戦略136)中学受験における塾のテスト 〜入試日程の検討編〜

受験日程の組み方
スポンサーリンク

以下の通り、今回も塾のテストに着目し、その中で特にテスト結果を通じての”入試日程の検討”をテーマに記載したいと思います。

昨今、サピックスではサピックスオープンと呼ばれる志望校判定があったり、日能研でも公開模試と呼ばれる志望校判定が実施されています

各学年でも日々、マンスリーテストや育成テストなど色々と塾のテストが催され、ヤキモキしている世のママはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

スポンサーリンク

前提

今回は、「塾のテスト結果を元にどのように入試日程を検討した方が良いのか」という観点で記載して行きたいと思います。

なお、過去にそれぞれ入試日程に関連する記事を記載しており、今回の軸と異なるため、以下に整理し、お伝えします。

以下の記事は「中学受験を経験した体験を元にどういう考え方で受験日程をいかに組み立てるか」に主眼をおいた記事として、戦略的な指南を記載しています。

また2020年入試も追っかけており、実況中継さながらで「2020年受験組のTwitterの叫びも織り交ぜた入試のリアル」というのを主眼に置き、以下に描いています。

テスト結果を踏まえた希望校の見定め

ここではそれぞれの学年での希望校の見定めにおける考え方を示したいと思います。

小学校1年〜3年について

この学年は中学入試までまだまだ時間があります

よって、テスト結果を見つつ、2/1〜3での志望校には夢を膨らませて、検討する構えで問題ありません。

というよりもこの段階だとテスト結果と入試の相関が薄いのでまだまだどうなるか見えないのでむしろ楽しい妄想を持って進めた方が楽しいかもしれません

この時期は、興味のある学校があれば、遊びがてら見学しに行くのはありと思います。

以下の記事にも書きましたが、意外に低学年で参加されているご家庭多かったと記憶してますので見に行くことは全く問題ないと思います。(尚、偏差値のブレ幅も大きい年代なのであくまで参考ですね。)

created by Rinker
¥1,650 (2020/11/28 12:28:28時点 Amazon調べ-詳細)

小学校4年〜5年について

ここから徐々に子供の得意領域や不得意な科目も判ってきます

ここで言いたいことはテスト結果を見て、理系脳なのか、文系脳なのか割とはっきり出始めます。(文系・理系は究極、高校時代で決まりますが、中学受験の勉強においては点数が取れる科目は、基本的にその子が得意・興味が高い分野であり、今後も伸びる可能性がある領域と推察し、判断材料の1つにすることをオススメします)

子供がどちらの属性に興味があり、どちらに向いてるかによって、選ぶ学校も多少考慮した方が良いです。

というのも偏差値とは別軸で理系に強い私立学校などが存在し、そういう学校は文系の子供にも理系寄りな教育を実施します

私立中高一貫の男子校では駒場東邦、海城、巣鴨や暁星など、女子校だと女子学院、豊島岡女子、横浜雙葉など、共学校だと渋谷渋谷、渋谷幕張、東邦大東邦、市川、江戸川取手などは理系比率が高いです。(こちらの書籍には理系比率、文系比率が載っているので興味ある方は購入して見た方が良いです。)

