですよ。認識齟齬ないように。)
こちらはご近所に頼れる実家がなく、自力でなんとかしようとした場合に分からない部分を救済するための手段として活用されているケースが多く散見されます。
もし、専業主婦でママの方で子供の分からない問題を救う場合に家庭教師を雇うのと同じ発想ですが、場所付きで提供できるのが家庭教師と違うところなので塾行って個別指導塾行って一緒に帰るとか、日替わりで塾、個別指導塾、塾、・・みたいなサイクルで行かれる方もいます。
ただこの方法は、アメ車のガソリンのようにお金が吹っ飛ぶようで我が家の周りのワーキングママが「個別指導塾は相当高いわー」と嘆いている話はよく耳にします。
パパが死ぬ気でワーキングママに代わってサポート
このパターンは1件、専業主夫をしている方が知り合いでいてママが代わりに稼いでいるパターンのみ見たことがあります。
パパがママに代わり、塾の単元に関しての子供へのマネジメントや勉強を教えるという事例は個人的にはほぼ聞いたことがありません。
恐らく夫婦で共働きというご家庭は仕事へのコミットメント力が高いので、家庭を優先するよりもどうしても仕事を優先してしまいがちでそれがパパ側に顕著に現れていると思います。
ですが、この選択肢を取れるご家庭がいた場合、あなたはラッキーです。
我が家の限られたコミュニティー(小学校、ご近所の日能研、大型校舎のSapix)ではほぼほぼこのパターンのご家庭に遭遇することはありませんでしたので。
パターンとしては0(ゼロ)ではないと思いますので、ぜひ、旦那の応援で夫婦の力で子供を引き上げていくという手段をTryしてみるのもありです。
ワーキングママにて知っておくべき事のおさらい
ワーキングママにとって、時間との勝負というのは付きまといます。
ここをいかにうまく打開して中学受験に取り組んでいくかというのが非常に深いテーマになっていきます。
また中学受験の成功を導くにはきちんとしたGoal設定と家族の協力が大事であり、旦那の協力というのは必要不可欠です。
何せ、旦那が協力してくれないとか中学受験を妨害するような事を子供に吹き込むとか、まあ、色々愚痴を聞きますので夫婦できちんと会話をするというのが最初の一歩と思います。
上記の心得/事前準備はあくまで私の私見ですので、ぜひ、参考まで。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
コメント