前回に引き続き、この機会に一応、見て見ようということで中堅共学校について触れます。
2019年度から共学となり、且つ、
桐蔭学園中等教育、山手学院の特長
▼桐蔭中等教育
いわゆる桐蔭学園とは分離された学校で桐蔭学園という高校は別で残りますが、こちらは中高一貫教育で分けて運営するような形態となります。詳細は以下を参照。
我々の氷河期世代組からすると昔の桐蔭学園は、「文武分業」で大量に生徒を確保していました。東大等の実績も高い。
スポーツも盛んでスポーツ推薦で進学など、それぞれが分業制で推進していました。
学業面では常にクラス替えをする予備校のイメージが強いのですが、そのやり方でどんどん進学実績が落ち、この中等教育学校が設立されたようです。
今の桐蔭学園中等教育学校は、入口の偏差値よりも出口の大学実績が非常に良いです。サピックスでもよく薦められました。
学校説明会でも勉強一辺倒ではなく、なかなか考えられたプログラムとなっています。アクティブラーニング型授業というのを全面に押し出してアピールされています。
以下、アクティブラーニングの説明動画です。
午後受験としては手頃で魅力的です。
但し、難点は、最寄駅からバスということ。。。
これが結構、なあ、近ければ問題ないですが最寄駅までそこそこ遠い場合、そこからバスというのは抵抗感が生まれやすいかな、と思います。
立地がちょっとビハインドかと。
▼山手学院
港南台駅から10分程度歩きます。
山登りってな感じで坂ですがね。校舎含め広く、なんとなく地方の県立高校にイメージ近いかもしれません。
のんびりした印象で、生徒自身はそこそこの満足と不足がない学校生活が送れそうな雰囲気です。
ここも午後受験を実施しており、且つ、2/6まで入学金を待ってもらえるところが素敵です。
ちなみにここは中高一貫ではなく、高校からも入学してきます。
ははーん、それだと高校偏差値が高いパターンで中学組は沈む可能性高、と思ってたら、案の定、校長先生の話の中で進学実績について多数が高校入学組の実績で中学からの入学組の成績が芳しくないため、力を入れていきます、と。
やっぱりそうですかと。わざわざ中学から入れる意味が・・・。と思ってしまいました。
まあ、でも男女仲良さそうなので、楽しい学園生活は送れそうです。
以下、山手学院生の制作動画ですが、校舎や生徒の雰囲気も伝わってきます。
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桐蔭学園中等教育、山手学院の校庭/設備について
▼桐蔭中等教育
バスで行くだけあってとにかく広く、設備も十分良いです。
設備については以下、動画見ると一目瞭然。
立地としては、東急・あざみ野駅からバスで10分、更に徒歩10分という事で結構、通学し難いので近所に住んでいる方は良いのかな?と感じます。
▼山手学院
港南台という横浜の奥の方の立地でもあるのでこれまた広いです。
行くまでの坂が気になりますが。広さについては、以下のURLを参照お願いします。
- キャンパス
- 立地としてはJR港南台駅から徒歩15分の場所にあり、のどかな地域柄になっています。
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桐蔭学園中等教育、山手学院の入試に向けて
▼桐蔭中等教育
出口の進学実績が良いのと共学化をしたので倍率が上がってくる可能性を秘めた学校だと思います。
また、超難関校ではなく、難関校の滑り止めとなるので押えやすい学校ではあると感じます。
ちなみに1点、注意点としては授業料がちょいと高めですので、ここは理解をしておいた方が良いです。
▼山手学院
午前、午後、及び受験日も多くやっています。
とにかく私立中学で楽しい学園生活を送りたいという方は受験ありかと。
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桐蔭学園中等教育、山手学院の先輩について
▼桐蔭中等教育
厳密には異なるのですが桐蔭学園として幅広い人材を輩出しています。
- 山崎和之(外務審議官、元外務省大臣官房長、元内閣総理大臣秘書官)
- 三津原庸介(日本調剤社長、日本ジェネリック社長)
- 高橋由伸(引退後は読売ジャイアンツ監督)
- 森岡隆三(清水エスパルスなど・日韓ワールドカップ代表キャプテン)
- 小倉淳(フリーアナウンサー・江戸川大学メディアコミュニケーション学部准教授、元日本テレビ所属)
- 中村仁美(元フジテレビアナウンサー)
- 鈴江奈々(日本テレビアナウンサー)
- 織田裕二
- 水嶋ヒロ
- 西川史子(タレント・医師)
- 高木晋哉 (ジョイマン)
- 椿鬼奴(芸人)
- ファンタジスタさくらだ(元・あやまんJAPANメンバー)
- デーモン閣下(アーティスト)
- 五十嵐公太(元JUDY AND MARYドラマー)
- やくみつる(漫画家)
▼山手学院
割と幅広い分野で人材を輩出しているようです。
- 石井苗子(女優 参議院議員)
- 高原豪久(ユニ・チャーム社長、日本経営協会会長)
- 日下部正樹(TBSテレビに所属する日本のジャーナリスト、ニュースキャスター、報道記者)
- 浅葉彩(アナウンサー)
- 二村愛(女優) SHIN (CLIFF EDGE)
- 浅野重人 (ラフティング・アスリート)
- 竹本一彦 (柏レイソル:ゼネラルマネージャー 2006-現在・日本のサッカー指導者)
- 田澤耕(法政大学 教授)
- 木高イサミ(プロレスラー)
- 土居愛実 (セーリング オリンピック選手)
- 平岡亜紀(女優)
桐蔭学園中等教育、山手学院に関する所感
両校ともに共学ですが、桐蔭は高校から受け入れをしておらず完全中高一貫校(加えて、小学校も併設しているので中学には小学校から内部進学していく環境)、山手学院は高校から受け入れを実施している中高一貫校であり、雰囲気は異なります。
事前にチェックをして、お子さんとの相性を確認の上、納得出来る学校選定が重要と思います。
▼桐蔭学園中等教育
個性があり、進学実績を本気で伸ばそうとしている元気な学校です。
▼山手学院
マイペースにのんびりしながら学園生活を楽しむ学校です。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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