戦略53)中学受験に向けたオヤジ学 〜二月の勝者(3,4,5巻)編〜

勉強法
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今回は前回の続編です。前回は『二月の勝者』の1巻、2巻をベースに以下について記載しました。今回は3〜5巻をベースに同じように考察と教訓を記載したいと思います。

恐らく中学受験を目指す保護者ならば、この漫画の存在を知らない人は少数派でしょう。

今回は、本当は、「中学受験に向けたオヤジ学〜理解編〜」ということで記載しようと思っていましたが、例があったほうが分かりやすいようなあ、と思い、折角なので、『二月の勝者』を題材にオヤジとしての見解やこうやったほうが良いんだろうなあという考察と中学受験を終えている保護者としての教訓等を記載したいと思います。(ということなので、ネタバレな感じで進むのでそこは予めご了承お願いします!)

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手に入れたいのは学歴「だけ」ですか?

中学受験で「常にトップ校をめざすべき」というフェニックス小学部の灰谷先生からの言葉に桜花ゼミナールの佐倉先生が心に引っ掛かりがあった。そんな時に同じ先生仲間の桂先生が言った言葉ですね。

この漫画内では「学校選び」で親の希望と、子供の希望に乖離もありました。

中学受験で得たいものは一体何なのか?がテーマとなりますが、あえて、以下の2つの議論に分けます。

  1. 父親の学校選択への関与(悪い例)
  2. 偏差値以外で学校を見る

1.について、割と私の周りの父親を見てると近視眼的に偏差値偏重っていう感じは往往にしていましたね・・・。結構、多い例は、サピックスに行ってるんだから、XXX中学は最低でも受けて欲しいとか。

私の知ってるご家族で複数名いますが、小6の冬の時点でも持ち偏差値が余裕で10以上離れているのに父親指定の学校を落ちると分かってても、とりあえず受験される方がいました。(塾友ママはこれでパパは気がすむと思うのでとりあえず受けるわ、と。)結果的には当然ながら、それほど中学受験は甘くないので落ちるのですが、この行為がいかに愚かなのか分かります?

《Goodケース)仮に合格出来た場合》
持ち偏差値がそもそも足りていない中でまぐれで合格しても、入学後、その子供が学力でその中学の授業に追いついて行けないリスクが高い

我が家の息子の1学期の成績表と評定分布というものを頂いています。評定分布は、10段階評価の場合、どの評定に何名いるかが、同じ学年全体として俯瞰して見れるものです。これを見るとある評定で中央値となって人が固まって分布しているのが分かるのですが、大きく沈んでいる子も少なからず居ます

きちんと評定ごとに何名と記載があり、絶対評価なので完全な実力値が出ていますが、あれは相当キツイし、我が家の息子の様子を見て居ても浮上させるのは非常に難しいです。何せ、皆、その中学に入れるだけの頭脳を持っている中で中学の中間・期末は極めて難易度の高い試験内容となっていますので。

《Badケース)不合格の場合》
中学受験は受験日程におけるオーダの組み方によって、子供達の努力を最大限として実力相応の学校には合格出来る可能性があると思っています。これは保護者の戦略次第。それを普通にぶち壊している。

つまり、子供が本来、もっとその子供に適合した良い学校に行けるかもしれないのに無駄に親のエゴで1日潰している

この手の父親は、中学受験深く考えておらず、塾代等、お金出してる故に主張しているのだと思いますが、アホですね。

上記の理由を伝えて、無駄な受験日程は組まない方が良いです。この手の主張で受験した方、割と聞きますが、合格したなんて皆無でだいたいこの手のご家族は2/5くらいまでもつれ込んでましたね。。。

多分、中学受験の戦略が下手くそなんだと思います。

ぜひ、以下の記事に受験オーダの組み方を記事にしているのでご参照を。

2.について、あるご家族でその娘さんは気さくで良い感じの子でしたが、なかなか偏差値は良くなかったのです。が、その子が行った中学は、家政学部のある女子大学付属の中学でした。

