中学受験において、初めての中学受験は皆、上手くいくとは限らず失敗もあるかと思います。
今回は様々な角度での失敗談にフォーカスし、その教訓をもとに出来る限り良い方向に向けていくための議論をしていきたいと思います。
いくつかのシチュエーションがあるかと思いますが、まず、月に1回は訪れる模試/月次テストにまつわる失敗談をテーマについて記載します。
中学受験の失敗談について、他の記事をまだ見ていない方は以下も参照お願いします。
模試やマンスリーテストは、現時点の立ち位置。
まず、失敗談を語る前にそもそも模試やマンスリーテストは何のために実施するものなのか、そこを理解する必要があります。
加えて、小学校4年〜5年と小学校6年では模試/マンスリーの意味合いも大きく変わっていくため、保護者自身がきちんと理解する必要があります。
偏差値だけで一喜一憂していませんか?
クラスが上がる/下がるを気にしていませんか?
小学校4年、5年においては決まった単元の中で「しか」問題が構成されません。
あくまでその単元、その時点での結果に過ぎないです。
その点数を取るまでのプロセスとその点数が相応しいのか、によって議論がかなり変わってきます。
サピックスでいう組み分けテストは3ヶ月分の範囲の中からしか問題は出題されないので3ヶ月分の勉強を理解出来るように勉強を繰り返し復習してきた場合、必然的に点数が取れます。
小学校6年の場合、出される範囲も決まった単元ではなくなってくるので本当の実力勝負にどんどんなっていきます。
この成績でもしかしたら、通ってる塾で志望する学校の特別特訓コースを受けれなくなるかもしれず、より重要になってきます。
反復した勉強もしつつ、過去の問題から自分の強い単元と弱い単元が出てくるので全体的に復習しながら、
弱い部分の補強と強い部分についてより難解な問題を知識として吸収していくことが偏差値向上への近道へと変わってきます。
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模試/マンスリーへの向き合い方での間違い
塾に任せているので家庭では何もしない。基本的に放任主義。
結論からいうと塾に丸投げさえすればOKではありません。
塾は「受験のプロ」であり、各学校へ合格するための受験テクニックを教えてくれます。
但し、それを体得出来るかどうかはそのご家族のサポート次第。
塾任せで特段、母親ないし、父親が勉強の状況やチェックもせず、中学受験で希望のところに合格することは極めて難しい現実だと思います。
仮に保護者が全く勉強に関与しないで小学生のみの力で希望の中学に合格を目指すと仮定します。
それを成功させるためには「小学生の子供自身が自主自立で高校生のように自ら計画的に復習し、試験前にも率先して勉強する習慣がある」という素養が必須になってきます。
そんな子いますかね??
塾の勉強のみで家庭学習がなければ、反復的な勉強も出来ないのですぐ解き方や暗記ものの事柄は忘れてしまいます。
人間なので練習を繰り返さない限り、体得が出来ませんので塾でやった受験テクニックを家庭で再度、練習/反復復習していくことできちんと理解し、体感して覚えることになります。
各種マンスリーテストや模試は、ご家庭でサポートを行い、計画立てて進めないとより良い結果を出すことが困難でしょう。
放任オペレーションは子供が中学生や高校生の場合の進め方です。
家庭教師もしくは個別学習塾を付けて、ご家庭でサポートする業務を肩代わりする機能を外付けで持って進める等の工夫も必要です。
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志望校のレベルが高すぎて叱りつけることばかり。
志望校について親が望んでいる志望校設定ケースだと往往にしてアツくなり、叱りつけることばかりになってしまうかと思います。
もちろん、叱りつけて伸びる子もいると思いますが、年がら年中怒られると子供も嫌気が差してきますし、モチベーションを上げることも出来ません。
「どうせ、また怒られる。」「俺は頭が悪いんだ」とネガティブ・シンキングの状態に遷移して、勉強そのものへの嫌悪感も増えることでしょう。
もちろん、成績はどんどん下がっていくし、最悪、中学受験を辞めたいとも言うかもしれません。
重要なのはそもそも過度な期待をしない事だと思います。
ダメならダメで行ける中学はいっぱいあるわけですので今、その瞬間に目指している志望校だけが全てではないことを見失わないことが大切です。
もし、そうなっているなら、考え直した方が良いです。
子供はあなたのアクセサリーではありません。
子供自体に既にそれなりの意思はあるのですから子供がやる気を持って取り組める環境を作った方が良いです。
皆さん、子供が生まれた時は、元気で居てくれるだけで良いと思いませんでしたか?
