中学受験において男子と女子で入試事情が異なるな、と息子の受験を通じてその塾友や小学校の女の子の情報を聞いてると思います。
そこで男子と女子の入試における違いをテーマに記載します。
中学受験における男子と女子の違いについて、他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
入試における勝ち筋
男子校の場合、男子対決になるので上位校になればなるほど「算数」が絶対的なキーになります。
合格を複数獲得できた子達は、共通して算数は落とさず、出来ています。
つまり上位校に行きたければ算数を征する必要があります。
国語や理科や社会は、男子校の場合、大きな差にならない程度に点数が取れると算数の出来・不出来で合否が別れるので、そこを心得る必要があります。
なんとなく、男子校での入試に関する攻め方は、加点型で点数を出来る限り、取りに行く必要がある印象ですね。(超難関中学になればなるほど、スーパー頭が良い猛者が集まるので。。)
一方で女子校の場合、当然ながら、女子対決になるのですが、女子が確実に押さえなければならないのは「国語」のようです。
え?意外??(算数じゃないの???)
女子は基本的に国語が出来る子が多いのでここで差が付くとかなり痛いのでとにかくライバルよりも国語をきちんと押さえる必要があるようです。
そもそも算数って割と女の子は全体的に苦手。
男子校の算数がシビア過ぎるので、塾で主催している試験では、算数に着目すると男女共通で偏差値化されるので特に小6においては女子が全般的に押し下がっちゃう構造になっています。
なので、算数が出来ると頭一つ抜けるのは事実なのですが、算数において、女子が着目すべきは、女子の中での順位です。ここが狙う学校のレベルと比べて、それほど沈んでいなければ、ライバルとなる女子の他受験生も同じく算数は苦戦するはずなのでそこが勝ち筋にはならないようです。(もちろん、女子で算数が出来るととても強いですが。)
ちなみにサピックスでは「有名中」という問題集を小6の夏に解き始めます。
この「有名中」は男子校/女子校等関係なく、サピックス偏差値45以上(日能研の偏差値53以上)の中学の過去問題で構成されております。
我が家の息子もこの「有名中」を解いていたのですが、算数は、基本的にサピックスから指示があって、女子校の算数から解きます。
実際に女子校の過去問題をかなりの分量、彼は解いておりましたが、息子曰く「女子校の算数はマジ簡単」だと。(逆を言うと超難関中学の男子校の算数は、相当難しいです。)
また、サピックスで同じクラスにいた女の子でママ友の娘さんは算数が苦手と言っており、息子もよく知っている女の子だったのですが「アイツは計算遅いし、算数はあんまり解ってないよ」と。
但し、その子はきちんと入試においては結果として、鉄緑会指定の超難関中学に合格していますし、他の中学も全て合格していました。
なお、ずーっとママ友は、娘が算数全然出来ない、、、と嘆いていました。
確かにずーっと算数がヤバイと言ってました、が、女子の中では普通か普通よりちょい下で他の科目がきちんと取れる子だったので合格出来たようです。
ちなみに本当に算数が出来ない女の子は算数の平均点が例年低い中学というのが存在しているのでそこを狙うよう、サピックスでは指示があるようです。
算数の合否影響を最小化出来るということで。
なんとなく、女子校での入試に関する攻め方は、減点型でライバルが間違えない問題を出来る限り、確実に押さえることが重要である印象です。
(ここはあくまで息子の中学受験をしていて、ママ友の同級の女の子の受験状況を聞いていてそう感じてますし、娘は中学受験をまだしていませんが、既に算数が苦手ですw
でも、そんなに焦っていません。女子の順位で見るとそれほど問題ではないと思うので。)
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サピックスの活用術 〜指導編〜
ホンネで中学受験 〜対談内容への解説〜
入試における面接
男子校の場合、ほぼほぼ面接はありません。
唯一、慶應義塾大学の付属校は、親子面談と実技(体育)があります。
ここはサピックスにおいては面接対策というものも慶応コースにおいて、準備されていました。
実技については、シャトルランとかを実際やるそうです。
(この実技がビリで不合格になった子がいた旨も、聞いてます。)
女子校の場合、一部の学校にて親子面接という形式を取っている学校もあるようですがほとんど1対1の面接と聞いており、そこで不合格というのは聞いたことがないです。
ちなみに女子校の面接時の服装って悩みませんか?
勝負服に関しては関連記事を参照お願いします。
なお、昨今ですとコロナ影響で面接を中止にして作文などを課す学校も出始めていますので志望校の要項をきちんと確認する必要があります。
[関連記事]
中学受験を通じて気づくこと 〜女子校への勝負服編〜
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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