中学受験の失敗談　〜入試前の事前準備編〜

今回は、入試前の秋・冬の事前準備をテーマに記載します。

初めてのことだと色々と不安なことも多く、失敗することもあろうかと思います。

すでに身近にあった失敗談とともに教訓を得て、目の前の中学受験に備えましょう。

入試前の事前準備でやっちゃいけない事

入試前の事前準備としてやっちゃいけない事があります。

失敗から学びを得ると言う観点でNG事項を以下に記載します。

• 受験予定の中学について小６秋・冬に実施する入試説明会に出席していない。
• 入試用の写真について年明けに撮った、もしくは入試用の写真の画像データがない。
• 出願日を間違えた。
• 自分（保護者）が体調不良になった。

悔いの残らないように事前準備を進めていく上で上記の何が問題なのか、具体的に説明していきます。

受験予定の中学について小６秋・冬に実施する入試説明会に出席していない。

学校説明会とは別に昨年度の中学入試に関しての分析と今年度の入試においての注意点などを説明する入試説明会というのが小６の保護者（子供の参加できるケースもある）を対象とし、学校主催で催されます。

これは通常の学校説明会と重複する部分もあるのですが、入試に主軸をおいた説明会であり、これに参加し忘れた、もしくは参加していないというのは保護者として論外です。

なぜなら、入試の変更点や注意点を確認することが遅れますし、貴重な入試に出る単元とかを聞き漏らす事になります。

とはいえ、入試説明会は能動的に自らが学校のホームページ等をチェックし、事前予約して参加する必要がありますので保護者はそれを心得て行動することが重要です。

主に学校説明会と異なる部分で入試説明会で説明される内容は以下となります。

• 例年は出願方式が書類ベースだったがインターネット出願等に変更になった等の連絡や注意点の説明
  • 出願方式
    • 入試において、事前に印刷して持ち込むことやキリトリ線を元にある部分だけ入試当日、持ち込む等の指示がある。

• • 当日の入試での持ち込み許可と禁止の持ち物について
    • 学校によって、アラーム機能がついているような腕時計、例えば、Gショックのようなものの持ち込みを禁じている。
    • 学校によって、電卓機能がついている腕時計、例えば、Appleウォッチ等のスマートウォッチの持ち込みを禁じている。
  • 合否発表方式
    • インターネットでの合否発表における日時/時刻や掲載の時間ついての説明
    • 掲示板発表の場合の日時/時刻や掲載の時間についての説明
  • 合格時の入学金の振込方式
    • 我が家の場合、土日が2/2,3だったので振込方式に関して、クレジットカードでの振込ないし、現金での直接手渡しなど学校側から指示/説明がありました。

• 昨年度の入試における分析と今年度の入試において期待する受験者像の説明
  • 昨年度の受験者平均点と合格者平均の傾向説明
    • 各科目ごとで受験者と平均者での傾向の説明あり。例えば、社会・理科が著しく点数が低くても算数・国語の点数配分が大きいとそこでリカバリーする形で合格者平均に届いているケースもあるなど。
    • 例年の失点領域の傾向や受験者全体としての傾向を説明
  • 今年度の入試の説明
    • 例年の記述方式から変更がある場合にその具体的な説明
    • 今年度の入試で予定している試験単元のヒントの開示
    • こういう受験者に来て欲しいという合格者となり得る期待する受験者層に対してのメッセージ

どうですか？？

行かない人って勿体ないと思いませんか？

知らなかったー、と言えばそれまでなのですが、有益な情報を既に聞いてるご家族と入試本番ではガチンコ勝負になります。

出来る限り、入試説明会は参加したほうが良いでしょう。
（散々これまで行っていたのでもういいや、と思ってる人がいた場合、それこそ、油断大敵そのものです）。

ちなみにインターネット上に最低限は記述あるのでクリティカルに困るまでには至らないとは思います。

とはいえ、少しでも子供に対して合格率を上げたい場合はそれに類するヒントがあったりしますので漏れなく情報はGetしておきましょう。

なお、腕時計について、我が家は機能付きのGショックをいつも持っていたのでこれだとNGという学校がありました。

入試説明会で発覚したのでどうしよう・・・ということで、当時、以下の通り、激安コーディネートして見ましたw

上記は、アナログのクォーツ時計（電池式）で以下の組み合わせです。

3,000円未満でリーズナブルな上に結構、お洒落です。

というかオリジナルっぽくて安価なんだけど安価に見えないようなコーデを目指して組み合わせて当時、腕時計を子供にプレゼントしてみました。

取り替え工具も上記のNatoベルトとセットで購入できるので簡易でお勧めです。

ちなみにこの場合、ベルトについてどの色でも良いですが、”18mm”を選択すればFitします。

またAmazonで購入が不安な場合、上記の腕時計はCASIOスタンダードといって、
ビックカメラとかヨドバシカメラでも同じくらいの値段で売っており、またベルトも色々あるのでそこで選んでそこでベルトを付け替えてもらうことも可能です。

