今回は、2022年(令和4年)の入試で特に”東京・神奈川入試(2/3)の人気校”をテーマに記載したいと思います。
ぜひ、まだ志望校や安全校など揺れている方は、高倍率の学校を避けるという観点でもご参考になればと思います。
2021年の中学受験が終了しました。
2021年より安全志向型受験がより一層増した傾向に感じたことからその状況も踏まえ、2022年(令和4年)の人気校を日付ごとに追っかけて倍率が上がってしまいそうな学校を先取り予想しようと思います。
前提
2/3の午前試験をベースに記載します。
前回記事に続き、前提事項を以下に再掲します。
情報元は市進学院の情報とします。また偏差値について日能研の情報を元に記載します。
学校のピックアップはすみませんが例年の人気校等を加味しつつ、私の独断と偏見で選別致しました。
過去数年の実質倍率・傾向の振り返りを基に2022年を占っていければと思います。ちなみに午後入試については別記事での取り扱いとし進めます。
よって、ここでの議論からは外します。
東京・神奈川の2/3入試の予想
2/3だけでもかなりの学校がありますので偏差値毎に区切って傾向と予想をしてみたいと思います。
また、付属校、中高一貫校に分けて記載します。中高一貫校は、男子校、女子校、共学校という事で更に区切って記載させて頂きます。
ちなみに2/3は、2/1、2の結果からパズルのように変動します。
その為、変動性が高まることからあくまで参考までとなります。
なお、ここから子供のメンタルや保護者のメンタルが耐えきれなくなるご家庭もありますので、確実な合格をここまでに貰える入試日程組みが重要になってくるかと思います。
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偏差値50未満
付属校について、全体的に上昇トレンドであり、今後もその傾向は続くものと予想します。
なお、昭和女子は高止まりしたと思いますが、2021年は更に上昇した為、2022年の受験においても油断出来ません。
昭和女子に合格を頂きたい場合、この日までにもつれ込むと相当に厳しいと予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
大妻中野 | 43 | 女 | 1.1 | 1.5 | 2.2 | 1.5 | ↗️(微増) |
成城学園 | 48 | 共 | 4 | 7.9 | 6.8 | 8.9 | ↗️(微増) |
昭和女子 | 49 | 女 | 1.5 | 1.7 | 7.6 | 12.0 | ↗️(微増) |
男子校でこの偏差値帯の場合、横ばい傾向と予想します。
滑り止めを2/3に置くのもありな選択肢かと思います。但し、安全校の位置付けの場合のみに限ります。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
藤嶺藤沢 | 41 | 男 | 1.2 | 1.5 | 2.3 | 1.8 | ➡️(横ばい) |
女子校について、上昇傾向に転じていますので注意が必要です。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
カリタス | 46 | 女 | 1.4 | 1.4 | 1.1 | 3.4 | ↗️(微増) |
共学校について、偏差値50に近い程、上昇トレンド傾向があるものの、公文国際については立地上の問題もあり、横ばいと予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
公文国際 | 49 | 共 | 1.7 | 2.6 | 2.9 | 2.5 | ➡️(横ばい) |
偏差値50以上60未満
付属校について、基本的に付属を狙う人は付属校に集まります。
安全校/チャレンジ校/相応校として駆け込む傾向が昨今のトレンドであり、付属校人気を鑑みて、ほぼ全ての付属校で微増すると予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
日本女子 | 51 | 女 | 2.5 | 2.0 | 3.1 | 4.1 | ↗️(微増) |
明治八王子 | 53 | 共 | 5.3 | 5.4 | 5.0 | 6.5 | ↗️(微増) |
法政大 | 55 | 共 | 5.0 | 5.1 | 5.2 | 5.7 | ↗️(微増) |
大妻 | 57 | 女 | 4.7 | 4.5 | 3.4 | 4.1 | ↗️(微増) |
