前回、以下の記事を書きましたが、それの続きとなります。
今回、結局のところ、私が日能研主催のフェリス女学院の説明会に我が家のママは某女子校の説明会に二手に別れて参加することになりました。
日能研主催の説明会について
日能研主催の学校説明会とサピックス主催の学校説明会と異なる部分としては、日能研の場合、ある校舎の1教室で学校側の先生が来訪され、説明されます。
そこに保護者が平日に集まるスタイルです。
収容人数はだいたい40名程度なので少人数の規模と言えます。
フェリス女学院の場合、中学の校長と先生2名の計3名が同席されており、教室内はギュウギュウな感じでした。
個人的な感想を言うと、日能研としてフェリス女学院ときちんと連携して、フェリス女学院の講堂でババーンとサピックスみたいに大々的にやれば良いのになあ、なんて思いました。
動画も流していましたが、私はギリギリ到着だったのでプロジェクターから遠くてあんまり見えず・・・。
でも、40名くらいで3名もフェリスから先生が来てくれるというのは有難い。
もっと説明会に出たい人はいっぱいいるはずなので、どうせ、やるなら大きい会場でやれば良いのにな、と感じてしまいました。
そして、冒頭は塾側からの挨拶です。
(*゚▽゚)ノ ←日能研の司会者
「本日はお集り頂き誠に有難うございます。大人はどうしても現実を見がちですが、夢を見ることも大切です。そして、良いな、と思える学校ならば、そこを目指して頑張って見ることは重要です。ぜひ、皆さま、夢を見ましょう!」
(;๏д๏)←パパ(自分)
心の声:(冒頭から随分、パンチ力のあるプレゼンテーションだなあ。夢を見ましょうは、なかなか面白い)
ちなみに上記を我が家のママに家に帰ってから話をしたところ、
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「もう、何回も日能研主催でフェリスの説明会はやってるはずだよ。多分、今回は、フェリスに偏差値上、届きそうで届かなそうな生徒の親を集めたんじゃないの??最近、フェリスの合格実績落ちてるからね、日能研は。だから、底上げしたいんじゃない。←超現実主義(ザッツ・リアリスト)」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「なるほど。。。塾って大変だね。」
納得、納得。わざとターゲティングを絞って、小分けにして説明会を主催しているね。
但し、それって説明する側も面倒だから、やっぱり一同に介してやれば良いのになあ、なんて思いました。
[関連記事]
サピックスの活用術 〜学校説明会編〜
フェリス女学院の説明会の感想/振り返り
折角なのでフェリス女学院の説明会で印象に残っているところについて、ザクッと記載します。
- 明治3年から女学校として創立し、来年で150周年を迎える。
- 共学の場合、現代社会と同様に知らず知らずのうちに男女の役割が分業され、男尊女卑が少なからず、発生する。女子校では女子しかいないため、女子そのものでリーダーシップ含め平等な指導・育成が可能であり、その建学精神を今でも受け継いでいる。
- 各授業については、クラスを2分割し、少数クラスでの授業を実施。
- 数学は代数、幾何と2科目など各教科は細かく別れており、授業を行う。
- 聖書の科目もある。
- レポートを多数提出させる。
- ただ調べるのではなく、個人個人の主張、何を提言したいのかを中心に添削も行う。
- 基本的に自主自律ということで自由な校風。
- 単純に自由というと何をして良いか分からなくなるのである程度テーマを与えながら、実践していく教育を行なっている。
- イベント(文化祭や体育祭など)は、月1回程度の頻度である。
- 宗教色はそれほど強くない。
- プロテスタント教育は実施するが、説明や動画見ててもあんまり宗教染みた話はない。
まあ、総じて良い学校であると言えます。
聞いた感じ、駒場東邦の女子校版という印象です。
動画もいくつか流れましたが、卒業生の動画の中でやはり自主自律で自分たちで考えて行動することを6年間の学校生活で学んだことで大学でも非常に役立っている旨は話されていました。
先生方のプレゼンテーションも分かりやすくて、印象は良いです。
上記を我が家のママに伝えたところ、
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「やっぱり良い学校だよね。ただ、パンフレットの実績見た?慶應大学の合格が平成30年と31年で半減してるよ。自主自律って人格形成においては良い反面、学習面ではなかなか結びつかすのが難しいのかもね。まあ、別にそこはフェリスに入れれば拘らないけど。入れれば。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「どの学校も割と年々、厳しいのかな、女子校って?」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「横浜共立は平成30年も31年もそれほど実績は変わらないよ。ただ、あそこは管理型でガシガシやらすので好みが別れるよね〜。宗教色も濃いし。毎日、アーメンって感じみたいよ。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「女子校選びは難しいね。まだ小学校5年なので時間はあるのだが。。。」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「何を重要視するかだよね。偏差値が高ければ自主自律で将来を見据えて色々、選択肢を考えられる学校の方が良いのだけど、それほど良くない場合悩むのよね。今日、私の方で見に行った学校はその点、良かったのよね〜。」
そう我が家のママにて、本日、見に行ったもう一方の学校に関してママ視点での評価が高かったです。
それはどこの学校かというと我が家で唯一、附属校として検討している日本女子大学附属中学校です。
まあ、今今、実際、受験するかはまだ未確定だし、隠す理由もないので記載します。
では、それに関しても感想等を記載したいと思います。
日本女子大学附属中学の説明会の感想/振り返り
日本女子大学附属中学の学校説明会について、以下の通り聞いてます。
