志望校選びの際に悩む要素の1つが自宅からの通学距離だと思います。
もちろん近いところがベストではあるもののどこまで遠い距離までが許容できるものなのか、結構判断が難しいように思います。
今回は、希望する中学の通学可能な範囲を総称して”通学圏”と呼称し、それをテーマに記載します。
中学受験を通じて気づくことに関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
通学時間の制限ってあるのか?
私立や国立などの中学受験を課している学校は通学においていくつか条件を提示している場合があります。
実際にはその学校ごとに異なったりしますのでぜひ、確認してみた方が良いです。
だいたい2割程度の学校にて制約があった印象ですので、それ程、多くはありません。
なお、具体的には以下の2点のいずれかの制約が一般的です。
- 通学時間は90分以内
- 通学地域を絞っている
上記を考慮した上で学校をどう選定するかを検討頂く形が良いと考えます。
そもそも遠過ぎる学校は子供自身に負担が大きい為、
90分以内に通えるところという指標は丁度良いのかもしれません。
通学手段は徒歩/ バス/電車の3種類
これは通ってみて周りの息子の友達の状況を聞いて、ふーんと思いました。
基本的な通学手段は以下の通りの3種類。
- 徒歩
- バス
- 電車
我が家の息子の学校は首都圏内にあり、意外にバスで通う子供も多かったのがちょっと驚きでした。
ただ、いずれにせよ、結構、ご自宅が近いのでバスは徒歩の方々と大きくは差がないのかな、と感じてます。
問題は電車ですね。
この電車が曲者です。
1本で行けるけどかなり長い時間乗るとか。
1回乗り換えるけどもそっちの方が近いとか、2回乗り換えはさすがに避けたいとか。
だんだん距離よりも乗り換え等の手間を考えたりしちゃいますね。
また乗り換えの時に終着駅とかだと座って通えるとか、いろんなことを考えてしまいます。
実際、1回乗り換えで座れる方が体の負担も少ないですからね。
悩みどころでしょう。
[関連記事]
あなたはどっち派?〜都会の学校or郊外の学校編〜
交通手段を考慮して通学が限界は乗り換え2回まで
保護者が”遠い”と思う感覚に関して基本的に物理的に遠いところという印象を抱けせますが実際は交通アクセスが悪かったりするところも含まれます。
例えば、以下の場合、どちらが遠いと思いますか?
- 電車で乗り換えせずに1本で行けるけど、電車での通学時間として1時間半掛かる通学路線
- 電車で乗り換えを2回するけれど、電車での通学時間として45分掛かる通学路線
どちらも遠いなあ、という印象も当然あると思いますが1.の方が距離的にやや遠そうに見えますよね。
2.の方が距離的には近く、回り込んでいるため2回の乗り換えをするのかなあ、なんて見えたりもしますかね。
なお、距離とは別軸で2回乗り換えは負担が大きいように感じますよね。
結構、この遠いという感覚って曖昧だったりします。
更に学校選びの時は厳密に通学に何分ぐらい掛かりそうか、なんてあんまりイメージ出来ず、乗り換えが多いだけで拒絶してしまう、選定から外してしまうことありませんか?
少なくとも我が家は2回乗り換えの時点で結構、面倒臭くね〜、みたいな感じで検討から外していました。
でも実際、我が家の息子の通っている学校は電車に乗っている時間は通ってみると思う程、長くはないのですが、
結論、2回乗り換えをしています。
そう、我が家がもともと選定から外していた大きな理由は2回乗り換えるからです。
ただ、時間で考えるとそれほど遠くないですよ、とサピックスの先生からも指摘があり、実際、通学を意識して時間を見てみると1時間も掛からなかったんですよね。電車に乗ってる時間は45分程度。
サピックスの先生、鋭い。
つまり、潜在的になんとなく遠いんだろうな、と思ってしまったんです。
あまり細かく言いませんが私鉄やJRなど駅の数、そして駅の間の距離って実際、マチマチなんです。
我が家の息子の通学においては、最寄駅→約5駅→(乗り換え)→約5駅→(乗り換え)→約1駅→学校最寄駅、なんですが、
その約5駅の感覚が思ったより短いので近かったというのが検討のテーブルに乗った理由にもなりました。
ここでの教訓は2回乗り換えの時点で、ほとんどの人がないわ〜、と思うのだと思いますが、意外に通えます。
これは我が家の息子の保護者の懇親会でのママ友同士の会話。
( ゜ロ゜)←ママ友A
「どうもいつもお世話になっております。息子から聞いたんですが、随分遠いところから通われているんですよね?」
( ´ ▽ ` )←我が家のママ
「え?乗り換え2回しますが、電車そのものは45分くらいですよ。」
( ゜ロ゜)←ママ友A
