コロナウィルスが日本政府や厚労省の斬新なリーダーシップと卓越した判断によって、今もなお、全国的に休校が続いています。長引く自粛で経済インパクトが大きく出始めています。
そんな中で、社会状況や無償サービス、各塾の動向、そして、我が家の周りの動き/自粛生活についても記載したいと思います。
前提
巷で色々とニュースで取り上げられているので詳細は省きますが、ざっくり日本政府は以下を発動。
- 全国の小・中・高全ての学校について引き続き春休み終了まで休校要請を実施。
- 但し、いつまで続けるのか不透明。
- 企業や、事業主、フリーランスに対して、補助金を給付予定。
- 但し、金額は到底、多くの方を救えるレベルの金額でなく、申請にも時間が掛かる見込み。
- 中国と韓国の入国制限を実施。
- 安倍首相は記者会見等するものの終始、抽象的な話を実施。
2020/3/15現在、日本では、感染者1500名を超えて、死亡者31名という状況。
視覚的に見えるサイトもあるので参考までに以下に載せます。
また、主な国内状況は、以下。
- 共同通信の社員が感染。
- 日テレ社員が感染。
- 佐川急便の荷物を運ぶ営業所の配送員が感染。
- JALにてキャビンアテンダントが感染。
- 佐賀大学の生徒が感染。
- 郡山女子大学の教授が感染。
- 東京都の調布市役所の職員が感染。
等等、幅広く感染が進んでいる状況。
世界的にはコロナ感染者は新たに米国や欧州を中心に15万人を超えました。詳細は以下のWebを参照。
そんな中、東京五輪については様々な意見が乱立。
- 日本・安倍内閣は基本的に当初の予定通り、実施の方向で検討。
- 森・元首相にて東京五輪はそのまま実施するべきと驚くべき発言を連発。
- 米国・トランプ大統領は延期を進言。
- オリンピック委員会はWHOの進言に従うと宣言。
なかなかの混乱ぶりとなっています。WHOもパンデミック宣言をしているのでまだまだこの状況は続きそう。
教育に関する無償提供サービスの動き
3月2日からの政府からの小中高全国一斉休校の要請などを受けて、EdTechやエンタメなど複数のサービスが期間限定で無償提供に踏み切られました。
以下に列挙しますので、ぜひ、まだ長い休校期間でご活用したい方は要チェックです。
通信系サービス
以下の通り、通信教材系のサービスが無料公開されています。
教材名 | 概要 | 対象者 | 会員登録 | 無償提供期間 |
---|---|---|---|---|
まなびwith | 2019年度教材3月号をPDFで無料公開。ワークブック送付サービス(1人1冊まで)も提供 | 小学1年生~6年生 | 不要 | 3月2日~3月31日 |
電子図書館まなびライブラリー | 進研ゼミ会員向け電子書籍・動画サービスを無償提供。小1~高2までの総復習ドリル送付サービスも提供。 | - | 必要 | 3月2日~3月23日23時 |
Gakken | 学習指導用補助動画コンテンツ、ICT教材を無料開放。 | 小学生、中学生 | 一部必要(動画視聴は不要) | 3月2日~3月31日 |
Z会 | 通信教育教材の一部を無料提供。 | 小学生、中学生、高校生、大学受験生 | 不要 | 3月2日より順次 |
エンターテイメント系サービス
以下の通り、エンターテイメント系サービスも無償提供されています。
提供サービス | 概要 | 会員登録 | 無償提供期間 |
---|---|---|---|
少年ジャンプ+/ゼブラック | 週刊少年ジャンプ(2020年1号~13号まで)を購読可能。 | 不要 | 3月2日~3月31日 |
KADOKAWA児童書ポータルサイト | 角川つばさ文庫と角川まんが学習シリーズ200冊以上を無料公開。 | 不要 | 3月2日~4月5日 |
ソノラマ+ | 科学漫画サバイバルを毎週1冊を無料公開。 | 不要 | 3月3日~3月31日 |
マンガクロス | 週刊少年チャンピオン1号~12号を無料公開。 | 不要 | 3月4日~3月31日❘ |
コミックDAYS | 複数の作品(宇宙兄弟、GIANT KILLINGなど)を無料公開。 | 不要 | 3月末まで (作品ごとに異なる) |
マーガレットBOOKストア! | 集英社の女子向け雑誌5誌22冊を無料公開。 | 不要 | 3月5日~3月31日 |
Hulu | 日テレドラマ、バラエティ、他コンテンツ100以上の作品を無料配信。 | 不要 | 3月6日~3月31日 |
prime video | キッズ向けコンテンツの一部を無料配信。 | 必要 | 3月9日~4月5日 (作品ごとに異なる) |
EdTech系アプリ
EdTech系アプリも無償提供が以下の通りされています。
アプリ名 | 概要 | 会員登録 | 無償提供期間 |
---|---|---|---|
シンクシンク | 5歳~10歳向け思考育成アプリの有料コースを無料開放 | 不要 | 3月1日~3月31日 |
塾の動向
サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーなど主要な大手塾は3/16(月)から本格的に授業の再開を行います。
