ご家庭ごとにいろんな考えがあり、偏差値だけでなく、学校の雰囲気だったり、近めの学校が良いなど志向は千差万別です。
今回は、どんな基準で志望校を検討した方が良いのか、目指すべき学校を選ぶ基準としてどのような指針で考えた方が良いのか?をテーマに記載します。
中学受験に向けての心得に関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
大学改革を見据えた教育理念/学校の特色
今後、徐々に大学入試が変わろうとしています。
それは偏差値偏重からの脱却というテーマが文部科学省としては考え得るところですが、そこに対して、どのように学校として適応しようとしているのでしょうか?
そこは各私立中学・高校を見ると様々な取り組みがされていました。
ある学校はヨットを創って、年次に応じたチーム形成や海洋人間科学に関して自由研究のようなものをして大学機関と連携していたり、またあるところは昔から行事全てについて生徒の自主自律で運営していたり、またあるところは英語教育に力を入れ、授業もすべて英語で実施するコースも設けていたりと、いろいろな学校の考え方がそこに出ます。
結論としては、子供を預けた際に偏差値を高めるだけでなく、人として成長出来る場があるのかが重要だと思います。
折角、私立という公立よりも高いお金を支払って通うわけですから偏差値以外の差別化要素として非常に重要だと思います。
新進気鋭 or 歴史のある名門校
新進気鋭の学校はその自助努力によって、進学実績を伸ばし、個性ある取組を実施しています。
一方で、今の学習指導要領にやっとキャッチアップした印象のところもあり、今後、衰退するのでは??と思うような学校もあります。
但し、振り返って考えてみるとどこかの私立中学に入学した場合に自分の子供の学校は永遠にその子にとって母校となります。
その学校に任せて良いのかをその目で確認した方が良いです。
歴史ある名門校は、学習指導要領が幾度と変わっても、それに対応してきたからこそ、今でも名門校として名が知れているだけの実績をあげており、偉大な先輩方も多いです。
新進気鋭の学校と歴史ある名門校が同じ偏差値帯だったら、あなたはどちらを選びたいですか?
重要なのはあなたとあなたの子供のやりたい事が出来る学校という視点が大事だと思います。
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文系/理系の比重状況、及び卒業生の進路
なんとなくこの子は理系そうだな、この子は文系そうだな、というのは中学受験を通じて分かってくるように思います。
もし、子供が算数が得意で理系っぽいなあ、思ったとして、子供の意見もあると思いますが子供を医者にしたい、とか理系の学部に通わせたい、と思う親も大勢いると思います。
良い意味で「朱に交われば赤くなる」というと分かりやすいですが、こどもが将来やりたいことが見えない等の場合は、その子の特性に合うということで理系頭だとしたら理系が卒業後多い学校を選んだほうが良いかもしれません。
(理系の多さ等は調べれば分かります。)
そういう学校を受けた方が仲間に触発されて、より理系のディープな方向に軸足を置いて突き進むと思います。
逆に理系なのに文系を得意とする学校(文系が多数を占める学校)に行くと本当だったら伸びる頭脳も伸びない可能性があります。
各ご家庭で子供自身についてある程度の文系・理系の見定めを行うことでより適した学校の選定が可能になります。
通学距離/通学圏について
近くの学校の方が体力的な負担は少ないし、部活も目一杯出来るし、夜遅くなっても不安が少ないので遠い学校は嫌だなあと思う方が多いでしょう。
一方で、我が家のケースを言いますと、結論、まあまあ遠い学校に通っています。
その理由は関連記事に記載していますが、肌感覚として自宅から学校までドアtoドアで2時間未満であれば許容範囲と感じます。
色々な地域の友達が出来、保持している定期も首都圏の大きなターミナル駅を複数またいでおり、悪い意味でも良い意味でも視野が広がりました。
通学圏に関しては、電車で1回乗り換え、及び2回乗り換えまでは調べる学校群として広げることをお勧めします。
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学校設備/環境、及び学校の雰囲気
より良いに越したことはありません。
ただ、無駄に設備充実しているようなところに騙されてはいけません。
英語教育、IT教育、最近流行ってますが、本当に身になるような教育をするのか、説明会できちんと確認しましょう。
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付属校 or Not付属校の選択
私は付属校上がりで付属校を肌で体感している身であり、母校や他付属校も学校説明会等行きました。
所感としてやはり昨今の偏差値事情を見るとその学校価値よりも偏差値がUpしている印象です。
(そのぐらいの偏差値ならもっと上位の大学に行けるような子が通うような図式になっています。)
これは好みなのでとやかく言いませんが、まだ小学生の段階で大学の進路まで決めるのは早計とは思いませんか?
日東駒専、MARCHレベルの付属に行くよりも今は少子化ですので進学校で大学だけが全てではなないですが、早慶や国立大学を目指す方が夢があって良いと思います。
あとどちらかというとどのような仕事をしたいか、という議論をしましたが、より戦略的に大学在学中に何かをしていかないと日東駒専、MARCHで大学卒業しても普通に就職大変だと思います、、、よ。
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戦略14)付属校の光と陰 ~卒業後(One of Them)編~
メイン塾の補助的な位置付けで総復習/補強の為に
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
日々、塾の勉強をしていく中で不明点があったり、弱い分野というものがあると思います。
先生にも聞けない照れ屋な子供もたくさんいます。
そんな時に自宅で解らない科目・分野別に動画で復習を手軽に出来る手段があります。
それがスタディ・サプリです。
スタディサプリについて我が家は主にメイン塾の補助的な位置付けで特にコロナ禍での自宅学習時によく活用しました。
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