今回は、受験ママとしての伴走テクニックで、特に子供に対するコミュニケーション(声掛け)をテーマに記載します。
実際に伴走している中でいろんな場面がありますよね。そんなときに受験ママのコミュニケーション能力が問われます。
我が家の受験ママのコミュニケーション手法を参考に記載します。
受験ママの伴走テクニックについて、他のをまだ見ていない方は以下も参照お願いします。
やる気を引き出す声掛けについて
いろんな場面で特に苦しい時、成績が下降気味の時に中学受験をする子供に声掛けし、やる気を持って勉強してもらうよう世の母親は動きます。
でも、なかなか難しいですよね、言葉の選び方が。
まず、これは言わない方が良いと思うものから、
( ̄∀ ̄)←ママ(A)
「今(中学受験)、頑張れば高校受験ないので楽になるわよー!」
(*゚▽゚*)←ママ(B)
「大学付属校に入れれば、この先は受験をしなくて済むわよ〜」
なんとなく、人参をぶら下げて頑張れ!って感じですが、そうすると、人参食べ終わると(中学入った後)眠りに着きます(堕落します)ね。
この手の話をしているお子さんは、チャレンジ校だろうが安全校だとか関係なく、もうそこ(中学受験)がゴールになり、堕落の街道へ突き進みますよ。
まあ、実際、我が家の息子の中学にも中1のまだ夏前なのに中間と期末で既にW赤点ホルダーがいて、「アイツ終わっとる」と息子も引いてたりする子も出現しています。
我が家の近所のお子さんは安全校に入学しましたが全く勉強しなくなり、ご両親激キレ継続中でございます。
個人的には、中学受験よりも中学入学後の方が非常に大事だと思っています。
勉強や部活、遊びなどを通じて将来、自分がなりたい職業などの目的を見つけ、それに向かってより一層頑張っていくのが中学・高校の6年間になるはずですので。
中学受験はゴールではなく、自分の目標とする職業に最短で近づけるための手段の1つなのだと思います。
受験ママの場合、
( ´ ▽ ` )←受験ママ
「中学に入って勉強するにしても、今、やっている事は必ず役立つのよ」
( ´ ▽ ` )←受験ママ
「今、勉強しないとか努力しなかったら、中学や高校入っても苦労するわよ。」
どちらかというと勉強をやらなかったら、どうなるのか、を伝えつつ、やっとかないと後がしんどくなるよ、という感じで勉強へ向かわせてましたね。
ここは色々ありますが、子供自身に勉強をやらないとマズイと思わせるような声掛けが必要なのだと思います。
[関連記事]
中学受験に向けての心得 〜受験決断に到るまで編〜
<参考>
受験ママではなく、私自身の話なのですが、昔、私自身、中学生の時に高校受験でやる気なく、腐っていた時代がありました。その当時のやりとりは以下の通り。
ヘ(°◇、°)ノ←私の親父
「お前が勉強しようがしまいが困るのはお前だ、嫌なら勉強をしなくても良いよー。」
( ̄ω ̄)←自分(中3)
「ふーん。」
ヘ(°◇、°)ノ←私の親父
「お前が勉強しなくても俺は痛くも痒くもない。」
(#`3´#)←自分(中3)
「なんだとー!!(怒)」
当時は「このろくでなしが!」と思いましたが、まあ、よくよく考えると確かに困るのは「本人」なんですよね。
何のために勉強する必要があるのか、小学生でも分かる言葉できちんと伝えれば、分かると思います。
無理に勉強させても腹落ちせずになんとなーく勉強しているという感じになるので成績もそれほど上がらないようにも思います。
腹落ちさせて勉強に向かわせることが最重要です。
我が家の息子は小6の12月頃に「必ず俺は●●●中学か△△△中学に合格したい。むしろ不合格になりたくない。」と言っていました。
この意志、本人の「落ちたくないという恐怖心」があったからこそ、最後まで手を抜かず、勉強に集中したように感じます。
慰める声掛けについて
成績が良い時もあれば悪い時もある。
頭ごなしに叱りつけても逆効果の時ってありますよね。
特に勉強しても成果が出ず、成績が芳しくない時にどうしましょ、なんて思うことがあるのではないでしょうか?
