前回の記事で以下を記載させて頂いていました。
昨今、2020年の教育改革の影響もあり、付属校が人気のようです。
一方で、私自身は付属校出身者ですので、色々思うところがあります。(当時、学習指導要領が変わるということで付属人気があり、それも影響して選択した記憶があります。)
私は、中学からではなく、高校から付属校に通っており、当時も中・高で入学でき、現在もそこは変わりありません。
ちなみに当時は男子校でしたが、既に共学化されています。
そういった意味では多分、校名を言えば、ほとんどの方が「ああ、」と分かると思うところです。(大学の冠付いてるので当然ですが)
そこで今回は”付属校の光と陰”ということで私自身の経験談とともに加えて、インターエデュとか含め付属の様子を書いてる掲示板をときたま見て変わってねー、っと思わず、(良くも悪くも)共感できる事柄があるので、ぜひ、付属校を志望校として中心に考えている親に見て頂きたいと思います!
今回は、内部生、外部生に着目して、付属校の構造的な問題をテーマに記載したいとと思います。
ちなみに中学から入学した人を一般的に「内部生」、高校から入学した人を一般的に「外部生」と言います。
以下にもその表記で進めます。
付属校に関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
付属校の構造的な課題は変わっていない
付属校は、そのまま大学に内部進学できる魅力と外部進学にも力を入れていますよ、とうたっているケースがあります。
そのために外部進学用に予備校の講師の方を非常勤講師として雇っているケースも散見されます。
実際、私が付属校に通っている時代から普通に普段は予備校の先生をやっているっていう数学の先生いましたし。
ちなみに2020年の秋に娘の中学受験を理由に私自身の母校の学校説明会もオンラインではなく、リアルに潜入し、説明会を参加してきました!校内の先生にも複数人ヒアリングしました!
結論、複数人ともに母校を卒業し、内部進学した教師のみ。。。変わってねー。。。
付属校ってその学校を巣立ち、内部進学で付属大学に行った人達が教師となって舞い戻るという私の学生時代に見た付属校スパイラルが変わっていない事を確認しました。(だろうな、とは思っていたが。)
それで外部進学/一般受験の指導がきちんと出来るわけないだろ・・・(先生自身がセンター試験とか経験してないし、一般受験も経験してないんだから。。。)
「二兎を追う追う物は一兎も得ず」という諺の通り、個人的にはどちらかに振り切った方が良いと思ってます。
付属校に行くなら、そのまま内部進学し付属大学に入る、付属大学に行かないなら付属ではなく中高一貫校に通わせる。
そのような割り切りがないと本人が苦しくなるな、と私自身、付属校出身者として、そして付属校の学校説明会を複数回ってそう思いました。
上記以外の課題も後述しますが、上記がほぼ言いたい事としてザッツオールです。
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勉強について、超上位者は内部生、上位・中位は外部生、下位は内部生
「中だるみ」という言葉、ご存知ですよね。
入学して落ち着いたら、だらっとしちゃうんです。
内部生の中だるみは、中2・3、高1・2の4年間です。外部性の中だるみは、高2の1年間です。
ちなみに外部生は高校受験してるので基礎力で内部生を上回るケースが多いです。
高校受験だと付属校の偏差値は中学受験より難しいですし。内部生は、やはり先行した学習は少なからずやっていますので、他大学を目指す真面目な子は成績が良いのも事実です。
が、
そこに外部生がズドーンと間に入って、下位に中だるみした内部生が並ぶという序列になります。
付属でそのまま付属大学に内部進学するのは実は外部生が多いです。(高校も生徒募集している付属校は一律この状況になっている考えます)
下位の内部生が内部進学出来ないパターンが割とありますのでご注意を!
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付属校を真剣に考える 〜偏差値50未満編〜
付属校を真剣に考える 〜偏差値50以上編〜
先生が付属カルチャーに馴染み過ぎて他大学受験に関する指導力が低い。
付属校の教職員は、その多くが系列の付属校から大学に内部進学している人が多数派です。
それは今も昔も変わらない事実だと思います。
他大学受験を経験していないし、大学への本格的な一般受験向けの勉強を教えたこともない。
(付属校は内部進学する事を主としたその付属校の必要最小限の水準になります。)
ただ、1つのフォローをすると教師は人間教育をする場であるとするならば、そこは問題ないのかもしれません。
付属校に来て、外部進学したいなら、個人的には予備校を活用した方がまず、間違い無いと思います、が、それなら、付属校行く意味ないよー、と思います。
ココは悩ましい所かもしれませんね。
なお、上記の教員は逆に付属大学への内部進学経験はあるので、内部進学の手続き/流れ、内部進学そのものの構造を理解しています。
よって、内部進学をする前提に立つと必要な存在と言えると思います。
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付属校の光と陰 ~学校PR編~
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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