娘は日能研に通っていたのですが、こういう子は転塾したほうが良いというケースをテーマに記載したいと思います。
中学受験を検討している方々の中で日能研について詳しく知りたい!と思っている方も多いと思います。
私も様々な日能研のブログを見ましたが情報がちょっと分散して書いてあったり、受験ブログなのでそのご家庭の子供の話と混ざっていて詳細が今ひとつ解らないというケースがあろうかと思います。(少なくとも私はそう思いました。)
そこで当サイトでは我が家の娘が小4から小6まで日能研でお世話になり、中学受験を終えたという事で日能研に関して事実をベースに独自の視点も交えながら切り込みたいと思います。
ちなみに我が家は首都圏の本部系と呼ばれる日能研に通ってましたのでその前提となります。
*関西圏やその他の校舎と異なる部分もあるかもしれませんが、我が家にて見える日能研について語らせて頂きます。
*日能研の他校舎で異なる点ありましたら、注釈等加えて正確な情報を適宜、書き足そうと思いますので必要に応じて、ご指摘お願いします。
万民受けする塾、すなわち日能研。
日能研は万能受けする塾であることは間違いないものの、志向や子供の特性によっては別の塾の方が良い場合もあります。
日能研ではなく、他の塾の方が良いと思う子達は以下のような子供だと感じています。
- 何が何でも超難関校、難関校に入学したい方
- 土日/通塾機会を出来る限り、減らしたい方
- 他人との競争/プレッシャーにとても弱い方
では、詳細を記載して行きます
何が何でも超難関校、難関校に入学したいならサピックス等の別塾
日能研は丁寧な進度で小4から始まり、徐々にスピードと範囲が広がって、小6ではテスト三昧というような進み方をします。
下位校から中堅校、上位校に関しては基礎を固めて進むので非常に適していると思います。
一方で、超難関・難関校と呼ばれる日能研の偏差値で60以上の学校の場合、基礎を応用した問題が中心に出ますが日能研は基礎に比重が高い塾ゆえに超上位層の場合、もしくはそこを目指す層にとっては能力アップの為の塾側からの押し上げ/リードが弱いと感じてます。
2019年、2021年の中学受験において塾側のリードが強ければ、後一歩でリーチ出来る層がなかなか救われず、合格を掴めていないように見えています。
そこは日能研でのボリュームゾーンではないからなのかもしれません。
また、日能研には日特と呼ばれる学校別特訓が存在しますが、それはサピックスのSS特訓や早稲田アカデミーのNN特訓と比較すると効力があるのか疑うくらい授業内容に違いを感じます。
超難関校では日々の勉強もさることながら過去問対策/予想対策等が非常に重要になっていく理解です。
日能研でも校舎やエリアによっては細かに実施されるかもしれませんが、サピックスや早稲田アカデミーの学校別特訓の方が格段に上の認識です。
もし、どうしても御三家等の超難関校を目指すのであれば、日々の勉強が充実しつつ、過去問対策も抜かりないサピックス等の方が手堅いと感じます。
(もしくは、学校別特訓のみ他塾にて受講した方が手堅いと感じます。)
[関連記事]
日能研について語る 〜理解を深める編〜
土日/通塾機会を出来る限り、減らしたいなら、別塾へ。
日能研では、何かと土日にテストがあります、というか他の塾と比較してもテスト回数は多いように思います。
反復して勉強させる等の意味もあるのかもしれませんが、個人的には都度、授業で小テストをすれば済む話なのでそこまで共感はしていません。
もし、共働き等で土日や平日の通塾タイミングを減らしたい場合は、別の選択肢もありだと思います。
日能研では参考記事の通り、弁当を持参し、平日の通塾回数も多めです。
ここはライフスタイルに応じた各ご家庭の判断も大切かな、と感じます。
[関連記事]
ワーキングママと中学受験 〜塾あれこれ編〜
若手ママへ’2019 〜塾選びと通塾タイミング〜
他人との競争/プレッシャーにとても弱い場合は、競争がない塾へ
日能研では、クラス昇降がある程度、緩やかではあるものの、テストの度に”席”の順番が入れ替わります。
席が生徒同士の序列を表します。
席が変わることに関して、良い刺激で考えられる生徒は特に問題ありませんが、気になる/気が散る、弱気になる子供も少なからずいると思います。
日本社会は競争が常ではあるものの、性格としてなかなか馴染まない子供にとっては苦しい場になることでしょう。
そうであれば、個別指導やクラス昇降のみで席が成績順にならない塾も存在しますのでそちらの方が最初のステップとしては良いのかもしれません。
こだわりがないなら総合的に優れている日能研がお勧め
特にこだわりがなく、どこの塾にしようかなあ〜と悩んでいるご家庭がいれば、日能研は幅広い実績やノウハウを持っているので広くお勧め出来る塾と感じています。
というのも、基礎をしっかり身に付ける事ができ、超難関/難関校の実績も少なからずあり、どの偏差値帯でもフォローアップが出来る強さがあるからです。
逆にサピックスですと超難関/難関校にかなり狙ったカリキュラムになっていますので、勉強内容もかなり難しい問題がベースで構成されています。
超難関校/難関校以外の学校を目指す場合、そこまで難しい問題を勉強しなくても良いはずで逆に効率が悪くなる、という別の問題がサピックスだと発生すると思っています。
子供の能力に応じての塾選びも大事かと感じます。
子供の特性やご家庭での志向も考慮の上、どちらかというとご家族で”納得出来る”塾の選択が重要と思います。
やっぱりあっちの塾にしておけば良かった、という事がないように参考になれば幸いです。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
コメント