以下の通り、低学年のご家庭に関してフォーカスを当てていきます。
中学受験を検討している小学校低学年のご家庭にスポットを当てたいと思います。
我が家では現・中1の息子世代と、現・小5で新小6となる娘世代の方々の小学校の友達や、中1の息子の友達の様子を聞いていて、なんとなく小学校低学年の時から過ごし方にもちょっとずつ差があるように感じていました。
そこでいくつかの切り口に分けて、進めて行きたいと思います。
ちなみに低学年の推奨ToDoリスト・シリーズの記事の読者対象は幼稚園の年中〜小学校3年くらいと想定し、記載しています。既に小4〜6のお子さんがいる方は参考までに振り返って見て頂くと良いかもしれません。
今回は、低学年の中でも中学受験を既に視野に入れているご家庭で推奨/非推奨する”ゲーム”をテーマに記載します。
色々と子供が静かになるので安易にやりこなしていると思いますが、幼い頃付いた習慣は一長一短には直りませんので、規律ある生活スタイルが非常に大事になってくるかと思います。
低学年の推奨ToDoリストに関する他の記事を見たい方は以下を参照お願いします。
ゲーム等も一定の基準で購入した方が良い
今回の焦点となるゲームとは単純なコンピューターゲームを指しているのではなく、物理的な遊びグッズも含めて総称しています。
小さい頃から色々なものに触れる事で創造性や感受性も養えるので良い面もありますが、中毒のようにやっていると勉強がおぼつかなくなるリスクもあります。
今回は良い面と悪い面を整理して低学年の際に触れた方が良いものやどうしても触れてしまうものも含め推奨する運営スタイルを参考までに提言したいと思います。
ぜひ、一定の基準を決めて購入して行きましょう。
ゲームは出来る限り、クリエイティブ/創造的な物を選ぼう!
世の中にはいろんなゲームが存在しますが、触れるであろうゲームごとに記載します。
また我が家には息子・娘がいるのでそれぞれ男子/女子視点でも記載したいと思います。
ちなみに仮面ライダーやディズニーなどのど定番で、あんまり頭の体操に関係ないものは記載しません。中学受験においても良い面もあるようなものを中心に記載したいと思います。
プラレール/木製レールで色々な組み合わせを創造!
プラレールや木製レールは男のロマンです。我が家の場合は、じじの家ではプラレールを、我が家では木製レールを購入し、遊びました。
以下のような代物です。恐らく持っている人は多いのではないでしょうか?
電車が動いているさまも見えるし、レールを自分で想像して作っていく事で創造性(クリエイティビティ)が増します。
もちろん、将来的に街づくりとかに興味を持つキッカケになる可能性もあります。
大きいセットを1つ買って、あとは安価なものを買い足していく形式が良いように思います。
図形とまではいかないですが、組合せなどのイメージを持つ訓練にも繋がると感じます。
プラレール | 木製レール | |
メリット | ・安価で且つ電池を入れる事で動く。 ・実際の電車の種類を覚えられる。 ・いろんなバリエーションがあり、組合せを自分で想像して組み上げられる | ・いろんなバリエーションがあり、組合せを自分で想像して組み上げられる。 ・木製なので長持ち出来る。取っておくことで将来的に孫にも与える事が出来る。 ・1個1個のパーツが小さいのでしまい安い。 |
デメリット | ・1個1個のパーツが大きい。 ・置き場に困る。 | ・プラレールに比べてやや高価。(但し、IKEA等でも売ってる木製レールは基本相互互換出来る。) |
このおもちゃ自体は、男の子も女の子も楽しめるので個人的に非常にお勧めです。
我が家ではよく息子と娘が2人で遊んでました。
もちろん、綺麗に取っておいてあり、将来的に子供達が結婚して孫が生まれたら、活用しようと思ってます。
というのも後述しますが、我が家のママの実家はもの持ちが良くて、我が家のママが幼少の頃に買ったシルバニアファミリーが綺麗に残っており、それを大喜びで娘は遊んでました。
なので、木製レールは長い期間保管も出来るのでプラレールより汎用性が高いですし、時代を超えて遊べる道具なのかな、と思います。
レゴ・ブロックで様々なイメージを具現化しよう!
こちらは幼少期に触った事がないという方はいないのではないでしょうか?
いろんな組合せで想像を働かせて組み上げる事で空想力や具現イメージ力を付ける事が出来ると思います。
我が家もレゴ・ブロックはたくさん持ってます。
レゴブロック | |
メリット | ・パーツが多彩で色々な物作りが出来る。 ・想像力等のスキルアップが出来る。 ・手を動かして、実体を作り上げるので達成感を味わえる。 |
デメリット | ・パーツを増やすたびにお金が掛かる。 |
マグフォーマーで空間の感覚を得よう!