- 明治34年創立。2021年には創立120周年を迎える。古豪の由緒ある学校。
- 日本女子大学附属中学の第3代の校長は渋沢栄一(次期一万円札の顔。)
- 日本女子大学の創設においては大隈重信、伊藤博文が参画。
- 教員は基本的に日本女子大学附属中学・高校、日本女子大学出身の方がほとんど。
- 音楽や芸術分野、国語や英語に力を入れており、実験も率先して行い、女子教育を推進。
- ヴァイオリンを全員習う。
- 裁縫などの服飾の授業にも力を入れている。
- レポート提出をかなり実施する。
- 理科実験をかなり実施する。
- 日本女子大学へはほとんどの人が学部・学科を選ぶことが出来る。よって、大学進学に関してガツガツとした教育を実施していない。
- 他推薦枠も存在する。
- 根本的に「大学進学」よりも「人間教育」を重視している。
- 相当に成績が低い場合を除いて、日本女子大学には希望を出せば推薦入学が出来る。
- 設備面が充実している。
- 体育館が3カ所存在する。
- 理科室が中学のみで4ヶ所存在する。
- 講堂がかなり広い。
- 校舎も日本女子大学に隣接しており、広大。
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「校内にある生徒が創作した絵とか作品のクオリティが高いし、校内見学も出来たんだけど調理実習とかも楽しそうだった。音楽にも力を入れてて人間教育という意味では魅力的なのよね〜。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「押すね〜。」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「歴史はあるし、女子教育はバッチリ。うちの子の場合、裁縫も好きだし、ピアノも弾けるので校風には合うと思うなあ。」
そう、確かに我が家の娘は、ピアノを年長の頃からやっており、学年でピアノを弾くこともしばしば。また自分でミシン使って裁縫して自分で体操着袋とか作ったりしているので、確かに雰囲気には合いそう。
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「ただ、そこで良いのか、というところだよね。。。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「うーん、そうだね。何を目指すかだね。。。」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「例えば、フェリスでも横浜共立でも良いけど、それで仮に大学が明治大とか法政大とか行ったとして、日本女子大の子と大きな差になる気がしないんだよね。。。勉強重視して結果、明治・法政の子とピアノやヴァイオリン、裁縫が出来る日本女子大の子だったら、日本女子大じゃない??可愛ければ尚更。←偏見全開」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「うーん、そうだね。」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「国公立とか早稲田・慶應なら、さすがに就職の観点でもそっちの方が強いとは思うけど、女子は色々なことを習う方が今後の人生においては役立つような気がするのよね。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「うーん、そうだね。」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「フェリスとかでもヴァイオリン教育とか裁縫とか女子教育としてやってたりすると魅力的なんだけどなあ」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「うーん、やってなさそうだけどね。。。」
我が家の中で偏差値ではない側面で何が娘にとって良いのか、悩み始めています。
誘惑という希望と本質という意味でのスキルアップ
男子の場合、人としての魅力も当然必要ですが、何より勉強面を頑張らないとステージに立てない現実もあると思い、それほど迷いはありませんでした。
但し、女子の場合、ただ頭が良いということよりもそれなりの学校以上だとあとは、女子力が高く、気が利いて裁縫や調理、音楽が出来る子の方が魅力的な気がするし、人生、長い目で見るとそっちの方が得が多いような気がしている自分がいます。
偏差値を上げて、勉強面を重視してさらに高みを目指すべく大学への進学を目標にする学校と勉強面というよりも人そのものの魅力を向上させるスキルを授業等で教育する学校と果たしてどちらが良いのか。。。
我が家の娘の場合、勉強はそこそこ出来るものの、本質としては女子らしい裁縫や音楽が得意で体育も割と得意な部類のため、このまま勉強にドライブを掛けることが本当に良いことなのか、非常に悩むところです。
もうちょっと女子校を回ってみて、検討を重ねてみたいと思います。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
コメント
こんんちは。
ご存じかもしれませんが、本女は大学に理学部もあるし、就職も大手企業から指定校推薦があります。
私が長年勤めていた大手メーカーも、本女の理学部で推薦枠で入社してくる子がいました(同期、後輩)。
家政学部系も、理系であれば大手家電メーカーや大手建築会社の推薦枠があると思います。
私が知っている限りですが、他の有名女子大はマスターでしたが本女は全員学卒で、ガツガツやるというよりは、マイペースでおっとりとしていて、敵を作らない、波風たてないタイプの子が多かったです。
参考まで。
大手企業への推薦等、結構、日本女子大学は良いですよね。
また敵を作らない、波風を立てないタイプというところも非常に分かる気がします。
やはりなかなか魅力的ですね。なお、中学から大学まで行くと10年間の女子生活になるし、箱入り娘感がハンパないため、異質過ぎるかもな、と若干、どうなんだろう、と思っています。
出来れば、6年間女子校で大学からは共学へ、というイメージを持ってるので(社会出た時に浮世離れしそうなので)、そこが引っ掛かりますね。