学習院 | 57 | 男 | 4.9 | 4.2 | 5.6 | 5.0 | ➡️(横ばい) |
明大明治 | 59 | 共 | 5.8 | 4.8 | 5.2 | 4.5 | ➡️(横ばい) |
男子校について、横ばい、もしくは微増傾向と予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
成城 | 55 | 男 | 2.9 | 2.7 | 3.4 | 3.1 | ➡️(横ばい) |
逗子開成 | 59 | 男 | 4.1 | 4.0 | 4.0 | 4.5 | ↗️(微増) |
女子校に関して、東京都という立地から幅広く人が集まれることものの数値上、落ち着いた状況で横ばいと予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
東京女学館 | 54 | 女 | 3.5 | 3.8 | 5.8 | 2.0 | ➡️(横ばい) |
東洋英和 | 59 | 女 | 5.5 | 2.7 | 4.6 | 4.4 | ➡️(横ばい) |
共学校について、既に上昇トレンドであり、例年とほぼ横ばいと予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
桐蔭 | 50 | 共 | 5.9 | 3.1 | 5.1 | 5.5 | ➡️(横ばい) |
偏差値60以上
付属校の人気が後押し傾向ですので微増すると予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
学習院女子 | 61 | 女 | 3.0 | 4.0 | 3.9 | 6.1 | ↗️(微増) |
慶應中等部 | 64 | 共 | 2.7 | 2.7 | 2.6 | 3.1 | ↗️(微増) |
早稲田 | 68 | 男 | 3.9 | 3.2 | 4.3 | 3.3 | ➡️(横ばい) |
男子校について、過去実績を鑑みると例年とほぼ変わらず、同等での倍率を維持すると予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
浅野 | 64 | 男 | 2.4 | 2.5 | 2.6 | 2.5 | ➡️(横ばい) |
海城 | 65 | 男 | 2.6 | 3.0 | 3.2 | 3.3 | ➡️(横ばい) |
女子校について、徐々に上昇傾向で微増すると予想します。
学校名 | 偏差値 | 別学/共学区分 | 2018年実質倍率 | 2019年実質倍率 | 2020年実質倍率 | 2021年実質倍率 | 2022年予想 |
鷗友学園 | 64 | 女 | 3.2 | 3.9 | 3.5 | 4.9 | ↗️(微増) |
横浜共立 | 64 | 女 | 3.2 | 5.1 | 3.1 | 3.0 | ➡️(横ばい) |
豊島岡 | 68 | 女 | 6.9 | 6.9 | 6.5 | 7.2 | ↗️(微増) |
2/3からは相当に険しいメンタルも削れる戦いになる
2/3は最初の戦いの区切りであり、終盤戦のスタートと言えると思います。
2/3までにどこか1つは合格を握っておかないと非常に精神的にも厳しくなっていきます。
倍率を見て分かる通り、終盤戦に差し掛かってくる程、実質倍率が高めになる傾向です。
その理由としては、1つでも勝ちを握っている(合格している)と直前出願等で飛び込んでくるケースもあれば、W出願で飛び込んでくるなどバリエーションが出てきます。
そのため、全体的に微増の学校は増える傾向が如実に現れてきていると想定します。
*多くの母親の狂気が発動され、色んなパズルを考慮して、必死に最適な学校に特攻することになりますからね・・・。
興味ある学校を選びつつ、実質倍率も睨みながら、少なくとも安全校は実質倍率低めのところを押さえておかないと滑り止まらない現実がありますので、きちんと意識しながら学校選定をすることが重要と思います。
過半数以上の方々はこの日までは基本的に受験することになろうかと思います。
堅実と冒険の間を取る意味では、偏差値高めでも実質倍率がある程度の学校で勝負しないとかなり危険であることは言うまでもありません。
きちんと見定めると勝率も上がるはずです、ご参考まで。
メイン塾の補助的な位置付けで総復習/補強の為に
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