マグフォーマーをご存知ない方もいるのではないでしょうか?
値段はそこそこ掛かりますが、図形を理解する事が中学受験で肝になるので先読みで慣れておく事は大事だと思います。男の子とも女の子もどちらでも楽しめます。
マグフォーマー | |
メリット | ・図形を理解する意味で活用できる。 ・中学受験の時に図形/展開図の問題で再利用できる。 |
デメリット | ・やや高価 |
なお、関連記事にも記載した通り、図形を捉える力を養う事が出来るアプリも存在してますのでそちらも参考まで。
[関連記事]
番外編3)立体切断への理解 〜「究極の立体<切断>」のレビュー〜
番外編27)展開図への理解 〜「究極の立体<展開>」のレビュー〜
着せ替え人形(メルちゃん/リカちゃん)は感受性を豊かに
こちらは女の子の定番。
着せ替えを行う事でこちらは女子力やデザインセンスなど色々とアンテナ高くなると思います。
メルちゃん | リカちゃん人形 | |
メリット | ・幼稚園〜小1向け ・パーツが多種多様 ・女子力向上 | ・小1〜小3向け ・パーツが多種多様 ・女子力向上 |
デメリット | ・やや大きい | ・リカちゃん以外のキャラも購入をせがまれる |
我が家は娘にて持ってましたが、人形がボロボロになるくらい着せ替えで遊んでました。
ままごとキッチン・セットで擬似的にママを体験
女子にとっては、ままごとをやるにあたりこちらも割と定番。
いろんな野菜や食材を覚えられるし、キッチンでの色々な用途を擬似体験し、理解が進みます。
お片付け含め覚えさせる事で女子力もUpするように思います。
ままごとキッチンセット | |
メリット | ・色々と擬似体験する事で食材やキッチンに興味を持てる。 |
デメリット | ・やや高価 ・置き場所に困る |
我が家の娘も遊び終わって、親戚に譲りましたが、親戚のお子さんが非常に喜んでいた事を覚えています。
シルバニアファミリーで建築やインテリア等の興味拡大へ
こちらも女子のど定番。
我が家のママの実家は、昔、遊んだシルバニアファミリーの大きな家を取っておいてあったのでそれで娘も遊んでました。
いろんな動物がいつつ、どちらかというと部屋のレイアウトだとかをいじれるので楽しそうです。
シルバニアファミリー | |
メリット | ・仮想的に家のレイアウトを自分で決めて、想像性を高められる。 |
デメリット | ・やや高価 |
将棋/オセロゲームで戦略的な思考力を訓練しよう!
将棋やオセロは男女問わず、押せます。
我が家では、両方持ってますが、地味に今でもこれで遊んでます。息を長く遊べるのも良いところ。
特に将棋は先読み力が付くのでぜひ、お勧めしたい遊びです。男の子も女の子も両方楽しめます。
将棋 | オセロ | |
メリット | ・各駒の動きを理解する事で複雑なルールを幼少期から学べる。 ・戦略/戦術が多数あるので賢くなる。 | ・ルールが単純で誰でもやりやすい。 ・戦略/戦術が多数あるので賢くなる。 |
デメリット | ー(特になし) | ー(特になし) |
中学受験時期も休憩とかの時間に家でよく将棋などやりました。
息抜きついででも遊べるし、頭を使う遊びなので健全です。押せますね。
ファミリーコンピューター・ゲームは出来る限り、触れずに・・・
ファミリーコンピューター・ゲームは賛否両論あります。
基本的に購入しなくて済むなら、購入しないことをお勧めします。
我が家はずっと買わなかったですが、結局、どうしてもスーパーマリオがやりたい、ということで購入しました。
そもそもゲームソフトは数えるくらいしか持ってません。
ファミリーコンピューター・ゲーム | |
メリット | ー(特になし) |
デメリット | ・視力の低下を招く。 ・ゲームを極めても特に利点がない。 ・お金が掛かる。 ・ゲーム時間の規制が難しい/歯止めが効き難い。 |
児童書/漫画で読解力を得よう!
我が家では幼少期はほとんど漫画を買っていません。
公文をやっていたので文章を読む癖が付いていたこともあり、児童書を読むことが多かったです。
特にマジックツリーハウスはたくさん買いました。
漫画を買うなら、日本の歴史や伝記の漫画は買った方が良いと思いますが、小2以上じゃないとちょっと難しいかもしれません。
我が家は以下、両方とも購入しています。
児童書や漫画で文章の読み慣れ、読解力など学ぶものも結構あります。
児童書 | 漫画 | |
メリット | ・文章の読み慣れ ・漢字を覚えられる。 | ・日本の歴史など有用な漫画は中学受験で役立つ知識になる。 |
デメリット | ー(特になし) | ー(特になし) |
こども新聞で時事ニュースを身近にしよう!
