いよいよ千葉の入試も本格的に始まってくるということでかなり入試モードになってきていると思います。
先般、発生したmiraicompass(ミライコンパス)の障害もあり、出願や振込が出来ないトラブルが発生し、一部混乱が発生したようです。
今回は、miraicompass(ミライコンパス)をテーマに記載します。
来年以降で中学受験を控えているご家庭は今後の教訓事項ということで理解頂くと良いかと思います。
なお、前記事と同様にリアル感が伝わるようにTwitter情報からも抜粋しています。秘匿できるようコメントだけ抜粋していますのでご了承をお願いします。
2020年の中学受験の実況中継型のスペシャル企画について、他の記事をまだ見ていない方は以下も参照お願いします。
- 2020年中学受験スペシャル 〜卒業までの過ごし方編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜振り返り/総集編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川@午後入試の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川入試(2/6)の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川入試(2/5)の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川入試(2/4)の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川入試(2/3)の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川入試(2/2)の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜東京・神奈川入試(2/1)の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜千葉入試の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜miraicompass編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜埼玉入試の動向編〜
- 2020年中学受験スペシャル 〜入試開幕編〜
miraicompass(ミライコンパス)の概要
そもそもmiraicompass(ミライコンパス)を知らない人はいないと思いますが、前提として記載します。
今まで
miraicompassがなかった時代は学校説明会への参加や文化祭への参加、出願や入学金の振込などは全てアナログで対応していました。
具体的には、以下の作業を中学受験生の保護者は対応しなければなりませんでした。
(miraicompassを導入していない中学を受験される方は今でも以下の対応が必要です。)
- 往復はがきで学校説明会参加の申し込みを実施。
- 出願は願書を学校まで並んで願書の紙を頂いて記入し、受験する学校へ出向いて出願提出
- 合否の結果を学校まで出向いて貼り出されている掲示板で確認。
- 受験する学校側の指定する振込先に振込を実施。
保護者も大変、学校側も申し込みのチェック等、大変というお互いに大変面倒な作業をこなす必要があり、子供の未来も掛かっているので非常にセンシティブな内容となっていました。
もちろん、人間を介するので間違いがあったり等、人的エラーも起こらないように労力・時間が掛かっていたと思います。
miraicompass基本的な役割
miraicompassは学校・受験生の受験・入試をサポートするサービスであり、先のアナログで対応していた内容をインターネット上で全て実施するとても便利なサービスです。
主な役割/機能は以下の通りです。
- イベント予約(学校説明会や文化祭など)
- インターネット出願
- Web上での合否判定表示
- 受験料や入学金の振込(オンライン決済)
パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットにも対応しているので環境に依存せず、web完結で処理が出来るというまさにデジタル・トランスフォーメーション。
miraicompassの実績
2020年1月現在、全国の小学校・中学校・高等学校750を超える学校で利用されています。
利用校一覧はこちら。
miraicompassの開発元
三菱総研DCS株式会社という三菱総合研究所及び三菱UFJフィナンシャル・グループを株主とするシステムインテグレーター(ユーザー系)。通称DCS。という会社が開発されているSaaS型のサービスです。
割と色々なソリューションサービスを手掛けています。
(https://www.dcs.co.jp/solution/index.html)
miraicompassの弊害
miraicompassは、ユーザ登録すれば、申し込みや出願や振込も簡単で非常に楽チンです。
我が家も長年お世話になっております。学校説明会参加や出願の時など。
但し、依存度が高くなり過ぎていることや学校側も一括して業務委託している兼ね合いもあり、何かmiraicompass関連でログイン出来ない等の問題が起こった場合、学校側は感知せず、全て三菱総研DCSのコールセンター任せになっているのが実情です。
miraicompass障害の実例