小学校に入って足が早い子や、カッコイイ子、可愛い子、頭も良い子を見て「良いな」と羨ましく思いつつ、我が子にもと期待を掛け欲張りになりがちですが、世の中、普通の人もいっぱいいるのでそんなに焦らなくても良いと思います。
何事にも逃げず、頑張り抜く精神や心構えなど生きていく上でのより良いアイデンティティーを促進できるように育てた方がよっぽどきちんとした人生を歩めるように思います。
狙うは、一番星!と思っていると流れ星のように掴むことは難しいです。
複数の網を持ちつつ、進めていくことで心にゆとりが出来ます。
怒るべきは、その子の平均偏差値を考えつつ、実力値で行けば取れるであろう問題を落としていた場合です。
最近だと解答率という他者の解答パーセンテージが記載されてWebなどのマイページで結果を見れると思います。
そこで他者が取れている問題は自分の子供に対しても求めて良い部分だと思います。
感情に身を任せて怒らず、余裕を持って子供に接する事が重要です。
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テスト対策をし、結果をみて一喜一憂し、次の単元へ。
テスト対策することは重要です、全く問題ありません。
そして一喜一憂し、叱咤激励する、これも大事です、問題ありません。
で、既に塾では次の単元に進んでおり「前回のテストの間違えたところの”直し”をせず、やりっぱなしで次の単元に向かう」は、駄目です。
まず、間違えた箇所の復習をさせた方が良いです。
これをやっていない子はサピックスでいう「組み分けテスト」や「サピックスオープン」、日能研でいう「全国公開模試」みたいな単元が広範囲、もしくは決まっていないテストで偏差値が凹むことが多いと思います。
我が家の場合、とにかく”直し”を中心に繰り返し実施しており、基本的に上記のような単元が決まっていない試験の方が偏差値が良い場合が多かったです。
間違えたところを着実にモノにしていく、血となり肉となるように反復して間違えたところの”直し”を中心にさせることで理解が進んで行きます。
また、組み分けテストや全国公開模試みたいなテスト前は、合ってるところも間違ってるところも関係なく、過去のテストをそのまま家庭内で何度かテストさせ、復習させることで出来ていたところも改めて理解を深めさせる事も重要です。
もし、マンスリーテストや育成テストでは偏差値が良いのに単元が決まっていない試験に弱いというご家庭がいたら、確実に”直し”が甘いことを意味していますのでそこをテコ入れした方が良いです。
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家での勉強は問題なさそうなのにテストで点が取れない
ご家庭での伴走の仕方次第なのですが単純な丸つけについて、判りやすいのは算数できちんと数式が書いてあるのか、国語で文章読解において、線やマークがされているのか、社会や理科において悩んだ形跡があるのか等、
塾の宿題含め解答部分をサンプルでも良いのでいくつかピックアップし、実際に解法等が書いてあるのかを見た方が良いです。
普段の勉強で解答に◯がついているのにいざ、テストで点数が取れない子は怒られるのが怖い、という心情が強いようで子供は解答をみてその場しのぎをしやすいです。
小学生なので後先考えずに楽な方に行く典型のパターンかと思います。
そもそもテストの点数が取れないということはやはり実力がないのです。
実力がないということは家庭学習の中でもその原因は見つけられるはずです。
「家での勉強が問題なさそう」=「宿題等の解答内容は合っている」という感覚が多いと思いますが、冒頭に伝えたプロセスをきちんとみた方が良いです。
実際にBタイプと呼ばれる論理/記述力重視の学校は答えがあってても記述が合っていないと満点が貰えません。
答えだけ合っていても意味がないのです。
模試/マンスリーは現時点の実力を測るとはいえ、プロセスがきちんと踏めていないと点数も取れないはずでその相関はあります。
家庭の勉強の仕方を見直して進めることが重要です。
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メイン塾の補助的な位置付けで総復習/補強の為に
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
日々、塾の勉強をしていく中で不明点があったり、弱い分野というものがあると思います。
先生にも聞けない照れ屋な子供もたくさんいます。
そんな時に自宅で解らない科目・分野別に動画で復習を手軽に出来る手段があります。
それがスタディ・サプリです。
スタディサプリについて我が家は主にメイン塾の補助的な位置付けで特にコロナ禍での自宅学習時によく活用しました。
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こちらに何が凄いのかの特集記事も書いてます!ぜひ、ご検討を!
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