ちなみに過去、以下の記事も掲載しており、そのランキングに載っている学校が特に理系に強い学校群と言えるかと思います。

子供が理系脳ではなさそうなのに上記のような学校に行くと結構、理系が濃い学習プログラムが組まれていたりするケースもあるので居心地が悪いかもしれません

テスト結果を見ながら、且つ、学校の傾向というものもきちんと理解し、学校選別をしてあげた方が良いです。

駒場東邦や海城は理科室が7個程存在しますし、巣鴨も医者を目指すご家庭が多いのでその中で文系脳の子供が突っ込むと本人が苦しむ可能性があります。

小学校6年の夏・秋・冬

小学校6年になると以下の記事にも書きましたが、希望している学校のタイプを見極めた上でテスト結果を分析する必要があります。

中高一貫校は基本的に以下の3つタイプに別れています。

  • Aタイプと呼ばれる処理能力重視型
  • Bタイプと呼ばれる思考/記述力重視型
  • ABタイプの混在したバランス型

上記の3つは、学校の志向によって、いずれかのタイプに別れ、上記の考え方に沿った入試内容になっています

そこをきちんと理解していないと熱望校でもきちんとした対策を実施することが出来ません

上記をさらに整理すると以下の表の通り。

  タイプ傾向 特徴 主な学校 備考 学校側の期待
Aタイプ 処理能力重視 ・中堅〜超難関校まで幅広い。
入試問題として発展から応用まで問題数が多いことが特徴的。

・開成
・聖光学院
・浅野

等多数

・女子校は基本的にAタイプが多い。

特にN偏差値60未満、S偏差値50未満の場合、多くの学校がここに該当します

正確に解答できる力を持った生徒が欲しい。
・幅広い知識を持った生徒が欲しい。
Bタイプ 思考/記述力重視 超難関校で特に論述/記述などの自由度の高い問題を利用
・基本的に基礎的にAタイプの知識がないと解答が難しいが、地頭の良さがある記述に強い子は向いている。
・麻布
・武蔵
・栄光学園
・芝
論述・記述の対策要 過去の発想にとらわれない柔軟な解答が出来る生徒が欲しい
(現代社会において解がない課題に対して自ら考える力を持っている生徒が欲しい。)
ABタイプ 処理と思考/記述が混在 ・難関校〜超難関校で実施されている傾向が強い。
幅広い知識と自由度の高い問題を採用
・渋谷渋谷
・駒場東邦
・海城
・暁星
論述・記述の対策要 正確な解答とそこから発展した見解/考察が出来る生徒が欲しい。
(物事を理解した上できちんと自らの言葉で説明出来る生徒が欲しい。)

それぞれ過去問題で特に解答用紙の部分を見ると上記の特徴が出てくるので自分の子供の目指している学校がどの傾向が強いのかはきちんと見て検討した方が良いです。

Aタイプが得意な子供でBタイプが苦手な子もたくさんいますので。

入試日程の検討

先に述べた文系脳と理系脳という子供の傾向を見定めながら、希望する学校候補を検討し、次にAタイプ、Bタイプ、ABタイプの学校の種別を理解し、子供の希望する学校がどのタイプかが判った時点で、あとは入試日程上で被らないように受験日取りを確認する進め方が望ましいです。

基本的に受験する学校群は出来る限り同じタイプの入試傾向のある学校を選んだ方が良いです。

我が家の場合、全て異なるタイプの学校を受験したので対策が非常に大変でした。

一方で行きたい学校と子供のタイプが異なる場合は、前回の記事と同様にいかに子供の方で対策・克服していくかがポイントになって行きます。

ちなみに各日程での優先順位は以下の記事の通り、攻め方は別途考えて最終決定する方が良いです。

入試日程を組み立てる上で選択する学校のポリシーを揃えるという前処理みたいな選別をしていないケースが多いように思います。

勝ち星を確実に高める行為に繋がりますし、対策もしやすくなるのでオススメな方法と感じています。

既に学校選別済みの方は、一度上記の観点で見直して見るのも良いかと思います。

まとめ

ざっと纏めますと、以下の手順が大事かと思います。

  1. 小学校低学年のうちは、妄想を抱いて希望する学校を夢見る。
  2. 小学校4年〜5年で自分の子供が文系脳なのか理系脳なのか、テスト結果を見ながら見定める。
  3. 小学校6年で希望する学校がAタイプ、Bタイプ、ABタイプのどの種別なのかを理解し、出来る限り、同じタイプの学校を選んで、対策を講じる。そして、入試日程上で被らないように受験日取りを確認する。

なかなかそうはいえ、行きたい学校には偏差値は足りてそうだけどその得点源が国語と社会で文系脳なのに熱望校はゴリゴリの理系に強い学校というパターンは往々にして有りえますよねw

そんな時こそ、学校説明会で質問して見るのも良いと思います。

 

ちなみに学校のタイプや文系・理系の仕分けを曖昧に進めているご家庭は多いように思います。

一貫性がない(傾向が異なる)学校をわざわざ受験し、上記を押さえていない上に普通に撃沈するケースも残念ながら、多く見受けられます。

知ってないのか、知ろうとしていないのか分かりませんが、根っこの部分で傾向を掴んだ対策をしていないと劣勢で突っ込むことになることは間違い無いと思います。

きちんと戦略的に進めていくことで入試における勝率は高まり、その結果得られる満足感は大きいはずです。

ぜひ、上記教訓も考慮しつつ、学校選別・入試日程の組み立ての参考になればと思います。

 

 

✨いつもご愛読頂き有難うございます!記事に共感できる方、心優しい方、面白そうと思う方、お金に余裕のある方、中学受験で悩みのある方がいましたら、投げ銭として「kanaharuの欲しいものリスト」でペンやノート、方眼紙やamazonギフト券等を掲載しておりますので1つギフトをお選び頂き、お届け先住所に"kanaharu"をご選択の上、ご提供頂けると幸いです。差出人名は秘匿でき、ハンドル名で記載変更出来ますので個人名での記載は不要となります。中学受験でお悩みがある場合、メアドをギフトメッセージに記載頂ければそのメアド宛に返信の上、お悩みに関する相談に乗ります。何か分からないことがもし、ありましたらこちらへ連絡お願いします。

コメント