前回同様、以下のポリシーで進めて行きます!
昨今、本ブログの更新を怠り、Twitterのスペース等、参加していましたw
中学受験を取り巻く保護者の方々の悩みや幼児教育等を直接声で聞く事が出来、面白くブログも良いですがスペースで生の声を聞くことは非常に有意義かもしれません。
さて、本題ですが、今回から新シリーズです。
中学受験で定番となる疑問をテーマにしていきます。
今回は、”小4時点の学力は遺伝と環境で7割方決まるってホント?”をテーマに記載したいと思います。
小4時点の学力は遺伝と環境で7割方決まるの真相は?!
このテーマはTwitterを中心に是非を問う論争が起こっているホットな話題です。
先日スペースでこれを唱えていた塾講師の方とも会話させて頂いていたら、深夜なのにリスナーが約240名という事で非常に関心が高かったことが伺えます。
この問いに対しては、正解はないのですが、上記の議論を踏まえての持論を以下に述べます。
- 小4時点の学力は遺伝と環境で7割型決まるは、あながち間違ってはいない。
- 3割の確率で期待を上回る、もしくは下回る可能性がある。
上記について、もっと具体的に言い換えると、
小学校4年時点の実力値を見た時に最終的な中学受験において合格出来る学校はどのレベルなのか?
という問いにした場合、
「7割が期待値通り、残り2割が期待値よりも低く、残り1割が期待値よりも高いところで着地する」という印象を持っています。
10人いれば、7人が想定通りの学校に合格し、残り2人は「えっそこの学校に決まったの?」とその子の実力値よりも格下と思う学校に決まり、残り1人が「え!そこ合格出来たの!?」とその子の実力値よりも格上の学校に決まったという感じです。
で、
実際に皆様が知りたいのは、残り2人の期待値よりも格下になってしまった理由は何なのか?また残り1人もなんで期待値よりも格上の学校に決まることが出来たのか?に関心が強いと思っています。
今回の真のテーマとしてこの期待値通りではなかった残り3割の方々はどういった傾向があったのかに関して述べたいと思います。
期待値よりも格下の学校に決まった家庭・子供の傾向について
期待値よりも格下の学校に決まった家庭・子供にも傾向があるように思ったので以下に整理して記載したいと思います。
幼い頃から勉強しっぱなしで子供はやらされ感が満載
幼い頃から幼児教育として勉強を熱心にされる家庭はそこそこに多いと思います。
子供も楽しく、ゲーム感覚やパズル感覚でやれていると良いのですが、義務や強制でやっていると徐々に子供が拒否反応を示していき、成績も下がっていくケースがあります。
そういった際に親の方はこれだとヤバイという事でさらに家庭教師や個別指導等に手を出すという負のループが起こることがあります。
本来は、子供に勉強の動機付けや、時に勉強から解放し遊ばせて、気分転換する等やればまた違うと思いますが、そこがなく、ただ勉強しろというノリで進めている家庭も見受けられます。
やらされ感や楽しんでいない中で基本的に良い成果は出難いです。
安易に課金に動かず、子供とコミュニケーションをとって進めていくことが大切だと思います。
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緊張するタイプで小6の秋頃から元気がない
これもあるあるなのですが、精神的に弱い子は本来の力をきちんと出し切ることが出来ません。
学校別の特訓が活発化してくる小6の秋頃から席順やクラス分けで思うように成果も出なくなったりと、何か不安になるキッカケとともに元気を失っていく子供が例年います。
そういう子供達には常に励まし、メンタル面でのケアが必要ですがそこを怠るとなかなか精神的な部分に起因して入試においても本領発揮が出来ない状況に陥ります。
出来る限り、家庭で話をしつつ、自信を付けさせるアクション/意識づけが必要です。
1月校は必ず合格出来る学校を試しに受験し、弾みを付けたり、2月前半で安全校だけでなく超安全校も準備するなどしておくことが重要です。
この手の子供は相応校ですら、入試時にガクブルで本領発揮が出来ない傾向強いので注意が必要です。
入試の学校選びが非常に重要になってきますので慎重に学校見直し等するのも得策と思います。
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受験する学校が挑戦的過ぎる。
こちらは親の入試日程の組み方が問題で安全校しか合格出来なかったパターンになります。
小6の秋頃にて、志望校を最終確定していきますが、子供の実力の相応校以上に合格を目指す中で我が子の相応校がどこなのか、が偏差値では図れなくなっていきます。
学校との相性もあり、偏差値は足りてるけれど過去問題が取れない、という場合で、それが12月まで続いているとレッド信号に変わることを意味します。
過去問対策を通じて、親は以下のどちらかの選択を遅くとも年末までに判断しないといけません。
- 過去問を通じて、その学校の特長を捉えて、子供自身が対応していくのを確認し、志望校確定とする。
- 過去問を通じて、いくらやっても得点出来ない場合、その学校を諦めて別の学校を検討する。
ここの判断を見誤るとやはり安全校のみしか抑えられないというケースが出てきますので注意が必要です。
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期待値よりも格上の学校に決まった家庭・子供の傾向について
ここは家庭というより子供に起因した事柄になりますが、そういう状況に親の方でうまく持っていったという部分も大きいように思います。
- 子供自身がその学校に合格したい!と奮い立っている子供
- 部活でも、制服でもその動機は何でもOKでとにかくその学校に行きたいという意志が強い子
- 塾友もいる中で自分だけ落ちたくないと奮い立てる子
- とにかく塾が楽しい!と言っている子供
- 塾で勉強して成果が出ると親に褒められる等を喜ぶ子
- 友達とともに頑張って成果を出そうとする子
”好きこそ物の上手なれ”という言葉がありますが、真剣に向き合って、そして楽しめる子供は奇跡の合格を掴めるように感じています。
実際、そういう子を何人か見ましたので、そう強く思います。
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残り1割に入り、奇跡の合格を目指すことが成功とは限らない
ここであえて、述べたいと思います。
楽しんで、頑張って期待値よりも良い学校への合格は素晴らしいものの、入学後は、その学校に合格した人達だけでテストをし、学年で順位付けされていきます。
いわば、リスタートで6年間のドッグレースともいうべきか大学入試に向けて、改めて中高のお勉強が始まります。
もちろん、残り1割に入って切磋琢磨し、中高も良い成績を納める方もいると思いますが、やもすれば深海魚のように成績が沈み、浮上出来ない子供もいます。
希望する学校が期待値以上というよりも個人的には想定内での着地が出来ることの方が大事だと感じています。
その子供にとって、心地良い学校生活を送れるところはどこなのか。
その観点も忘れがちですが、振り返って各ご家庭でのベストを考えることが大切かもしれません。
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小4時点の学力は遺伝と環境で7割方決まるかどうかはあなた次第
「小4時点の学力は遺伝と環境で7割方決まるかどうか」という事柄に関して振り返って考えてみると、大きくは外れていない感覚はあります。
ですけど、今まで記載していた通り、期待以上にも期待以下にもなり得ると思っております。
その結果を導く要因は、その各家庭の指導や子供への誘導やコミュニケーション、そして子供自身の意志次第と感じてます。
この論争は不毛なので、気にする必要はなく、後悔しない中学受験になるように精一杯サポートすることが重要と思います。
ぜひ、これから中学受験に挑もうとしている方は先天的に学力が決まってしまうのかあ、と悲観的に見るのでは無く、より高いレベルに近づけるように環境整備をし、子供とコミュニケーションを行い、可能性を広げられるような支援を行なってあげてください。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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