戦略71)中学受験の失敗談 〜過去問題への対処編〜

勉強法
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中学受験において特に小学校6年の夏過ぎ以降、果たして我が子の「志望している学校の過去問題集をどのくらいやりこむべきなのか」「何を重視して過去問題集に取り組むべきなのか」について結構、悩むかと思います

我が家の事例も例に取りつつ、塾友の話も聞いているのでそこと合わせて失敗談含め記載していきます。

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過去問題集の意義について

まず、過去問題集に関して、なんで取り組んだ方が良いのか、希望する学校の過去問題集を解く意味について、失敗談等を記載する前に振り返って考えてみたいと思います。

過去問題は既に過去に出された問題なので次の入試では確実に同じ問題は出てきません。

ですが、過去問題を解くように塾では指導されますし、世の中的にも過去問題を解くべきと言われています。

過去問題を解く意義について、学校側が期待する生徒像として「幅広い知識を習得していて欲しい」とか「出来る限りどんな局面でも自分の考えで進められる論理思考力を持っていて欲しい」という学校側の思いが入試内容として学校側のメッセージという形で出題されているものと思います。

つまり、過去問題集を取り組む意義として以下の3点があるように思います。

  • 今時点でどのくらい解けるのかの実力値を把握できる。
  • どの分野が頻出されるかを把握できる。
  • 誤った問題について、改めて解法や内容を理解/整理するように取り組むことができる。

上記の3点の意義を体感しつつ、過去問題に取り組むことで有意義に過去問を利用した対策を講じることが出来ると思います。

第一志望校の過去問題集を10回以上やり込んだ。

我が子の塾友では、ある超難関中学を熱望しておりました。過去7年分の過去問題を各科目で10回はこなし、分からない問題を潰したそうです

偏差値としてはその熱望していた学校と相応レベルであり、そのさらにやや上位の学校も受験しておりました。サピックスではその熱望していた学校の土特とそれに近い学校のSSを受講しておりました。

結果、どうだったかというと残念ながら、熱望した学校とチャンレジした学校には不合格で安全校に通うことになりました。

何が悪かったのか。

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まず、その熱望校はAタイプ(処理能力重視)の学校であり、受験した学校は基本的に同型のAタイプの学校を選択していたので戦略上は非常に正しい動かし方でした。(Aタイプ等を知りたい方はこちらの記事をご参照お願いします。)

ただ熱望していた学校を重視し過ぎており、過去問題に関して、とにかくその熱望校にほぼ全力を注いだそうです

ただ、10回以上やると言っても独自に家庭学習をしており、そのレベルでやりこむと理解というか答えを暗記出来る次元に突入して行きます。

単純にやり込み過ぎで理解を深めることが出来たのかは振り返れば、分からない、とそのご家庭のママは言っていました。加えて、同じようなAタイプの別の学校の過去問題を解くことで幅広い応用が効いた可能性があり、そのご家庭の落胆ぶりも半端ない状況でした。

我が家の場合、受験しようとしていた学校が全て超難関中学であり、Aタイプ、Bタイプ、ABタイプの3パターンに全て別れていました。

コレをバランス良くこなしていかないとリスクが分散もされないので本命の学校について(2校分)は、過去問題を全ての教科で3回、もう1校は、2回実施していました。

そういう意味では幅広く過去問題集に触れることになりました

また、過去の記事で家庭教師を雇った話をしましたが、特に良かったのが過去問題における算数について、複数の解法をきちんと教えて頂いたとともにどこどこの分野が弱いからこのプリントをやった方が良いという独自プリントを渡され、弱い分野の効果的な復習もセットで実施できたことです。

サピックスでは過去問題で分からないところを先生に提出して教えてもらう手段も取れますが、3校をみっちり対策しようとするとそれだけだと手が足りなかったので外部機関を短期的に活用しました。

よって、家庭教師ではなくても個別学習塾でも良いのですが、とにかく過去問題を効率的に理解する段階まで上げて行くためのアプローチをすることが重要かと思います。

ただ過去問をやり抜くだけだと本当に理解出来ているのか、分かりません。過去問をたくさんやることでこれだけやったから大丈夫という自信がなんとなく出てくることもあるでしょう。

