戦略70)中学受験の失敗談 〜志望校の選定編〜

志望校の選び方
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中学受験において「どこの学校を目標とするか」は非常に重要なテーマになります。志望する学校によって出会う先生/友達は異なってきますし、その子の人格形成においても多大に影響を与えます

今回は志望校の選定に当たって、これはやらない方が良いという失敗談を通じて、ぜひ、みなさんの中学受験においてもお役立ち出来ればと思います。

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学校説明会へ行く前に文化祭を見に行く

この方法についてオススメしません。

時間の関係上、しょうがないというケースもあろうかと思いますが、我が家はこの方法で失敗した経験があります。

息子が小4になりたてで5月頃になんとなく、学校巡りを開始し始めたタイミングで我が家から電車で割と近いところで文化祭をやってる学校がありました。

まずは見てみよう、という事で行ってきたのですが、施設も綺麗で生徒も礼儀正しく、一生懸命で真面目な感じで非常に印象が良かったのです。息子もココが良いみたいな感じでいきなり最初に行った学校で第一志望で良いんじゃないかみたいな雰囲気になりました。

その後、他の学校説明会や他文化祭も見て他候補もありましたが、やはりアノ学校の方が良いのかな、と思ってました。

最初の印象が良いと凄く記憶に残るんですよね

そして、予約してその学校の説明会に初めて秋頃に参加してみました。すると、学校の校長先生の話がかなり進学実績と直球では言いませんがお金が掛かりそうな話ばかりで、うーん、なんだかイメージと違うな、と

また学校案内をしてくれるという事で案内は先生と思いきや、PTA/在校生の保護者の方々がするとの説明があり、なんだかキラキラした宝石を身にまとい、高級そうなファッションでお上品に誘導してくれる一団が見えます

うーん、そこは別にお坊ちゃん学校でもないのですが偏差値が非常に高い学校なので富裕層が寄り集まってしまったのか、かなり成金な学校というように印象がガラリと変わりました。。。

我が家のママもあそこの人たちとは仲良くなるイメージが持てない、と。

教訓としては、文化祭も確かに大事なのですがやはり学校説明会を聞いた上でイベントに参加した方が良いな、と思います

がっかり感が半端なかったし、子供は小4くらいまではずーっとアノ学校が良いと言い続けてました

なお、他学校説明会で良いと思ったところをピックアップし、その上で子供を連れてイベント参加し、徐々に子供もそっちの方が良いという感じで(まあ、一種の洗脳ですね。)気持ちが寄って行って、小5になる頃にはその学校の話は言わなくなりましたが。。。

文化祭だけでは教育方針や先生方の指導の仕方とかコスト、そして、保護者がどんな人が集まってくるか、は分からないものです。

子供がその気になっちゃう前に一度、親だけで学校説明会を聞いて、判断をしたあとに連れて行く形がベストだと思います。

第一志望校にこだわる。それ以外の学校に興味なし。

我が家の学校の友達について、その子供は行きたい学校を2校のみに絞っており、どちらも超難関中学でした。

本人の持ち偏差値もその超難関校とほぼ同等の水準であり、順当に行けば問題なく合格出来るラインに居ました

最終的に難関中学を最悪の押さえとして2/1のみ合格を握っていましたが、2/2、3について、まさかの本命校を落としてしまい、2/4も再チャレンジできる学校でもう一度受験しました

本当なら、さらに2/5に相応となる超難関校もあったのですがそもそもそこまでもつれ込むことをご家庭で想定していなかったため、非常にあたふたしておりました。

折角なので2/5についてある学校を受験した方が良いと伝えましたが、学校説明会や過去問対策も出来ていないので今更、かなり厳しい、と。

結局、その子は2/5は受験はせずで2/1の安全校しか合格出来ませんでした。

そのご家庭の子供は学校でも超優秀でしたので非常にショッキングで受験後、1週間近くその子供の母親が体調不良となりました

運の良いことに2/11に繰り上がり合格の連絡が来て、本命校の1角に入学することが最終的に決定し、安全校への入学金やその他の振込、そして、繰り上がり合格で入学する学校の支払いということで100万円近く飛んでしまったようですが、そのご家庭は泣いて喜んだそうです

これはギリギリなんとかしのげたパターンですが、そもそも学校の絞り込みが足りてないので非常にナーバスになり、我が家とも仲の良いご家庭だったので見てるこちらもハラハラしました。

第一志望校にこだわるというのはある意味で良い事なのですが、第二希望校、第三希望校、そして、最悪、行くことも視野に入れた第四希望校、第五希望校、そして、第三希望校以下の合格しか握れていないタイミングで2/3,4,5にチャレンジを視野に入れたジョーカーとなる志望校という感じで個人的な推奨は6校を選んだ方が良いです。

ちなみにこの志望校の偏差値は小学校6年の秋までに6校という意味合いになります。当然、偏差値も小学校6年秋時点を視野に入れる必要があります

志望校優先順位偏差値や基準
第一希望校憧れの学校。目標とする学校。偏差値+5〜7
第二希望校この学校に行ければ御の字な第一希望群。偏差値+3〜5
第三希望校出来れば、第一希望群が不合格でもここの学校には行きたい。偏差値±0〜-3
第四希望校、第五希望校ワーストケースを視野に入れた場合で入学しても良いと思える学校。偏差値-3〜-10
ジョーカー第三希望以下の合格のみ握れていて最後のチャンスとして2/3,4,5でチャレンジ出来る学校。偏差値+3〜7

これを6校の基準に沿って学校選択するには小学校4年〜6年の3年間で「学校の教育方針(学校そのものへの共感)」「学校選定における目指す偏差値帯」の2点を軸に幅広く検討の上、ピックアップする必要があります