子供は割と喜んでこぞってこの腕時計をはめてました。

中学受験のささやかなお守り＆気分転換として良いと思います。

サピックスでも結構、活用していた際、「その時計、カッコいいね」など友達からも好評だったようです。

ベルトを変えるだけでオリジナルな腕時計になるので小学生にとってはワクワクな感じでほぼ間違いなく、友達と被らないのでモチベーションアップにも繋がったように思います。

 

［関連記事］
サピックスの活用術　〜学校説明会編〜
お試し受験を行うべきか？　〜意義と地域特性編〜

入試用の写真について年明けに撮った、もしくは入試用の写真の画像データがない。

入試用の子供の写真は年内で遅くとも11月末日までには出来上がっている状況にしないと危険です。

というのも、1月上旬からお試し校などの学校の入試等が始まり、12月上旬から順次インターネット出願等が可能になって来ます。

その際に通常、miraicompassと呼ばれる、学校説明会等でも学校側が提携して活用している仕組みでインターネット出願も可能であり、出願に際して学校側から指定されるケースが多くあります。

その時にお子様の画像データが必要になります。

必ず、出願に間に合うように早めの準備が重要です。
（学校によっては、ピクセルや縦×横の大きさ指定あります！特に女子校！）

基本的にお子さんであれば「白シャツに紺のセーター」お嬢さんの場合「白いブラウスに紺のカーデガン」がかなりスタンダード。

面接等があるので服が決まらないと思って、写真撮っていない方は上記の鉄板の服装でまずは写真を撮りましょう。

なお、派手な格好や普通の格好だと常識を疑われるのでTPOに応じた服装ということでスタンダードなスタイルが無難です。

ちなみにメガネの子供は、面接や入試でもメガネを着用するなら、メガネ着用で写真を撮ったほうが良いです。

カッコいい/可愛いというより本人かどうかが混乱するようなおめかしはマイナス効果でしかないので、そこはありのままの姿で行ったほうが良いです。

 

［関連記事］
中学受験を通じて気づくこと　〜女子校への勝負服編〜
2020年中学受験スペシャル　〜miraicompass編〜

出願日を間違えた。

これ、例年いるらしいです。

私の周りにはそういった方は存じませんでしたが、共働きで忙しいご夫婦に多いようです。

学校の入試説明会でも出願日を例年、間違えて出願が間に合わず、どうにか受けさせて欲しいという問い合わせが多いというのを学校側の説明でよく聞きました。

なお、そういった場合はどの学校も「一切、対応しない」と明確におっしゃる学校が多かったです。

というかほとんどの学校がそれは御法度である説明がされますのでそういったことがないようにしましょう。

よって、きちんとスケジュール管理し、出来る限り、早めに確実に出願できる日程で夫婦で複眼チェックの上、間違いがないように意識して進めたほうが良いです。

夫婦で連携して、上手く進めていくことが重要ですね。

 

［関連記事］
中学入試に向けて　〜ツール編〜
ワーキングママと中学受験　〜成功の秘訣編〜

自分（保護者）が体調不良になった。

これは結構、よく聞きました。

子供のケアを考えていたら色々なことに頑張りすぎて、保護者自身が体調不良になり、寝込んだり、不眠症になったり・・・。

結論から言いますと、頑張るのは子供自身なので保護者は「どーん」と構えましょう。

子供の中学受験の追い込みの段階で保護者が体調不良になることはいろんな観点で悪影響です。

体調面でも子供に伝染し、風邪引いたりとかしますので体調管理は家族共々気をつけましょう。

私は小６の秋・冬、体調不良等は全くなかったですが外でお酒を飲んでて帰宅して”酒臭い”というだけで受験ママの逆鱗に触れました。

うーん、ごめん、と謝りました。。。

当然、家でお酒を飲むのもこの時期には良くないので家族全員で良い方向に持って行くための動きをしたほうが良いですね。

ママの方で小６の秋・冬時期のピリピリムードに突入し始める際は、パパにして欲しくないことはきちんと伝えておきましょう。

男は鈍感なので云うべきことはきちんと言っておきましょう。。不要にストレスを抱えないように。

 

［関連記事］
中学受験の失敗談　〜年明け1月の過ごし方編〜

メイン塾の補助的な位置付けで総復習/補強の為に

最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。

日々、塾の勉強をしていく中で不明点があったり、弱い分野というものがあると思います。

先生にも聞けない照れ屋な子供もたくさんいます。

そんな時に自宅で解らない科目・分野別に動画で復習を手軽に出来る手段があります。

それがスタディ・サプリです。

スタディサプリについて我が家は主にメイン塾の補助的な位置付けで特にコロナ禍での自宅学習時によく活用しました。

更に小・中・高のコンテンツが全て見れるのも凄いです！

こちらに何が凄いのかの特集記事も書いてます！ぜひ、ご検討を！