しかし、それは自己満足になってしまうリスクもあるのできちんと理解して進める、解らないところを確実に潰すアプローチを取ることが大事です。

理解できれば、その過去問題と似たような応用問題を解くことが可能になっていきます。それが出来て、初めて過去問をやった甲斐があったと言えると思います。

繰り返しますが、過去問題は入試において出ません。

但し、その問題を解く知識や部品と思えるような解法は過去の問題と近しい系統のものが出てきます

よって、過去問題の本質となる解法や知識を理解して、未知となる本番の入試の問題に立ち向かえるように備える必要があります。

安全校の過去問対策をしていなかった

安全校であっても不合格になるケースはあり得ます。

安全校でもナメてかかると不合格になるケースは例年あると聞いていましたし、超難関校を目指している子供ほど難関中学が安全校になり得ることから油断大敵で進めることが大事です。結構、落ちますから。

どの領域が出るのか含め最低過去2年の入試過去問はTryしてみましょう

我が家の場合、難関校を安全校としていたため、小6の10月末までに2校分を終わらせました。その時点で問題なく合格基準点をクリアーしていることを確認し、超難関校を2/1-3で受験することを確定させました。

ちなみに難関校以下の学校群だと12月などに実施する学校説明会で入試説明も実施される中で「本番の入試でこの分野が出ますよ!」と明確に宣言する学校が結構あります。

栄東や鎌倉学園など実際、普通に入試の説明において触れておりました。

受験をしようと考えている学校において入試手前で実施している説明会について、小6の方はぜひ、参加した方が良いです。入試のヒントをくれるケースがありますので。

過去問題において時間を区切らず、なんとなく実施した

それダメです。過去問題を実施する場合、原則、時間を決めて実施しましょう。

間違った問題を復習する場合は、別に時間は関係ないのですがそれ以外でだらだら実施すること自体意味がありません。また過去問対策を実施する場合、時間との勝負という癖を付けることが大事です。

超難関校などで入試対策を実施する場合、とにかくどんなタイプの学校でもスピード重視でいかに正確に解答を導くか記述して行くかということが重要になってきます。

我が家の息子は算数が得意な部類で計算をすっ飛ばすのが特長的なのですが、みていると頭の中で数字をみた瞬間、その数字自体を分解して捉えます。

比較的単純な計算式を例にとると144÷16といった場合、144は12×12で構成されていることがみた瞬間分解出来ており、16は4×4で構成されているので12×12÷4÷4ということで9というのを式抜きで導きます。

また特に文章題や図形などの複雑な問題について、1つの問題に対して複数の解き方を理解していたのでスピードをあげて解答した後に複数の解法で間違いないかをチェックしていたりと家庭教師の教えも合間って戦闘能力が格段に上がっていたように思います。

言いたいことは、入試対策、特に過去問題を解く場合、単純に解けたというだけでなくスピード力、そして解答のチェック手段を合わせ持っていると合格を掴みやすくなるかと思います。

先ほどは算数を例にとりましたが、我が家の場合、特にBタイプ(思考論理力重視)、及びABタイプ(思考論理力と処理能力のハイブリッド)の学校を第一志望群としており、社会についても非常に数理的な問題が出ます。

例えば、「XXX法(法律)が制定された際にそれがなぜ発生し、どのような効果をもたらしたのか30字以内で説明せよ」といった問題が実際出るのですが、ここはサピックスの先生が非常に教えが良く、必ず挿入しなければいけないキーワードというものが存在しており、それを知識として知っておくことでつなぎ合わせて記述回答します。

知っている知識/事柄を分解して理解する力を付けて行くことが大事です。

ここを単純に暗記と思っている方がいて超難関校を目指している場合、少なくともBタイプ、ABタイプの学校に合格することは困難になりますので理解して進める癖をつけて行く必要があります

我が家が上記をかなり意識し始めて勉強したのは小6の土特が開始され始めた頃くらいから徐々に、という感じでした。

まさに小6の秋以降は暗記した内容をより上流工程として理解するところまで転換出来ていくと非常に入試において違ってくるように思います。

過去問題を解いていくとそういった事柄に気づかされることも多いかと思いますし、土特やSS特訓でも予想問題として触れる機会も多いので「きちんと理解する」という構えで学習を進めていく必要があると心得ておいた方が良いです

 

 

 

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