中学受験に向けたオヤジ学 〜二月の勝者(1,2巻)編〜

勉強法

恐らく中学受験を目指す保護者ならば、この漫画の存在を知らない人は少数派でしょう。

本当は「中学受験に向けたオヤジ学〜理解編〜」ということで記載しようと思っていましたが例があったほうが分かりやすい、と思い、折角なので『二月の勝者』を題材に考えました。

『二月の勝者』を例に取り、オヤジとしての見解やこうやったほうが良いんだろうなあという考察と中学受験を終えている保護者としての教訓等をテーマに記載します。

ということなので、ネタバレな感じで進むのでそこは予めご了承お願いします!

ちなみに私はこの『二月の勝者』を知ったのは、息子の中学受験が全て終わった後のまさに二月でしたね。

たまたまWebでこの漫画の存在を知り、話題になってるんだな、程度でした。

漫画にしては価格が高く、購入検討していなかったのですが、中学受験を経験していただけにやっぱり読んでみたいな、と1巻だけ買いました。

そうしたら、家で妻も読んで、これ面白いわ〜、リアルだわ〜、とハマってしまい、残りの販売していた2巻以降の本を購入しました。

かなり塾の研究がされています。

特にサピックスに対しての研究が。

ただ、漫画の中でのフェニックス小学部は、結構、ヒールに描かれていますがそこまで鬼な塾ではないですがね。

君達が合格できたのは、父親の「経済力」、そして、母親の「狂気」

この漫画の冒頭で、実績トップ塾「フェニックス」の元No.1講師・黒木 蔵人が放った非常に印象的で有名なフレーズ。

中学受験において父親はまさにキャッシュ(お金)を投下出来る経済力が必須

授業料、冬期講習、春期講習、夏期講習、学校別特訓、特別特訓など、とにかく中学受験はお金が本当に掛かる

だいたい小学校3年の終わり(新4年)から小6の終わりまでで、実質、300万円は塾代で飛びますよ。

そんなに金掛かるのかよ、と思う人はそもそも中学受験止めたほうが良いですね(笑)

中学受験終わった後に以下にも書きましたが私立中学の授業料等に加えて、さらに塾に行く子も多い昨今、常時、お金の話は付き回りますので、そこは覚悟しておく必要ありますよ。

父親の皆さん、ぜひ、仕事で頑張って稼ぎましょう!

ちなみにオヤジ学という観点では直接関係ないですが「母親の狂気」は非常に重要です。

我が家では、子供本人も望んだ事もあり、最後の3ヶ月は家庭教師を投入したのですが、母親の強い希望もそこにはありました。

「ここまで来たら、絶対に第一希望群の学校に合格させてあげたい!」と。

「このまま、もし、何の手も打たず、安全校で終わったら、納得出来ない」と。

これが母親の狂気なのだな、と私はこの漫画の冒頭でハッとしましたね。

母親の皆さん、残り3ヶ月はマジで重要です。

別に家庭教師という選択でなくとも最後までベストで望むための「母親の狂気」をぜひ、発動させたほうが良いです。

 

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凡人こそ、中学受験をすべき

1巻で「子どもは勉強なんてしないでサッカーをやるべきだ!プロサッカー選手になるんだ」という父親の様子を見て母親は困った顔。

これは本当によく出るテーマで勉強をすべきか、小学校低学年からやっているスポーツを優先するべきか、という悩ましい話。

まあ、漫画の中で記載されていますがFactの数値で比較すると以下の通り。

項目サッカー中学受験
全人口(目安)全国のサッカー競技人口は高校生・大学生・Jユース所属の最高学年合わせて約5万8千人首都圏一都三県受験者数は約5万2千人
定員(目安)日本で毎年プロサッカー選手になるのはJ1とJ2、J3の合計約120人最難関 東京男女御三家募集定員1,340人
突破率(目安)プロサッカー選手になれる確率は約0.21%御三家に受かる可能性は2.58%「憧れの難関校」くらいまで入れると、10%弱

ここは心情や思いが交錯するので一概に「だから中学受験へ」にならないのがリアルな世界観かと思います。

難しいところです。

ただ、さっきのお金に絡んでいうと個人的にはドライにいうと投資対効果という観点で我が家もスポーツを切り捨てました

実際には、中学入って部活でやれ!と。そもそもそこで間に合うし。

元・巨人軍の宮本和知は中学までサッカーやってて、高校から野球始めて、結果、オリンピックで金メダルをとったナインであり、読売ジャイアンツにも3位指名で入ってます。その後の活躍はご存知の方も多いと思います。

言いたいことは、スポーツは本当に才能の世界であり、出来るやつは出来る、出来ないやつは日の目を見ない

そんな不透明なところに投資をして意味があるのか??です。

子供を本当に可愛いと思うなら、打点の高い勝負をしたいと思うのが普通では?と。

仕事もそうですが、撤退する勇気が非常に重要だと思います。

将来的に勉強とスポーツのどちらの選択肢が幸せになるのかをよく考えたほうが良いですね。

 

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画面のキャラに課金してんじゃねーよ。子どもに課金してクソ強いキャラに育てよーとして何が悪い。

旦那が課金ゲームしてて、子供の中学受験に非協力的でそれでも我慢を重ねていた母親がついに爆発してキレた時の一言。

まあ、そりゃ、怒るよねと。

私は課金ゲームをしたことないので分かりませんが、中毒症っぽくなるようですね。

ちょっとずつちょっとずつ課金を重ねて。

まあ、ゲームの世界でお金使うより現実世界で投資をしたほうがリターンが大きいのは火を見るより明らかでしょう。

とはいえ、課金ゲームではなくとも、ゴルフやキャバクラに仕事とはいえ、一部持ち出しで他にお金を使いつつつ、非協力的な父親は結構居ますよね。

今の時代、そんな接待って、出世において微差のレベルでしょう。

それだったら、そこはごっそり削って、子供に投資をしたほうがリターンが大きい気がします。

もしくは副業とかでセカンドキャリアに向けて努力したほうがよっぽど良い気がしますね、個人的には。

子供に課金もしつつ、父親自身もお金使いたいなら父親自身がその課金と自己資金を埋めるだけのキャッシュを稼げるように頑張るべしですね。

中学受験において、理解のない父親だとなかなか意見が割れて、結局、頑張っているのは母親のみというご家庭もあるかと思います。

それは教育上も良くないし、家族で話し合って意見を一致させ、一丸となって進めていくことが大切だと感じます!

 

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時事ニュースの習得/強化に向けて

最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。

中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります

そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。

塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。

それが子供用の新聞です。

中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。

幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。

子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。

読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。

週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。


朝日小学生新聞は、日刊で毎日いろんな記事を読めて情報豊富ですが月額2,100円でやや高めの価格設定です。

既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。



どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!

 

 

 

✨いつもご愛読頂き有難うございます!記事に共感できる方、心優しい方、面白そうと思う方、お金に余裕のある方、中学受験で悩みのある方がいましたら、投げ銭として「kanaharuの欲しいものリスト」でペンやノート、方眼紙やamazonギフト券等を掲載しておりますので1つギフトをお選び頂き、お届け先住所に"kanaharu"をご選択の上、ご提供頂けると幸いです。差出人名は秘匿でき、ハンドル名で記載変更出来ますので個人名での記載は不要となります。中学受験でお悩みがある場合、メアドをギフトメッセージに記載頂ければそのメアド宛に返信の上、お悩みに関する相談に乗ります。何か分からないことがもし、ありましたらこちらへ連絡お願いします。

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