個人的には非常に良いチョイスをしているな、と思いました。

というのもその娘さんは、そもそも勉強が得意ではない中で女子大学の付属ということでそのまま内部進学で女子大に進学出来る可能性は高いですし、付属の大学以外にも他大学に推薦も多いので中学をきちんと過ごせば非常に可能性が広がりますし、偏差値的にも古豪で昔は非常に偏差値が高かったけども昨今は偏差値だけ見ると振るわない学校ではあったのですが、設備面・環境面等含め申し分ない学校のため、保護者賢い、と思っちゃいました

その他偏差値が高くなくても、面倒見が良く学内で講習をしてくれる学校もありますし、設備が充実している学校もあります。

目指すべき学校の指標は全くもって偏差値だけではないのでそこは心得る必要あります。以前、そこに触れている記事がありますので、以下をご参照お願いします。

今頃こんな問題に時間掛かっているようじゃ『絶望的にゴミだ!』

鬼ママならぬ鬼パパが、息子に言った一言です。アツくなると盲目的になって良からぬ方向に行くといういつものパターンのお話

この手の話は塾の先生、とか既に中学受験を経験をしている等の有識者の判断以外は無ですね。だって知見がないのに勝手にやって、ゴミだー!って馬鹿なんじゃないか?と普通思いませんか?

このパパは息子の初・受験で何を気張っているのか、と。可愛いが故に情熱を掛けてしまうのかもしれませんが、子供にハイ・プレッシャーを掛けても、心が歪むだけなので何も生まないですね。

子供への誹謗・中傷は、そのまま、その子供が学校で他の子供に誹謗・中傷をするという悪の連鎖を招くので止めた方が良いでしょうね。

一つオススメは、穏やかに会話していると子供もその学校で友達に穏やかに会話します。自分の発言が鏡のように子供に移って行きます。

ずーっと怒ってれば、子供も怒りっぽくなるし。とはいえ、子供にいつも接している人ほど、ずっとにこやかにはいれないと思いますが、心掛けるというの気持ちが大事かもしれません。

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本番のテストで点数をクリアさえすれば合格できる

桜花ゼミナールの吉祥寺校の塾長・黒木先生が高校受験と中学受験を比べて中学受験が好きだ、という理由を言った時の一言。

この言葉の根底として「高校受験?大っ嫌いです。だって同じ学力の子が並んでたら、より「先生に好かれた生徒」の方が有利なんですよ?」というのが出ます。

まさに我が家もこれは不毛だな、と思いましたが、そこにいれば、そのチキンレースに参加しなければ良い公立高校に受験が出来ないので、かなりキツイです。

昨今、有名私立中学について、豊島岡女子、本郷、成城、という中高一貫校が高校の募集停止を予定しています。その他、首都圏内は公立校の中高一貫に伴う高校募集停止も増えています

また、高校から私立中学に行く場合、中学受験だと偏差値は比較的低いのに高校受験では偏差値が上昇しており、入り難い状況のようです。

例えば、日本大学中学校は、中学・高校の中高一貫校ではありますが、中学と高校の両方募集があります。中学受験の偏差値上、52くらいで、かたや日本大学高等学校という高校受験の偏差値の場合、65〜67だそうです。(株式会社 イトクロが運営している「みんなの学校情報」から偏差値引用)

つまり、内申書が不要と思える私立高校も、中学では入りやすい学校すら、入り難い世界観に変わります。それって全くもって損だよな〜、と感じてしまうのは私だけではないと思います。

簡単に公立で〜、という父親は多いと思いますが、我々の時代は中学3年の2学期の内申点のみだったのが、中学3年間全てが内申点の対象へ既に変更になっております。

現状、中学2年の終わりまでにはほぼ受験できる学校は決まってくるそうです。ようは、昔の感覚とは全然違うのでそこを理解して進めて行く必要があります。

我が家の娘の場合、別に公立でも内申点取れそうな気がするので公立もありかもなんて、思う時もあったりするのですが内申点を取る難易度は格段に上がっているようですので公立に通う場合はそこをきちんと覚悟しておく必要があります。