常に変動する偏差値を見つめながら目標を定めるというのは偏差値変動が大きい子供は大変かもしれませんがこの目標とする学校が難度が高過ぎるとかバランスよくピックアップ出来ていない場合、このサイトで唱えている戦略的な受験は出来ないです。

というのも実際に中学受験では、1月のお試し校、2/1,2,3,4,5と1日1回受験すると仮定した場合も計6校受けることになります。もちろん、午後入試をするとなるとさらに増えます。

よって、6校を選択するということは入試における日程等のプランを検討するにしても必須の事柄になってきます。

同じ学校を2回、3回受けれる場合もあるかと思いますが、その場合においてキーとなる学校について受験直前でやはり偏差値が足りず、リスクが高いといった場合、ワーストシナリオとして別の学校を検討しなくてはなりません。

悔いのない入試日程を組み立てたい方はぜひ、上記の基準に見合う6校を小6の秋までにピックアップしましょう。

学校や塾友の友達がいるから一緒の学校を選ぶ

たまに話を聞くのですが一緒に目指しても両方合格するかどうかは分かりません

また小学校の友達がずーっと中学・高校と友達というケースもあるかもしれませんが、それは稀です。

より優れた刺激的な友人に出会うことは大いに有り得ますので「身近な気の合う友達と一緒の学校へ」というのはあまり意味がないです。

モチベーションの1つとして目指すというならば良いと思います「自分の知っている友達がいなくても子供自身が行きたい」と思える学校を選択しないと最終的に友達のいる/いないを価値基準として幼稚な選定でしかその子供自身も見えなくなるリスクがあります。

視野も狭くなりますし、デメリットの方が多いので友達に左右されず、ご家庭で軸を持って学校選定をした方が良いです。

学校見学/学校説明会について、車で行く、もしくは送り迎えしてもらって行く

学校説明会で話を聞く以外に子供自身が6年間通うことになるので、その駅の様子や街中、そして駅から遠い、近い、坂がものすごいとか、知り得る情報がたくさんあります

学校の説明や印象とは別に通学の面において、駅から徒歩で思った以上に遠過ぎて嫌だとかという学校もあろうかと思います。

我が家の周りの事例で言いますとご自宅がお婆ちゃんとかお爺ちゃんの家に近いご家庭にてママと子供を送り迎えして、学校見学等をしていた方がいました

一人っ子のご家庭に多いようでした。。。(個人的には驚き以外ないのですが。。)

それだとどんなに良い学校でも遠過ぎて通うのが大変そう、とか。坂道ばかりで夏は厳しそうというような生な感覚を持てなくなります。(学校のチェックという観点でインパクト半減といったイメージです)

いつも車で送り迎えしてもらって通うわけにも行かないので車で行くこと自体が意味ありません。意外にこのようなご家庭が多いのが驚きだったので記載させて頂きましたがそれは止めましょう。

車での送り迎えは優しさあってのことと思いますが、過保護ってものでしょう。
(志望校を選定することが目的だとするとドアtoドアでの行き来含めてトータルチェックをすべきかと思います。)

出来る限り、偏差値の良い学校へ行きたい

はい。気持ちは分かります。なお、偏差値だけで学校を見てると入った後に苦労するリスクがあります

中高一貫校には様々な種類の学校があります。理系の進学率が高い学校、逆に文系の進学率が高い学校、付属校でも文系学部は充実しているけれど理系学部があまりない学校など。

サピックスの中学受験ガイドを見ると内訳がほとんど載っているので、非常に参考になります。ぜひ、一度みて見た方が良いです。ガイドでは過去3年の合格大学実績や理系/文系の内訳、授業料などの情報が載っています。それと各ご家庭の志向と照らし合わせて、偏差値以外で自分の子供の将来を考えた場合にその子供が幸せになりそうか、を検討することは意味があるはずです。

「付属校に絶対入れたい」と思って入学したが、子供はバリバリの理系で外部受験しなくてはならない、とか。(何のために付属校入れたのか、その意義が薄れますね。

「どうしてもXXX中学に入れたい(理数系を得意とする学校)」と思って入学したが、自分の子供は文系人間で実験ばかりの学校のスタイルが合わない、とか。(すでに中学受験の科目の偏差値見れば、おおよそ見当付きますよね、どっちが得意な方なのか。

偏差値だけでなく、その子供の特性と学校の特性をきちんと理解した上で志望校の選定をしないと入ってから可愛い自分の子供が苦労することになろうかと思います。(そうなりたくないですよね??)

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我が家の子供が通っている学校は理系の集団が寄り集まったといったところです

入学式の話を過去に記事に記載した中であえて触れませんでしたが、非常に理数系ならではの話をいろんな方がしていました

ここは6年後に東大や医学部に入学する人が多いので、そっち系なのね。と改めて感じていました。また、学校のカリキュラムも化学とか生物というような教科とは別に”理科実験”という授業枠が別で存在します。とにかく実験させます。レポートの提出要求も多いです。この学校で超文系の子が来たら、相当苦痛だろうな、と思います。

我が家の子供の塾友は栄光学園浅野中学を両方合格していましたがサッカーのクラブチームにも所属している中で「歩いて通える」という理由で、栄光学園ではなく、浅野中学に入学しましたクラブチームの練習が結構、連日でタフなので体の負担が少ない学校で栄光学園よりも若干、偏差値や実績が落ちますが、そこは本人次第という割り切りでの選択をされています。

偏差値だけでなく「何を軸に学校へ期待するのか」が非常に重要だと思いますので、ご家庭でよく議論された方が良いと思います。

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