子供向けの新聞というのが世の中、存在します。
子供用なので4コマ漫画や子ども向けファッション、そして時事ニュースということでバランス良く記載されています。
現在、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞の3社が子ども向けの新聞を発行していますが、違いは以下の通り。
読売KoDoMo新聞 | 朝日小学生新聞 | 毎日小学生新聞 | |
発行間隔 | 週刊 | 日刊 | 日刊 |
月額コスト | 月額550円 | 月額1,760円 | 月額1,430円 |
ページ数 | 20ページ | 8ページ | 8ページ |
特長 | ・発行部数ダントツ1位。 ・学習ページが四谷大塚監修。 ・ほぼワンコインというリーズナブル価格 | ・中学受験対策ツールとして口コミの評価が高い。 ・中学受験で出題されやすい内容が多い。(小学校高学年向け) | ・池上彰さんのニュース解説が人気。 ・大人でも魅力的に感じるコンテンツが多く、親子で楽しめる。 |
結論としては、小学校低学年で徐々にニュースなどに触れることが可能な週刊の読売KoDoMo新聞がオススメです。
時事ニュースや中学受験の過去問題をイラスト付きで見やすく子供用の新聞として発刊されている新聞です。
週刊で気楽に暇な時に読める読売KoDoMo新聞はリーズナブルで月額550円で我が家の息子/娘は今も読んでます。
小学校2年生以上でニュースなどに触れることが好きな子供は日刊の朝日小学生新聞がお勧めです。
日刊で毎日いろんな記事を読める朝日小学生新聞ははやや高めですが月額1,760円です。
いずれにせよ、新聞を読むことは良いことなので、もし、興味あればぜひ、試しに取ってみる事をオススメします。
こども新聞 | |
メリット | ・時事ニュースを理解出来る。 ・いろんな知識が増える。 |
デメリット | ・月額でお金が掛かる。 |
TV(ドラマ、NHK)は最小限に
我が家では昔から「ダーウィンが来た!」をよく見ています。
ドラマなどもそこそこに見てましたね。まあ、物語を理解するという意味で良いのかも。
但し、以下に記載の通り、親がきちんとコントロールして、見ていないとだらだらするく癖も付くので良くないです。気をつけましょう。一度、癖がつくと直すの大変ですので。
テレビ | |
メリット | ・知識系の番組を見ると学びに繋がる。 ・ニュースを見ることで時事を理解出来る。 |
デメリット | ・時間を決めて制限しないとダメ。 ・だらだら見る癖をつけたらダメ。 |
[関連記事]
戦略48)必見!受験ママの伴走テクニック 〜勉強の教え方(努力)編〜
YouTubeも最小限に
基本的に見せないようにしたいところです。
YouTubeは際限がないので、中学受験終了後にスマートフォンを購入した後に徐々に慣れていけば良いと思います。
我が家の場合、私の仕事上、iPhone、iPad、MAC bookなどAppleまみれでYouTubeが見れる端末をたくさん持っていたこともあり、小さい頃から見ていましたがその度に我が家のママが怒り狂ってました。
YouTube | |
メリット | ・学びに役立つ動画もある。 |
デメリット | ・意味のないバズった動画で喜んで見ていると非効率的な時間となる。 ・中学生から覚えても人生になんら影響ない。 |
きちんと一定基準を持って色々と役立つものを購入しましょう!
幼少期、低学年の時代は、とにかくいろんな環境で体験することで身体も頭も刺激されます。
1つのものというよりいろんなもので遊ぶことが大事だと思います。
出来る限り、創造性が増すものや知識や理解が深まるもの、戦略・戦術による思考力が付くと思えるゲームを率先して遊びの中に取り込むことで自然と知恵や賢さがUpすると思います。
ゲームを与えるのは子供自身が欲するケースもありますが、ご家庭で保護者が誘導することで実現するパターンもあります。
ぜひ、子供達がより賢く育つようにご家庭で導いて頂ければ中学受験を行う準備段階としてもより良いスタートが切れるのではないか、と思います。
メイン塾の補助的な位置付けで総復習/補強の為に
最後に本記事とは直接関係ない宣伝となりますが、現在、中学受験真っ只中の方向けの話です。
日々、塾の勉強をしていく中で不明点があったり、弱い分野というものがあると思います。
先生にも聞けない照れ屋な子供もたくさんいます。
そんな時に自宅で解らない科目・分野別に動画で復習を手軽に出来る手段があります。
それがスタディ・サプリです。
スタディサプリについて我が家は主にメイン塾の補助的な位置付けで特にコロナ禍での自宅学習時によく活用しました。
更に小・中・高のコンテンツが全て見れるのも凄いです!
こちらに何が凄いのかの特集記事も書いてます!ぜひ、ご検討を!
コメント