日本政府の素晴らしい政策のおかげでまだまだコロナ影響は続きそうです。
もはや長期化は不可避な状況とは思います。
一方で2021年の中学受験はさておき、2022年以降の中学受験はwithコロナを経てかなり変化が生じてくると思いますのでそのことに関して触れたいと思います。
コロナ影響による休校に関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
コロナ影響は長期化が不可避と言う意見が多数
現時点での日本政府の動き含め非常に分かりやすく解説していた記事がありましたので今までとこれからの予測部位については以下をご参照下さい。
一方でTwitterにて以下の通り、コロナの収束時期をアンケート調査したところ、
- 58%の方が「6月〜8月のどこかで」収束すると予測。
- 46%の方は2020年9月以降もしくは2021年以降まで長引くと予測。
となっています。
子供が小学生/中学生/高校生の保護者に質問です。新型コロナウィルスの影響でいつまで休校が続くと思いますか?ご意見をお聞かせ下さい。この問題は日本政府も先が見えてませんので現場感覚のある保護者の肌感を知りたいと思います。この結果を家庭学習含め今後のアクションに役立てればと思います。
— kanaharu@中学受験ブロガー (@kanaharu2019) April 22, 2020
個人的にはコロナのワクチン開発が量産体制に入るまでは長引かざるおえないと感じます。
また、私立中高一貫校について、4月下旬時点で以下の通り、約半数弱の学校で今後、どうなるか不明という状況であり、オンライン授業が非常に進んでいるかというとそこまで浸透していないような印象です。
私立中高一貫校に通ってる方、以下、アンケートへご回答お願いします。(学校側のアクション状況を知りたいです)
— kanaharu@中学受験ブロガー (@kanaharu2019) April 18, 2020
オンライン授業とはGoogle ClassroomやClassi、Zoomなどの双方向型ツールを用いた授業と定義します。又、動画配信も含めます。
また個別にTwitter経由で頂いた情報を集約すると以下の通りです。
区分 | 授業タイプ | 内容 | 備考 |
公立中高一貫校 | アナログ型 (紙ベース) |
夏休みと同程度の課題の実施。(ネット授業等は無い) | |
オンライン型 | スタディサプリを提供/利用している | 特定の学校のみ | |
私立中高一貫校 | アナログ型 (紙ベース) |
大量の課題のみ。やり取りはメールのみ。 | ・女子校に多い ・古豪に多い |
オンライン型 | Classiによる動画配信/課題提出 | ・利用学校は割と多い。 ・付属校に多い。 |
|
Google Classroomによる動画配信/課題提出 | ・利用学校が増加傾向。 | ||
Zoomによる双方向授業 | ・先進性の新興校で拡大中 |
ちなみに広尾学園や豊島岡女子、聖光学院は、双方向授業や課題/動画配信など含め非常にアグレッシブに実施されているようです。
以下は広尾学園の双方向授業の様子が動画でUpされています。
(広尾学園の広報部門の優秀さが際立ちます。)
親からすれば、今回の学校別の対応は非常に気になるところです。
なぜなら、良いと思ってた学校がオンライン対応なし、生徒も放置、と聞くと志望校の候補から外したくなることでしょう。
子供自身の希望もありますが、柔軟に対応ができる学校の方が親としては安心できるかと思います。
各私立学校の動きに注目
ここに来て、二極化が進んでいるように見えます。
我が家の知り合いの私立中学に通うご家庭の様子を聞いていると、
- オンライン授業ではなく、大量の課題でやり取りを貫く学校
- なんとか双方向授業や動画配信などを取り組む学校
上記は、学校の文化に紐づきますのでかなり学校によってまちまちな動きになっているように見えます。
2022年以降の中学受験を検討しているご家庭の場合、この動きをツブサにみて、学校選定を検討することになるはずですので、それに敏感な学校と従来通りでこの難局を打開する工夫をしない学校では人気が別れていくように推測します。
とはいえ、以下の記事の通り、オンライン授業を突っ走っている私立中学もかなり苦戦しているようで教育環境は非常に混乱を極めている様子が伺えます。
学校は工夫をしながらも障壁に対して前進していく努力を重ねています。その動きは継続的に見ていくことで自助努力している学校とそうでない学校の区分けがはっきりしていくように思います。
学校説明会について
昨今、当然のように現地での学校説明会が出来ない状況につき、以下の通り、オンラインでの学校説明会が開催され始めています。
この環境下で出来る事をやろう、という発想の元、過去にない形式で進めている学校群と言えるかと思います。
各学校でオンライン授業を開催しているケースもあろうかと思いますのでそこは個々に興味のある学校をチェックいただく形が良いと思います。
こういった対応をしてくれる学校は、きちんとケア/サポートをしてくれる印象を与えてくれるので安心感が出て来ますので親的にはポイント高いかな、と思います。
コロナ影響を逆手にとって今やってる内容を公開した方が学校の知名度等上げられるはずですので、ぜひ、先進的な取り組みを行っている学校は我々、保護者に分かるようにPRをお願いしたいところです。
各私立中学のコロナ禍での取り組みを要チェック
アフターコロナは、まだ程遠い未来と思いますが、その世界は今までの中学受験とは異なる世界に変わってるように感じます。
それは今までリアルなフォローアップだけだったのがこのwithコロナの時代に得た遠隔での授業ノウハウを元に各種ツールを利活用し、且つ、そのツール運営も踏まえた優れた教育プランを描けられるように進化した学校が現れてくると推測します。
この遠隔での教育プランとリアルでの教育プランが交わってくる事で教育の世界でもOMO(Online Merge Offline)が進み、従来では見えなかったどの部分がどこまで理解出来ているのか等のデータがデジタル化され、各生徒のプロファイル分析がスムーズに進む素地が出来上がる可能性を感じています。
それにより、結果、大学進学等に役立つピンポイントな教育・指導も出来るようになり、実績も大きく変化してくる学校が出てくるように思います。
まさに教育領域のデジタル・トランスフォーメーションがwithコロナを通じて、進んでいく予感がします。
よって、今後、中学受験で学校選定をする場合は、現在の各私立中高一貫校の取り組みというものに注目した方が良いと感じます。
なぜなら、このコロナ影響で従来型の授業を継続している学校とすぐに新しい施策を投じる学校では教育レベルや文化の差が今後ずっと広がっていき、通学する生徒への影響も大きいと思うからです。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。

既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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