「えー??我が家は◯◯に住んでまして電車で1本なのですが1時間以上掛かってます。意外にそちらの方が近いんですね。。。」
( ´ ▽ ` )←我が家のママ
心の声:(おいおい、お前の住んでるところの方が田舎じゃねえか。)
そう、電車で乗り換えなく1本で通う方も当然いますが、そっちのパターンの方が遠いというケースも発生します。
つまり、何を持って遠いと定義するかは非常に難しいのです。
通学圏の可否に影響があるのは学校の始業時間。
通学圏をどこに定義するかに最も影響が出るのが始業時間です。
関連記事に詳細載せてますがで改めて参照してみると学校によって始業時間が微妙に異なることが分かると思います。
この記事の中では始業時間を登校時間ということで記載させて頂いています。
この記事に記載あるサレジオ学院や日本女子大学附属、広尾学園は始業時間が遅い時間で設定されています。
よって、極端な話、2回乗り換えでも割とゆっくり朝出れる可能もあります。
それとは別に芝や香蘭等の始業時間が早い学校場合、遠いところから通おうとすると更に厳しい状況になります。
始業時間はきちんとチェックした方が良いです。
中学受験ガイドやホームページに必ず記載があります。
[関連記事]
入学後に気づいたあるある集 〜登校時間・土日・宗教編〜
遠い学校に通うデメリット
ここまで良い話を連ねていましたが、ちょっとしたデメリットに関しても触れます。
我が家に関していうとそれほど大きなビハインドとは思いませんがここは事実、感じる部分になります。
2回乗り換える=遠い学校かどうかは物理距離も関連するのでなんともいえませんが、通学圏として通い難い学校に通う事で生じるデメリットは結論から言いますと以下二点です。
- 部活が参加し難い。
- 朝練とか結構参加がキツイ。
- 夕方の部活参加すると真っ暗な道で変える必要がある。
- 行事があると、学校側の地域に引っ張られる。
- 何かあると地域/コミュニティは、学校側になる。
こればっかりはしょうがない。だって、遠いんだもん。
2020年1月に息子が部活の時間に足の靭帯損傷の怪我をしてしまい、
階段が厳しく、暫くの間、私自身が朝に車で送って、帰りは実家の爺さん連携して迎えに行って貰いました。
たまたま通ってる学校が私の実家の近くの学校なので爺さん連携も出来たというところですが不測の自体があった場合にはちょっと大変です。
なお、ここは2回乗り換えの有無に限らず、電車に乗る時点で付きまとう課題かと思います。
子供には怪我には十分、注意せよ、と喚起しましょう。
通学圏でのおさらい
今、考えている志望校に関して、まだなんだかしっくり来ていないというご家庭の方へ!
ぜひ、通学圏を広げて考えてみるとまた違った景色が見えてくるはずです。
一旦は、2回乗り換えも含めて検討してみると良いと思います。
通学圏として2回乗り換えの圏内で学校を選ぶ事で多くの学校から好みの学校を選定出来ます。
一方でそういう学校に仮に通った場合は、その地域側のコミュニティに参加する事になります。
遠ければ遠い程、やや面倒な場面も出てくる場合もあります。
(部活で対戦相手が、その地域になるので土日にも遠い対戦相手の学校に向かう必要がある等)
ただ我が家の息子の場合は、運動部と文化部兼務ですがそこまで困ってはいません、慣れが出てきます。
人にも寄るかもしれませんが、もし、近くで良い学校が見つからない、と悩んでいるご家庭の場合は、2回乗り換えの通学圏もチェックすることは有効と思います。
我が家の娘の場合、既に乗り換え2回する学校だけども1回目の乗り換え時に必ず座れるということも確認し、また学校の始業時間も考慮して、検討のテーブルに載せていたりします。
ちなみに我が家の息子はもはや普通に通っていますし、「遠い〜」とボヤくことは最近はあんまりありません。体が慣れて来ますよー!
メイン塾の補助的な位置付けで総復習/補強の為に
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
日々、塾の勉強をしていく中で不明点があったり、弱い分野というものがあると思います。
先生にも聞けない照れ屋な子供もたくさんいます。
そんな時に自宅で解らない科目・分野別に動画で復習を手軽に出来る手段があります。
それがスタディ・サプリです。
スタディサプリについて我が家は主にメイン塾の補助的な位置付けで特にコロナ禍での自宅学習時によく活用しました。
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こちらに何が凄いのかの特集記事も書いてます!ぜひ、ご検討を!
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