夏休み明けの模試で第一志望との偏差値の乖離が15ポイント以上なら、その時点でその学校を諦めてください!受験を『自分ごと』にさせることです

花ゼミナールの吉祥寺校の塾長・黒木先生が夏期講習前に保護者説明会で言った一言。

何事にもリミットがあるということを言ってます

中学受験を経験した身からすると以下の記事にも記載しましたが、15ポイントよりももっとシビアで10以上離れている時点で時間の無駄と言えるぐらい違うように思います

小6の秋は既に皆、必死で勉強しているのでそもそも差が生まれ難いです。エンジン全開でも伸びる子はコツを掴んで神掛かってきます、偏差値も伸びていく。

それは夏休みに片鱗が必ず出てきます

我が家は、小6の夏からかなり伸びましたが、顔つきが変わってきた印象でした。とにかく、目指す中学に合格したい、という思い。アノ夏(2018年の夏)が、受験を「自分ごと」に変えた瞬間なのかもしれません。

サピックスの夏期講習でのクラス確定した際、我が子はJというクラスにいました。夏を通して、上がることも下がることもなかったですがあとちょっとで上のクラスに上がれるボーダ付近に常にいました。

落ちる子はKからJにきて、2日間ほどJに滞留して、3日目でIのクラスに落ちる、という真っ逆さま状態の子も何人もいたようです。(サピックスのクラス変動等の詳細はこちら)夏の特訓はかなり苦しくも厳しい環境でしたが、一見すると成績に変化がないように見えますが、逆を言うとどんなにきつくても落ちることがなく安定していたので、必死に食らいついていたと思います

良きライバルのような塾友の存在も大きいように見えます。

その秋から、合格力判定テストが始まりますがそこで偏差値が上昇していたのが数値上にも現れてきました。我が家の息子が通っている鉄緑会指定の中学は通常、αクラスの子達が合格する中学で、入学後もαクラスの子達が多かったようですが、我が家の息子は小6においては少なくとも一度もαクラスに行くことはなかったですがきちんと成果が出ました。(なぜか、マンスリーだと偏差値がいつもあまり良くなかったのが謎ですが・・・まあ、Bタイプをメインに勉強していた影響かもしれません。)

なお、偏差値上で見ると合格力判定4回分を平均して受験した学校群の偏差値を比較すると同等、or、最大幅として5ポイントくらい上位の学校を受けたような感じでした。

中学受験が終わってサピックスの先生からは「今年、私が教えた生徒さんの中で一番伸びましたよ」と声掛けも頂きました。

理由を聞くと、きちんと塾で指導している宿題含め全て言った通り、直しをしてきていたと。言ってました

やはりとにかく間違えたところを1つずつ確実に理解して行く、2回目に似たような問題が出た時に解けるようにしておく努力が大事ですね。

教訓としては、小6の秋時点で偏差値15ポイントというより10以上違う時点で再検討が必要と思います

また、小6の夏にエンジン全開になるために親子という視点も大事ですが、塾友同士で刺激も大いにあったので、塾の様子とか聞いてあげると良いと思います。生活のほとんどが塾になりますので。

また先生が何を指導していたのか、聞いてそこをフォローアップしてあげるのが良いです

結構、先生から指示が来てたのでそれをきちんとやる、という王道をやり続ける伴走を振り返るとしていました、我が家の受験ママは。

父親はあーだこーだ言わず、出来る支援を出来る限りした方が良いです。ちなみに私は父親的に小6の夏休みに頑張ったことは塾の送り迎えです、基本的に私がやりました!(* ̄^ ̄*)エッヘン!

なお、受験ママからはそれくらいで威張るな、って、よく言われました、分かってますよ・・・やれる範囲で協力してます。父親もやれる範囲で子供サポートしていきましょー!

 

 

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