なお、それまでの休講期間においては、どの塾も動画配信をし、凌いでいました。
我が家の場合、日能研の動画配信を見ていましたが、日に日に動画の時間も長くなり、徐々に改善されていったように思います。
但し、やはり非対面での勉強はハードルが高く、授業の必要性を強く感じる日々でした。
我が家の様子
我が家の息子は1日中ずーっとスマホとゲーム三昧で非常にママがキレています。
一方、娘は粛々と勉強をし続けているというような状況です。
結果はどう出るか、まだ分かりませんが、、、
さすがに休校期間が長いので空きが来るのかな?と思ってましたが、あと1年くらい平気!という息子。
いつもゲーム越しにボイスチャットをしており、全く寂しくない様子です。
適度に勉強はしているようですが、学校に行ってもらってる方がよっぽど良い生活だな、と感じます。
非常にぐうたらな生活を繰り返しているように見えます。
今後の日本国内の予測・推察
思った以上に世界的な感染が止まらず、特に欧州や米国も被害が拡大しており、そこへの入国制限も設けないともはや止まらない形相になってきました。
リーマンショックは金融恐慌としての経済インパクトはありましたが、今回のようにあらゆる産業を巻き込んだ経済不況は未だかつてないと思います。
よって、様々な業態で経済インパクトをもたらすことは避けらないような状況に成り代わっていると感じます。
既に中学受験を見据えて活動している小学校6年生のご家庭でも例えば、今まで事業の調子が良かったイベント会社の事業主やフリーランスで活動していた方々は生活そのものの打撃が大きくなるので、中学受験そのものを辞めざるおえないケースが増える可能性が高まっているように思います。
東京五輪そのものは、日本政府が何を言おうがオリンピック委員会の鶴の一声で変わりますし、世界的な感染の中で強行的に五輪を開催する意義もないし、そもそも選手にも感染リスクが高まっています。
よって、東京五輪の実施そのものはほぼ不可能だと予測します。
それよりもバタバタと倒産する企業が増加することが免れない状況につき、日本経済として今までにない大不況になると思います。
日本政府の政治家、そして、中央官庁・公務員は民間企業が非常に苦しんでいる、もしくは金銭的にも未曾有の打撃を受けることが分かっていると思います。
安倍首相が言っていたOneチームとなって、政治家・官僚・公務員の給与の一律大幅カット、賞与の一律完全カットを行い、国民還元/日本経済の回復のために費用を当てる大胆な判断をして欲しいと願います。
まとめ
今後、徐々に経済活動を少しずつ、再開させる動きに変わり始めると思いますが、恐らく自粛を継続しながらの最小限の活動を実施していくことになるので、中学受験に関しては格差が大きく出る年になると感じます。
学校そのものは休校継続や時差通学などを実施すると考えています。
というのも現時点よりも感染者が減ることはないので、結局のところ、自粛スタイルの中での最小限のアクションに留まり、それは夏以降も続く可能性が極めて高いと思います。
ご家庭での勉強をきちんと見ながら中学受験に備える準備をしないとなかなか例年よりも格差が大きい年度になるように感じます。
通常時よりも苦しいですが、現在、小学校6年生で中学受験をする方は、ぜひ、塾だけでなく、家庭での学習施策を実施して行きましょう。
時事ニュースの習得/強化に向けて
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、小学校の低学年の方、及び現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
中学受験では国語での読解力や社会において時事問題が出るケースが多々あります。
そういう情報はもちろん塾でも小学校6年生の終盤に重点的に学習ケースが設けられますが、日々の修練が非常に重要になります。
塾に頼らず、日々の生活の中で時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで触れられ、子供向けとして中学受験の基礎教養を身につくことが出来る方法があります。
それが子供用の新聞です。
中学受験を検討されているお子さんだと小学校低学年から読み出すご家庭も多くいらっしゃいます。
幼い頃から時事ニュースに触れることは読解力向上や社会という知識を基礎的に固めていく上で重要です。
子供用の新聞は、読売KoDoMo新聞と朝日小学生新聞の2種類が有名で発刊部数も1位、2位となっています。
読売KoDoMo新聞は、週刊で気楽に暇な時に読めてリーズナブルな月額550円という価格設定です。
週に1回お試しに利用しようという方にはこの読売KoDoMo新聞をお勧めさせて頂きます。
ちなみに我が家の息子/娘も読んでましたし、今も引き続き購読しています。

既に本などが好きで書籍を読むことそのものに慣れている子供の場合は、毎日新しい内容を学べる日刊の朝日小学生新聞をお勧めします。
どちらもオススメの子供向け新聞で中学受験生の多くの方が購読していますのでぜひ、ご検討を!!
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