小学校5年の終わり頃から小学校6年になった際に算数にて、”立体切断”と呼ばれる図形を切断して、辺の長さ、切断面の面積、もしくはある点を基点とした切断面体積を求めるような問題が出てきます。
我が家の場合、中1の息子も割と苦労をしておりました。
また娘も今後、この単元に入っていきます。
今回は、株式会社花まるラボというEdTech分野(EducationTechology)として、知育/教育アプリ等を開発されている会社にて「立体切断」への理解を深めるiOS/Android向けアプリ「究極の立体《切断》」が7/17にリリースされております。
今回、このアプリのモニターをさせて頂く機会がありました。
花まるラボご担当者のご了承を頂き、中学受験生に役立つものなのか、見解も含め当サイトでもご紹介したいと思います。
ちなみにこのアプリそのものの説明については、色々なサイトがやっているので当サイトでは割愛します。が、一番分かりやすそうな説明動画がありますのでアプリの中身に興味ある方はこちらをお願いします。
ちなみに”究極の立体<展開>”も以下の通り、レビューしていますので、興味のある方は参照お願いします。
立体切断について
そもそも中学受験生で立体切断は、小学校5年の終わりから小学校6年に掛けて実施するので中学受験生でも多くの人が最終的に触れる単元になろうかと思います。
但し、この立体切断に多くの方々が苦しむことになります。
なお、この立体切断ですが、以下をそもそも心得る必要があります。
- 「立体切断」は出る学校と出ない学校がある程度はっきりしているので出ない学校を受けるのであれば、あまり時間をかけても意味がない。
- 「立体切断」が苦手な場合、多少やっても出来るようになるとは限らず、センスも問われる。中途半端に手を出すよりも基本レベルだけやっておく方が良い。
- 「立体切断」が頻出し、それが合否に直結する学校を受験する場合、徹底的にやる必要がある。
2019年の開成中学でも立体切断の問題が出ています。詳しくはこちらのサイトを参照お願いします。
これを見るとイメージが湧くと思いますが、
切断する際に点を指定され、そこを切断した時の面をイメージし、さらに中学受験生がその切断面を紙ベースの中で線を入れて、切断面を2次元に捉えて、面積等の前提条件を元に辺を導いたりします。
立体切断の重要点と怖さ
立体切断の重要なポイントは、切断面をイメージ出来るのか、に尽きると思います。
苦戦している子供のほとんどがまず、切断出来ない、もしくは、間違った平面をくり抜いてしまいます。
ここが間違うと立体切断の問題は、
先ほどの開成中学の問題もそうですが、(1)、(2)、(3)というように切断の平面を間違うと残りの問題も芋づる式に間違えます。
よって、大問を丸ごと間違えることになります。
つまり、立体切断が苦手な子供からすれば、
ドラクエでいう”ザラキ”の呪文を言われたかのように死亡フラグが立ちます。。。
うーん、破壊力抜群。。
究極の立体<切断>アプリのレビュー
究極の立体<切断>アプリについて、モニターしてみました。モニターで参加したメンバーのバックグラウンドは以下の通り。
モニター | バックグラウンド |
我が家の中1の息子 | 鉄緑会指定の超難関中学に在学中。元・サピックス生。 国語/算数/理科/社会は基本的にどれもハイレベルだが、小6当時は特に算数と理科の平均偏差値が高い。 |
我が家の小5の娘 | 日々、憧れる中学を目指して、勉強中。日能研生。 どちらかというと国語と社会が得意で、算数が苦手なスタンダード系女子。 |
我が家の受験ママ | 息子の中学受験が終わり、今度は娘の受験ということで絶賛伴走中の我が家の受験ママ。 |
2020年中受ママ | 受験ママのママ友で小6で2020年中学受験を目指し、日々、勉強中の息子がいる。 息子は偏差値50で、算数が苦手・・・。究極の立体<切断>アプリを購入し、立体切断克服を目指す。 |
で、実際に「究極の立体<切断>アプリ」をインストールして、アプリを使って貰いました。そのレビュー結果について、以下に記載します。(なお、当時、中1の我が息子は1時間弱で100問全問クリアし、エンディングの音楽も聞きました、早え。。。)
まず、このアプリは、開成や他中学の過去問の図形が載っており、凄いね。2段切り、3段切りが後半に出てきた。結構、難度が高い。
立体切断の問題は、いかに切断面が正確にイメージ出来るか、正確に切断部分の平面を抜き出せるかに掛かっている。
逆にいうとそこさえ分かれば、比や図形の知識があれば、辺や面積、体積は自ずと導くことが出来る。
このアプリの場合、切断面の切り方や切断平面を抜き出す感覚というのが掴めるので立体切断が苦手な子の入門として効果的と思う。
このアプリは、ポンポン押せば、どこかで平面を切れるので紙ベースだとそこのイメージを持って切らないと実際には切断出来ないので、イメージ出来るまでやり込めると強い。
算数は苦手だけど遊び感覚で出来るので楽しい。
切った後に切る問題がかなり難しい。でもパズル感覚で面白い。
このアプリは、切断を覚える意味で入門として良いかもね。
でも、アプリよりも物理的なスポンジとか使って、切断した方が具体的に理解出来ると思う。
果たしてアプリで物理的なイメージが出来るのかしら。
立体をアプリ上でぐるぐる回せるのでアプリでは分かるけれどこれが果たして紙面上で子供が分かるのか、うーん、ちょっと不安。
究極の立体<切断>アプリの狙いについて
もともとこのアプリの開発に至った背景として、立体分野(特に切断)は「見える子には見えるが、見えない子にはどうやっても見えない」 、という点がありました。というセンス次第とされがちな部分が強い ただ、弊社代表の川島も、長年子どもを教え、教材アプリ開発にも携わってきた経験上、 「アプリで再現した良い教材が作れれば、絶対にこれまで見えなかった子も、見えるようになる。 誰でもイメージできるようになる。」と確信して開発に至りました。 ですので、狙いとしては、立体切断の三原則(切断、平行、延長)の感覚を、自分で回転させ、切断しながら反復練習することで、 だと考えています。自然と身につけられるのが理想 実際に花まる学習会の現場でも試し、算数が決して得意でない子も全員と言っていいほど、本質的に身についている、ということを実感して、公開した背景もあります。 どれくらいでそれが身につくかは多分に個人差があると思うので、極端な話、十数問で身につく子もいれば、100問を何度か繰り返して、 徐々に自分のものにしていくお子さんもいらっしゃるかと思いますが、 ひとつの指針として、「全問題で星3つ」が取れるようになる頃には、 と考えられるのではないかと思っ感覚をかなりマスターできている ています。 (星3つを取るためには、ノーミスでクリアする必要があるため)。
立体切断が苦手な子も対象かと思いますが、小学校4、5年からパズル感覚でこれをやっている方が効果的な気がします。
5,000円出せるぜ!という方は試してみては?
あと、遊び感覚で小学校低学年の子供がやるのも良いようには感じました。
ぜひ、ご検討をー!
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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