基本的に勉強してその結果、出来が悪い場合、その子供自身も分かっていて気にしていたりします。
その傷口をえぐるようにヤンヤヤンヤ言ってるとお決まりの親子バトルに突入し、お互いに何も生まない時間を過ごすことになります。
それは不毛です。
勉強したけれど成果が出なかった時は受験ママはとにかく改善されたと見受けられるところをテストの解答から探します。
今まで出来なかったものが出来るようになったところを探します。
算数で凡ミスは多かったけど、難しい問題が逆に取れていたり、国語だと漢字が今までは汚かったが、綺麗になっているとか、とにかく、褒めポイントを探して事実に基づいて褒めてましたね。
人は褒めて貰うと報われたと思うものです、結果が出てなくても。
しかも、きちんと親に分かってもらえているというのは子供にとって嬉しいことなのだと思いませんか?
それは今後のより良い効果に繋がっていくはずです。
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調子に乗っている時に掛ける言葉について
受験ママは調子に乗っている時は、例え、成績が良くてもその解答内容の中で本来、落としてはならない問題やその理由をきちんと伝え、お前が調子に乗るのはまだ早い、という感じでより高みを目指すように檄を飛ばします。
ポイントは最初は成績を取れたことを褒めつつ、一気にガツガツとダメ出しを言うという「上げたうえで、ズドンと落とす」というやり方です。
頑張っているのだけどもまだまだ足りんと。
受験ママはここでも鬼オペを発揮するのです。
うーん、受験ママの子供への期待値が高い、もしくは、目指す目標が高い程、心を鬼にして言う必要があるのか。
私は良い人なのでなかなか言えませんね。
子供可愛いもん。
もちろん、頑張ったことで褒めてもらえたけど、もっともっとと言われると子供は疲弊し始めます。
が、ここでパパの出番です。
子供には自分なりに継続して淡々と改善すれば良くて、頑張り過ぎる必要ないぞ、と。
そもそも中学受験終わっても勉強は続くわけだし。
ただ、頑張って高いレベルの中学に行くとレベルの高い先生やOBがいて、面白い授業や取り組みをやってくれる。また、中・高の友達も優秀な子が多いはず。
将来を考えても、お金で買えない人脈も手に入るはずなので頑張ったら頑張った分の価値があるんだぞ、と。
さりげなく社会人としてのパパのアピールもする。社会出たら人脈大事ですし。
ここら辺は子供には分かり難いとかもあると思います。
そこでテレビ朝日のあいつ今何してる等のテレビを見つつ、
「だいたい社長(CEO)で出てくる方々はほぼ例外なく超難関中学の中高一貫校が多く、お前もその中学入ったら同級生が社長とかやるヤツが絶対出てくるよ」と伝えたり、
「そもそもお前が社長になれるかもよ〜w」みたいな話もします。
「社長なったら、なんでも買い放題だな」とか。バカな話をしています。
小学生でも特にプラスのイメージが出来るように伝えることが大事だと思ってます。
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中学受験期こそ、円滑なコミュニケーション
受験する子供もその特性によってなかなか難しい部分あると思います。
そこはご家庭なの中での間合いやより効果的なコミュニケーションが重要になってきます。
小学生の間は、大人の話を聞きますが、大きくなってくると反抗期を迎えてくる事でしょう。
今ぐらいしかきちんと子供と朗らかに話せないかもしれません。
そんな貴重な時期として子供自身のモチベーションを折らずにより一層子供自身が過ごし易い頑張れる環境づくりを率先して心掛けてサポートしていく事が大事だと思います。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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