今回は、帰国子女が多く通う両校に着目しました。
大正13年に創立し既に90年以上の歴史がある洗足学園中学と明治17年に創立し既に130年以上の歴史がある頌栄女子学院中学について記載します。
ちなみに両校は帰国子女率が高いです。
帰国子女の多い中学については以下をご参照。
なお、洗足学園は、2/1、2、5、頌栄女子学院は、2/1、2/5と複数回の受験タイミングがあります。
熱望している方は要チェックです。
なお、2/5は壮絶な最後の椅子取りゲームになることは必至ですのでそれまでどこかをきちんと押さえて突っ込むことが重要です。
女子校vsシリーズに関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
洗足学園、頌栄女子学院の特長
▼洗足学園中学
洗足という由来は創設者がクリスチャンであったことから新約聖書のヨハネによる福音書13章にあるイエス・キリストが弟子の足を洗ったことに因んで「洗足」の名を付けたようです。
但し、いわゆるキリスト教系主義(ミッションスクール)ではなく、無宗教。洗足学園音楽大学溝の口キャンパスと同一の敷地内に設置されて、音楽との繋がりがある学校です。
校舎内は非常に綺麗で且つ、活発で明るい感じの生徒が多い印象です。
私の学生時代の洗足学園は偏差値40くらいで全くもって今とは違った印象でした。
さらにママ友さんでこの学校をご卒業された方がおり、一緒に文化祭を見に行ったのですが「私が通ってた頃と設備含めて全部違うね。進学校な上に新しいの”新”学校って感じ。」と言ってました。
OBから見て、もはや別の学校とのことです。
ここに通っている知り合いのお子さんもいますが非常に勉強をさせる学校のようで授業は充実しているようですし、1〜2割くらいが帰国子女のようです。
音楽大学を系列として保有しているので「楽器習得プログラム」と言って中学1年から中学3年まで音楽の授業でバイオリン・トランペット・クラリネット・フルートから1つの楽器を習得していくのも特長的です。
制服は珍しい緑色のブレザーです。私は何にも思いませんでしたが、我が家の娘は「あんなのコケだよ、コケ。」と言っておりましたが生徒からは、どうやら、一般的に「マリモ」と呼ばれているようです。
▼頌栄女子学院中学
いわゆるミッションスクールです。
帰国子女が学年で2割強ということでグローバル感も兼ね備えています。学校そのものはこぢんまりしております。
建築物もそれなりに歴史を積み重ねているため、古い、というか劣化していることは否めません。
とはいえ校舎は緑も多く、森の中に学校があり、グラウンドがあるというような融合したそれらが校舎の中でそれぞれ離れて点在しています。風情があって環境は良さそうです。
トトロが居そうな雰囲気です。
塾は不要でしっかり学校で勉強させるというとこは魅力的。当然ながら英語教育も力を入れています。
あとはそんなに特長的なものは感じませんでした。
制服についてはチェックのスカートにブレザーということで好みによるのではないでしょうか。我が家の娘は関心を示さず。。。
- 頌栄女子学院の制服(右側に写真が載ってます)
[関連記事]
あなたはどっち派? 〜伝統校or新興校編〜
あなたはどっち派? 〜キリスト教/仏教or無宗教編〜
あなたはどっち派?〜都会の学校or郊外の学校編〜
洗足学園、頌栄女子学院の立地/校庭/設備について
▼洗足学園中学
非常に設備面は整っています。
そりゃ、偏差値が爆上がりするよな、と思うほどに校舎内は綺麗ですし、グラウンドも広いし人工芝です。
この学校設備を見た後に他の学校を見ると結構見劣りしてしまうと思いますので注意が必要。
ちなみにプールと食堂はありません。
立地としては、東急・JR溝の口駅から徒歩10分で平坦な道を歩いて到着します。
▼頌栄女子学院中学
最低限の設備は揃っていると思いますが、とにかく各設備がなんとなくレガシーな感じですので昨今の小学生ウケはしないと思います。
また屋外プールについて、周りのマンションから覗ける状況のようでママさん達が「このロケーションどうなのよ」と物言いが付いてました。
屋内プールに改修した方が良いと思いますね。
なお、この校舎に関しては賛否両論になり得る学校です。
立地としては地下鉄浅草線 高輪台駅 徒歩1分で近いです。他にも品川駅や五反田駅、白金台駅からも行けますが10〜15分ほど歩きます。住宅街にあります。
洗足学園、頌栄女子学院の部活について
▼洗足学園中学
運動部として全国大会出場の水泳部や、スキー部、ダンス部などがあり、文化部は、弦楽合奏部や吹奏楽部、演劇部などがあって割と活発。
▼頌栄女子学院
95%の子が部活動に参加されているようですが、ほどほどにという感じです。
洗足学園、頌栄女子学院の先輩について
▼洗足学園中学
音楽・芸能関係、運動関連で輩出しております。
なお、進学校になってまだ日が浅いので今後色々な人材を輩出してくれるのでは?と感じます。
- 平原綾香 – シンガーソングライター
- 原田早穂 – 元アーティスティックスイミング選手
- 市川良子 – 陸上競技(中・長距離走・マラソン)選手
- 池澤あやか – 女優
- 水前寺清子 – 歌手
- 山田麻衣子 – 女優、元モデル
- 木村美穂(阿佐ヶ谷姉妹)- お笑い芸人
- 彩みちる – 宝塚歌劇団雪組娘役
- 佐田詠夢 – ピアニスト
- 高橋洋子 – 歌手
▼頌栄女子学院中学
幅広い人材を輩出しているようです。菅井きんサンもご出身とはびっくり。
- 上田トシコ – 漫画家
- 大木聖子 – 地震学者
- 黒田晶 – 作家
- 高橋伶奈 – ミュージカル俳優 女優・歌手
- 菅井きん – 女優
- 日高のり子 – 女優、声優
- 高橋ひとみ – 女優
- Fayray – 歌手
- 森麻季 – 元日本テレビアナウンサー
- 前田真理子 – テレビ東京アナウンサー
- 小野澤玲奈 – 静岡第一テレビアナウンサー
洗足学園、頌栄女子学院に関する所感
両校は、女子校では珍しく2/5にも受験日を構えています。
間違いなく桜蔭・雙葉・女子学院と呼ばれる女子御三家や鴎友学園・吉祥女子・豊島岡と呼ばれる女子新御三家に落ちた子を拾いに掛かることを狙った日程かと思います。
きちんと戦略を練って入試日程決めすることが大事かと思います。
▼洗足学園中学
非常に躍進している元気な学校です。
一方で非常に勉強には熱心ですので活発で勉強家なご家庭にとっては非常に魅力的な環境かと思います。
▼頌栄女子学院
昔からの受験ノウハウを保有し、大学進学実績も豊富で且つ、グローバルをキーとして帰国子女も多いので通学することで色々な刺激を受けることも多いと思います。
校舎等を見て共感できるご家庭はオススメかと思います。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。
既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
コメント
頌栄へのディスりがすごいw
そんなにDisってるつもりはないのですが、、、