男子校vsシリーズ　～急先鋒の世田谷学園・高輪編～

文禄元年を起源として既に400年以上の歴史持つ世田谷学園と明治18年に創立して既に110年以上の歴史を持つ高輪中学について私自身、学校説明会を通じて得た内容等を以下に記載します。

ちなみに入口の偏差値は両校ほぼ同等ですが、出口の実績においては世田谷学園の方が上であり、結構な差があります。

世田谷学園、高輪の特長

▼世田谷学園

仏教色が強く、学校見学で驚いた1つに学校内に禅堂があり、精神統一/集中する場があります。
また、体育館でも相当な人数が精神集中しており、個人的には引きました・・・。

• 坐禅会（観性館の禅堂で実施されます。）
• 早朝坐禅会（修道館アリーナで実施されます。）

校長の話が非常にザ・仏教の教えを説いており、そこにいた教員含め皆んなお坊さんのようでした。なお、このザ・仏教が、この学校の大きな特色であると思います。

曹洞宗の宗派で、横浜の総持寺の寝泊まり、お坊さんと同等の修行も在学中に行うそうです。

 

▼高輪

元は仏教に関連していたようですが、今は至って普通の無宗教です。

割と先生方も普通で特に特長もない印象。

良い意味で個性がなく、のんびりした感じの校風です。

 

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世田谷学園、高輪の立地/校庭/設備/部活について

▼世田谷学園

三軒茶屋で程よく近い高級住宅街の中にある。

設備も一通り揃っており、室内プール、グランド、体育館、武道場（柔道、剣道）、食堂などあります。

運動部/文化部含め部活面ではストレスない学園生活は送れそうです。

▼高輪

商業街の中にある。

全体的に狭いです。グランドも体育館も。なぜか、ゴルフ練習場もありますが、やっぱ狭い。

プール施設はありません。

運動を軽めにしたい人や文化部に入りたい人は程よく緩そうです。

京急・泉岳寺駅から近く、JR高輪ゲートウェイ駅からも通えます。

 

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世田谷学園、高輪の先輩について

▼世田谷学園

スポーツ及び芸能で有名な方がたくさんいます。

• 泉浩 – アテネオリンピック柔道90kg級銀メダリスト・北京オリンピック柔道90kg級代表
• 古賀稔彦 – 全日本柔道女子強化コーチ・ソウルオリンピック柔道71kg級代表・バルセロナオリンピック柔道71kg級金メダリスト・アトランタオリン ピック柔道78kg級銀メダリスト
• 瀧本誠 – シドニーオリンピック柔道81kg級金メダリスト
• 吉田秀彦 – バルセロナオリンピック柔道78kg級金メダリスト・アトランタオリンピック柔道86kg級代表・シドニーオリンピック柔道90kg級代表
• 内野聖陽 – 俳優・菊田一夫演劇賞・モンテカルロ国際テレビ祭主演男優賞・読売演劇大賞 最優秀男優賞等受賞
• Ｍ高史 – ものまねタレント
• 萩原流行 – 俳優
• 左とん平 – 俳優
• 栄喜（HIDEKI） – 歌手・SIAM SHADE
• 水木一郎 – 歌手・アニメソングの帝王・コロムビアゴールデン・ディスク「ゴールデン・ヒット賞」等ゴールデンディスク賞十数回受賞
• 三谷幸喜 – 脚本家・日本アカデミー賞最優秀脚本賞・芸術選奨・喜劇人大賞・岸田國士戯曲賞・菊田一夫演劇賞大賞・松尾芸能賞大賞等受賞
• 勝浦修 – 将棋棋士・九段・将棋栄誉賞
• 田中毅 – 日本テレビアナウンサー

 

▼高輪

起業家や教授、芸能など幅広く人材を輩出しています。

• 三島海雲 – カルピス 創業者
• 郡司英一 – 元ユニバーサル証券（現三菱UFJ証券HD）取締役[6]
• 小川靖男 – 順天堂大学名誉教授、薬理研究会評議員[6]
• 鈴木義夫 – 明治大学大学院長、名誉教授[6]
• 奥崎裕司 – 青山学院大学名誉教授
• 青柳征夫 – 電力中央研究所原子力構造研究室長、コンクリート調査会代表[6]
• 山口蓬春 – 日本画家
• 加藤まさを – 月の砂漠 作詞家
• DaiGo – メンタリスト
• 宮本浩次 – エレファントカシマシ ボーカル兼ギター
• 青空球児 – 漫才師 江川宇礼雄 – 俳優 
• 深澤弘 – アナウンサー

 

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世田谷学園、高輪の勉強面について

▼世田谷学園

ちょうど分かりやすい動画があったのでこちらをみた方が良いです。

• 世田谷学園の評判・口コミ（by武田塾）

私自身が1企業として興味深く注目しているベンチャー企業である株式会社A.verの押し進めている動画コンテンツの1つで若干内容古いですが、今でも非常に的を得た内容になっています。

「武田塾」というブランドで大学受験向け予備校をしており、勉強を教えない予備校として”塾業界のライザップ”と呼ばれています。（なお、動画は高校の話ですが、中学・高校一貫なので気にせず視聴を。）

世田谷学園の進学実績はホームページを見ると分かるのですが、入口の偏差値の割に東大に何人も受かっており、非常に伸び率が高い学校です。

学校説明会では仏教的な話口調で説かれている感じで、非常にゲンナリした記憶があります。

授業が特長的にも聞こえないし、特別な取り組みをやっているわけでもない。
強いていうなら、精神統一？？って感じです。

校長に説明会終わった後に「この学校では予備校に通わなくても授業のみで大丈夫なのか？」と聞いたところ、基本的には授業で補うものの、割と多くの方が予備校に通っているとのこと、それに関しては特段、規制せず、容認しているとのこと。
うーん。なんとなく、仏教という教えのもと、邪念を取り払い、授業に集中させ、且つ、予備校パワーもあって進学実績が良いような・・・。モヤモヤっとした印象です。

座禅で養う学びの心 「入ってから伸びる」世田谷学園（NIKKEI STYLE）では、なぜ、入ってから伸びるのか、が記載されています、が、個人的には、うーん、腹落ちしない。。。

私立校のスクハラを野放しにしていいのか（PRESIDENT Online）でスクールハラスメントの記事が載ってますが、この生徒自身、4年間、登校拒否ということですがなぜか、進級・高校卒業出来ていることがよく分かりません。普通、認定単位不足で退学だと思うのですが、よく分かりませんね。

 

▼高輪

全体的にのんびりしつつ、そこそこの進学実績です。
なお、これは中堅学校全てに言えるのですが、注目すべきは、2018年の大学における厳格化の影響を受ける学校とそうでない学校、つまり、力負けする学校かしない学校かの見極めが必要です。

残念ながら、高輪中学は、例年以上に2018年以降、大学実績が芳しくないのでまさに力負けしてしまう学校なのだと思います。

ただ、雰囲気そのものは悪くなく、何を良しとするかだと思います。

 

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世田谷学園、高輪に関する所感

個人的には世田谷学園は好き嫌いが大きく分かれる学校だと思います。
一方で高輪中学は万民受けする学校だと思います。

▼世田谷学園

仏教の教えとともに生徒の興味を引き出し、実績を上げている学校であり、その雰囲気や様子に共感できるご家庭は良いと思います。

▼高輪

全般的におおらかで学園生活としても可もなく不可もないけれどそこが魅力なのかもしれません。
ただ変に癖があるわけではないので学校生活を満喫しながら自分のペースで勉強がきちんと出来る子は良いかと思います。

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