実際に起こった実例を記載したいと思います。
2020年1月14日のmiraicompass障害について
実際に2020年の中学受験生の方で埼玉入試を行なっている方々に直撃し、Twitterで非常にザワつき始めました。
ミライコンパスが、いきなりログイン出来ず、コールセンターにも繋がらない事象が勃発。
ちょうど出願締め切りだったり、入金締め切りだったり、学校によってまちまちですが、直撃している方々が多くいました。
いつのまにか復旧したようです。
ここもITシステムあるあるですが、復旧作業を行ってる業者は必死で復旧をやってるので直りましたよー、の連絡って得てして遅い。
ガツガツひたすらアクセスを続ける猛者が一番早くシステム復旧に気づくものです。
うーん、中途半端な状況。問い合わせも繋がらないとは最悪・・・。
翌朝(1/15)になって、miraicompassよりお詫びと復旧連絡がwebで公開されました。
当事者は相当なストレス/負担が大きかったことでしょう。
ちなみに結果的に学校側の対応として、振込や出願期限にぶつかっていた学校については期限を1日後ろ倒しにもしているケースが多かったようです。
なお、miraicompassの利用規約によると免責事項として一切責任負いませんよー、と記載あるので、miraicompassの寡占を脱して対抗するSaaSサービスを行う企業を求めたいところです。
ここでの教訓はmiraicompass障害(ログイン不可など)が起こった場合、冷静にmiraicompassのコールセンターへ連絡し、状況を確認する。
その結果を持って(もしくは電話がどうしても繋がらない場合)、学校側へも連絡し、今後の指示/進め方を確認した方が良いかと思います。
2019年のmiraicompass事例について
これは我が家の事例なのですが、私自身、IT業界に長いのでmiraicompass関連は私の方で余裕ブッこいて、いつも遅く印刷等も行なったりしていました。
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「そういえば、入試が1週間後なので、願書印刷しといてね。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「そうだね、そろそろするか。」
で、入試を予定している中学のホームページ上で出願サイトがリンクされていた箇所に閲覧しに行こうとするとURLリンクがない。。。。
(;๏д๏)←パパ(自分)
「あれ???出願のリンクあったと思うけどそれなくなってるなあ。」
( ´ ▽ ` #) ←我が家のママ
「えーー。印刷できないじゃん。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「多分、出願期限終了してるからリンクごと消した可能性高いな。この中学のITリテラシー低いな。技術の先生、駄目だなあ←さらっと希望する学校の先生をディスる」
( ´ ▽ ` #) ←我が家のママ
「どーすんのよ。。。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「大丈夫、miraicompassは普通に存在してるはずなのでコールセンターで願書の印刷できるURLを教えてもらうと同時に同じように困ってるヤツいると思うので学校側のリンクを復活するよう、miraicompass側から学校へ連絡して貰おう。←余裕で冷静」
( ´ ▽ ` ) ←我が家のママ
「さすが。」
早速、電話でmiraicompassのコールセンターに電話しました。
(;๏д๏)←パパ(自分)
「もしもし、▲▲中学の願書を印刷しようと思ったところ、リンクがあった場所がホームページ上でリンクごと消されていて、そもそもアクセスが出来ない状態です。つきましては、そのURLを教えて頂けますか?また、これ、同じように困っている人いるはずなので、そちらから学校側に改めてmiraicompassのURLのリンクを復活させるように伝えて頂けますか?そうじゃないと、他の人からも同じ問い合わせ電話来ますよ。←余裕で冷静」
( ・∇・)←miraicompassオペレーター
「はい。まず、URLは、https://XXXXXXXXXです。また学校側にもお伝えさせて頂きます。」
(;๏д๏)←パパ(自分)
「あー。ログイン出来ました。有難うございます。」
こんな感じで、やりとりし、普通に印刷し、終了しました。
でもIT情弱なご家庭だったら、パニックになっているんではなかろうか、なんて思いました。
そして受験前日も気になっていたのでその中学のサイトを見てましたが、一向に直っておらず。
(;๏д๏)←パパ(自分)
「あの学校の技術の先生、駄目だなあ。←相変わらず、希望する学校の先生をディスる」
という感じでした。
ここでの教訓はあるはずのmiraicompassのリンクがない場合、冷静にmiraicompassのコールセンターへ連絡し、状況を伝えて、アクセスするURLを教えて頂く。
miraicompassを完璧なシステムと思ってはいけない
miraicompassも結局のところ、ITシステムであり、障害がない完璧な仕組みはありません。
一方で、自分だけではなく、周りも困っている事象となりますので、上記で記載した教訓を元に冷静に対処しましょう。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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